
新型コロナウイルスは、なんとも大変なことになってきましたね。
明日(1月21日(金))からは1都16県に拡大されるそうで、私が住む静岡県だってもう時間の問題なようです
。
こんな時期に報告するのは、いささか不適切で心苦しいのですが、先日1月16日(日)に妹夫婦と1泊で修善寺に行って参りました。
ひとり住まいの兄を心配してLineや電話を頻繁にくれる妹ですが、ずっと訪ねることができなくて放ったらかしでごめんなさいと、わざわざ東京から来てくれました。
もちろんできる限りの注意を払って行動しました。妹の旦那様は前日に抗原検査を受けて陰性を確認したという念の入れようです。
それでも1週間遅れたら、さすがに出かけなかった気がします。滑り込みでの旅行でしたが、報告をご容赦いただければ幸いです。

妹夫婦の愛車はメルセデル・ベンツ CLS400シューティングブレーク。
今回はこれに乗せていただいて、アスパラは助手席を楽しませていただきました。
宿のセットもクルマもすべてお任せで、まったく気楽なものです。

お宿は「柳生の庄」。妹はずっと前に友人達と泊まったことがあるそうですし、旦那様のご両親もなんとお正月に逗留されたことがあったそうですが、アスパラは初めてです。

お部屋は「九重」
妹旦那様は、HPできちんとチェックした上に宿に電話で細部を確認するという入念さで、まことに完璧な設定をしていただきました。
こちらは本間。コロナ対策で部屋での食事用にテーブルが置いてあります。

こちらは次の間にある床の間です。
正月らしく設えてあります。
部屋に入ったときから満足感が高いです。

14時に早々とチェックイン。
しっかりお宿を楽しみましたが、近くの修禅寺までお散歩にも行きました。
妹旦那様は、風呂上がりのビールを仕入れようと一生懸命コンビニを探したのですが、修善寺温泉にコンビニというものは存在しませんでした。
【風呂】

「武蔵の湯」 (柳生の庄HPより)
散歩から帰れば、さっそく風呂に向かいます。
こちらは大風呂の「武蔵の湯」。お庭の中に広々と池のような湯船があり、流れ落ちる滝を眺めながらゆっくり入ります。
大風呂はもうひとつ「つうの湯」がありますが、午前0時に男湯・女湯が入れ替わるということで、こちらには次の朝に入りました。

九重 部屋風呂 (柳生の庄HPより)
こちらは部屋のお風呂で半露天風呂で、いつも温かいお湯が満々と入っているという贅沢さです。
アスパラは朝起きてすぐに入りましたが、その気持ちよさはなんとも表現できません。

さて、風呂上がりのビールを楽しみましょう。
散歩中に入手できませんでしたが、そんなことは問題ありません。
部屋から電話を入れたら、しっかり冷えた生ビールがうやうやしく運ばれてきました。
【夕食】

さて、いよいよ準備万端で晩飯に挑みます。
この先は、備忘録として延々と料理写真が続きますので、興味のない方はどうぞスルーして下さい。

柳生の庄 睦月献立
ずら~っと並んでいます。

初献 濁り酒
坐附 胡麻豆腐、蟹、生姜、割煎酒

坪 嵯峨竹の子、友穂あん、白身素揚げ、木の芽
白身素揚げと友穂あんが、なんともおいしいです。

羹 聖護院蕪すり流し、雲丹真丈、プチベール、霰柚子
和食の神髄はなんと言っても椀物の汁です。うっとりしました。

造里 本鮪、白身、牡丹海老、本山葵、妻もの
土佐醤油、沖縄海塩
「お醤油かお塩はお好みですが、お塩をお奨めします」とのことで、
アスパラは全部お塩でいただきました。

中皿 和牛ヒレステーキ
馬鈴薯、南瓜、椎茸、芽甘藍
大根おろし、山葵、柚子割醤油、戸田塩
こちらも、お醤油は使わず戸田塩にしました。
同じお塩でも、先ほどの沖縄海塩と戸田塩はまったく違う味です。

