大衆演劇　　劇団炎舞

大衆演芸場　弁天座に今月も行きました。母を連れて。
土日の雨の日を狙っていたところ、今日雨の予報なので昨日決定。



２月の舞台は　橘　炎鷹（えんおう）座長が率いる「劇団　炎舞」です。



１１時に着こうと思ったのですが、女房殿をイオンの抽選のために郡山イオンモールに連れて行ったら長蛇の列で長引き、出発が１５分遅れました。そのせいで１１時１５分頃弁天座着。

いつものお決まりで先ず弁当。いつものやつです。

１２時開演です。ところが今日の公演は先ずお芝居でスタート。変則的ですが、これもあり。

お芝居のタイトルは「男涙のいばら道」という人情喜劇。

時は江戸時代、の　とある村。
新しい役人が税を厳しく取り立てるので困った村長（むらおさ）が、村を通る凶状持ちらしい人物を一晩飲み食いさせて恩を売り、その義理で役人殺しを迫ります。が、２人に裏切られますが、最初の頼りない股旅者に最後に救われると言うコメディです。

舞台装置の入れ替えが４回あり、役者さんたちもよくこなれてかなり力の入った芝居です。なかなか笑えました。座長の３枚目ぶりが堂に入っています。お芝居中の写真は禁止なので無しです。

お芝居後の座長ほか出演の皆さんのご挨拶です。




その後休憩を挟んで１時4５分からグランドショー。本日は「円鷹祭り」と称して座長　橘炎鷹が獅子奮迅の大活躍です。

先ずソロの踊り。



雪女・・・ではありません。「鶴の恩返し」です。

それが終わったら何と舞台の上で衣装替え。その間、橘光鷹さんの踊りがカバー。



橘　鷹勝さん、橘　鷹志さんも加わります。



１曲で着替え終了。又座長のソロが。



続いて橘あかりさんのソロの踊り。昨日が１４歳の誕生日と！！　美しい！　かわいい！





ウットリしてしまいます。

続いて座長の緋牡丹お竜の立ち回りです。



かつての藤純子さんに似て・・・・なーい。（笑

ところがこれが一段落するとびっくり。座長、何を思ったか着物を脱ぐと、下は・・・・・



このまま、又衣装替え。その間は他の人が踊りを。



ほぼ完成？



又、座長のソロ。



次は橘そらりさんのソロ。幾つなんだろう？あかりさんの妹だろうから、13？12？11？



それにしてもキュート・・・ですねえ。



余に可愛いからどこかのおじさんが御捻りを。



続いて又座長のソロ。



これが終わって又衣装替えですが、今度は化粧まで替えるようです。どうやら女形から男へ。



ほぼ完成に。凛々しくなってきました。



出来上がり。



この後も男役（？）で何と６回衣装替えしながら座長のソロが。


いよいよラストショー。今日の出し物は「高田の馬場の決闘」です。

中山（堀部）安兵衛が叔父からの手紙を読み、高田馬場に急ぐ場面です。



将来の妻となる堀部ほりが、自分の扱帯を貸しこれを襷にする名場面。



約10分弱の劇の間、三波春夫の「元禄桜吹雪　決闘高田の馬場」の名調子に乗ってテンポよく進んで非常に出来のよい劇でした。正にフィナーレをかざるに相応しいものでした。

最後の座長の挨拶も満足げです。



人気のある劇団なのか、今日のお客さんの入りも9割近く皆さん大盛り上がりでした。

私の母も満足した様子でした。それが一番私にはうれしかったです。
母は昭和３年生まれで、終戦後の2～３年間地元の青年団で劇活動をしてたそうです。テレビなど無い時代で結構田舎の人に受けてたようです。言はば束の間の楽しい青春時代が甦るようで、弁天座に来るのを楽しみにしています。