『コンコン』
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「ふぁ~ーい」 (σ_-) .。o○
眠い目をこすりながら返事をする男
「おはようございます♪*:・'(*⌒―⌒*))) スペシャルスマイル」
今朝も素晴らしい笑顔でおこされる
「おはようございます・・」(ρ_・) と返事をする男
携帯を覗くと5時だ
今朝はさらに早い
「ごめんなさいね 満床なんで・・・」
決まった時間帯に全皆患者さんのチェックを行わなければならない
やはり大変なお仕事だ
体温、血圧、血中酸素を測定される
今朝も問題はない
今日も二度寝をする男
「ガタガタ!」
お隣の住人が行動をおこす
そう 昨日から二人部屋に移った男
隣の住人は七十後半の男性だ
人当たりもよさそうな、優しい感じの人だ
実際、優しくて感じが良い
ただ・・・
おしゃべりが大好きである
話しはじめると最低30分は止まらない
しかも・・・
同じ話題だ orz
目ではパソコンで仕事をし、左耳(イヤホン)でテレビを聞き、右耳でおじさんの話を聞き、口でおじさんの話しに相づちをうつ
器用な男だ
朝食を済ませ、またパソコンに向かう男
『コンコン』
「こんにちは~(笑」
女性看護師が幅10センチくらいのコロコロクリーナーを持って表れる
「『とど@』さん いいですかぁ~(笑」
「えっ 今からですか?」
「はい 今らです♪」 といってカーテンを閉める
二人っきりの空間だ
男は心の準備ができていなかった
『ヴぃ~~~~ん』
部屋にひびくバリカンの音
男は下半身丸出しで、女性看護師と世間話をしていた
「これで終わりですね♪」
バリカンのあと、コロコロクリーナーで下半身を「コロコロ」される
施設によっては自分で剃らないといけないらしい
どっちがいいのか?
そりゃやっぱ ねぇ♪(*^^*)
今日は検査本番当日だ
朝食以降 飲み食い禁止である
まぁ ベッドの上でパソコンしているだけだからあまりお腹も減らないし、ダイエットで多少の空腹は気にならなくなっていた
男の順番は5番目・14時の予定だった
こんな日にかぎって部屋には実習の高校生、ベッド修理の業者、男の父親といろいろな人がやってくる
「コンコン」の音がするたび 「来たか!」と緊張が走る
けっきょく男が呼ばれたは15時過ぎだった
部屋で術着に着替える男
周りには看護師さんがスタンバイしている
みなの前で「すっぽんぽん」になる
そして自らストレッチャーに乗り込む
部屋を出る前に血糖値を測定
数値は「75」 一般成人の空腹時の値としてはふつうである
ただこの男にとっては「低血糖」である
大丈夫なのか?
オペ室にはいる
ドクターが一人、女性看護師が6名ほどにこやかに会話をしてた
男はストレッチャーからオペ台にうつる
いろいろ準備が整う中、部屋の空気も緊迫感が増していった
オペは50分ほどで終了
終了後、オペ台からストレッチャーに「いち、にの、さん!」 で移される
今回は6人であった
7月のときは8人がかりだった
ストレッチャーで部屋に戻る男
本当の闘いはこれからである
そう5時間動けなのだ
1~2時間はなんとかなるが、それ以降になると腰や背中が痛くなる
それでも寝返りは厳禁だ
テレビを見ていても痛くて集中できないし、面白くない
まぁ 後半のテレビが「秘密のケンミンショー」だったのがせめてもの救いか
やがてドクターが看護師連れてあらわれた
術着をばぁ~っとひろげ傷口、血圧などを確認する
「はいOKですよ♪」
男は乗り切ったのである
そして ようやく
晩御飯にありつけたのであった
結果は明日、主治医から話がある
その結果で明日退院できるかもしれない
結果が良ければの話だが・・・
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・
あれ?
現場監督はどうなったんだ?
あすは「監督」できるのか?
つづく・・・
Posted at 2015/01/22 23:15:37 | |
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