箸休 菜花芥子浸し、唐墨和え、車海老、焼帆立

焼物 鰤照り焼、焼葱、鬼おろし、大葉
鰤をいただくと正月を迎えた気がします。

御飯 駿河飯、金目鯛、ちりめんじゃこ、桜海老、蕪菜
これもおいしかったです。
桜海老と金目鯛とちりめんじゃこが、いい具合に口の中で主張し合います。

留椀 赤出汁、生海苔、里芋、粉山椒
香物 胡瓜糠漬、千枚漬、長芋土佐酢漬
漬け物が嫌いなアスパラですから、漬け物はそのまま妹旦那様に差し上げました。

彩物 クラウンメロン、伊豆苺
甘味 わらび餅、黒みつ、きな粉
これにて完了です。
十分に堪能いたしましたが、お馴染みさんから量が多すぎるというご意見が多く、一時より二品くらい減っていると仲居さんはご不満でした。でもアスパラには、これでもう十二分です。
独り者になって一番不便に感じるのは、こういう食事ができなくなったことで、今回妹夫婦が一緒に行ってくれて、贅沢料理をゆっくり楽しめたのは、アスパラにとって何よりありがたいことでした。
【朝食】
妹夫婦が本間に、アスパラが次の間に寝ましたが、広々としたお部屋でゆっくり休めました。
妹旦那様は、朝早くから宿の近くをジョギングするという元気さで、帰ってきてから部屋の風呂やら大風呂やらを、みんながそれぞれに楽しんでいよいよ朝食です。

これが朝食メニューです。
ご説明は簡単に全体写真で済ますつもりでしたが、それぞれにおいしかったので、やはり個別に記録してしまいました。
もう少しおつき合い下さい。

伊豆なのり 削り節
この「なのり」というのがとてもおいしかったです。
ぜひみやげに買って帰ると、みやげ物屋を探し歩きました。

飛竜頭含ませ 絹さや

鮪ぬた、若布、紅たで

煮麺、たたみいわし、葱、七味
妹旦那様の好物たたみいわしが載っていました。
温かくて胃に優しくて、とてもグッドです。

茶碗蒸し 海老、鶏肉、椎茸、銀杏

法蓮草胡麻和え

伊豆鯵干物、山葵漬
最後に出た自家製シャーペットは宿自慢でとても美味しかったのですが、写真を撮り忘れました。

帰りがけに玄関脇からお庭をちょっと覗きました。
いい雰囲気です。

恒例により、仲居さんと一緒に記念写真。
大変お世話になりました。なにからかなにまで行き届いていて、すこぶる快適に過ごすことができました。
久~し振りの大贅沢ですが、とても満足できました。
すべてを段取りしてくれた妹旦那様には大感謝です。
朝食に出た「なのり」を探し回ります。
仲居さんは、伊豆中央道沿いの「めんたいパーク」近くにありそうだとパンフレットをくれましたが、「めんたいパーク」でも隣の「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」でも、さらに隣の「わさびミュージアム」でも見つかりませんでした。
それならと、うちの近所清水町の沼津卸商団地にある「食遊市場」に連れて行きましたが、なんとここが大はまりです。
「新鮮なものが一杯ある!」「東京の半値だ!」と妹のみならず、旦那様までのめりこんで大量に買いまくります。
さらに八百屋では、会計しようとしたらレジの横に「なのり」があるという幸運です。
シューティングブレークに、野菜や魚を満載して東京に帰っていき、そのまま娘の家やら友人の家やらに配り歩いたようです。

昨日も「今晩は伊豆思い出ご飯にしました。清水町の市場は最高でした‼️」とメールが届きました。

「駿河ご飯も上手にできました。金目鯛も鯵も本当に安くて美味しかったわ💕」
と、大変ご満悦です。
こんな時期でしたが、とても楽しい旅行ができました。
兄が不自由な生活をしているだろうと心を砕いてくれた妹夫婦ですが、案外快適に生活していると安心してくれました。それでもありがたく、大変感謝しています。
すみません。長々とした報告になりました。
Posted at 2022/01/20 23:10:46 | |
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