江戸川乱歩の生家と能楽発祥の地・・・名張のいいとこ

名張市は、三重県に属していますが、
大阪府名張市などと言う人もいて、
大阪や奈良と密接な関係があります。

名張市の有名な観光地では、赤目四十八滝、青蓮寺湖や香落渓は関西でよく知られ、訪れる人も多いです。

私もよく行きます。

本日はそんな名張市のトレビアな、或いはマニアックな名所をご紹介します。

まず、日本の推理小説家の大家、江戸川乱歩が三重県名張市出身と言うことを知る人は少ないのでないでしょうか？何となく江戸川とくると東京出身？と、思ってしまいますね。

勿論、江戸川乱歩はアメリカの推理小説家「エドガー　アラン　ポー」を真似てるのですね。

その生家を訪ねます。私は約15年ぶりくらいでしょうか？2度目です。

江戸川乱歩は1894年、日清戦争がはじまった年、此処名張市（当時は名張郡名張町）で誕生します。ところが父親の仕事の関係で翌年には亀山市（当時は亀山町）に転居します。その後も転居を重ねますが、早稲田を卒業、文壇の大家となります。

今回はまず、近鉄名張駅に行きました。


ここを起点に名張中学校をすぎ、名張小学校で左折、南西に向かい突き当たりを右折すると桝田医院さんに出ます。本日は幸いなことに？お休みでした。なので失礼してその前のお客様用駐車場を一時・・・。


この敷地の右隅に「江戸川乱歩先生生誕の地」の石碑があります。


でも本当の生家跡はこの裏手（北側）にあるのです。よってクルマをそちらに。

少し見難い看板ですが、あと30ｍと。しかし道幅が1.5ｍ程度でクルマは到底通れません。よって徒歩で。　トホホ・・・？

程なく左手に「江戸川乱歩生誕地碑広場」なるものが。実はこの広場は前回来たときはありませんでした。最近できたものでしょうね。


そして道の反対側に石碑が。ここにA6君が来れない事は承知していましたので、これを。（笑


でも本当の「生誕の地の碑」はこれなのです。これも当初の場所より移動しています。




この場所を終え、ここから少し南下して国道165号線に出て伊勢方面に走ります。約10分程度で小波田の交差点に着きますので右折するとすぐにこの看板が。


此処は能楽の創始者、観阿弥が最初に座を作った場所と言われています。




観阿弥はその出自については諸説ありますが、伊賀の出身で（あの忍者の服部氏の縁者との説も）、最初は当時の主流芸能であった猿(申）楽をやりますが、やがて息子の世阿弥とともに能を創始し、夫人の出身地であった当地で一座（観世座）を旗揚げし、やがて京に昇り当時の足利将軍に認められるようになります。

その碑です。当然後世の作品ですが。


能舞台です。毎年8月に此処で夏能が催され、11月の第一日曜日には観阿弥祭りが催されます。



帰りに小腹がすいたので名張市内のコメダ珈琲で、


モーニングとシロノワールを。

シロノワールは熱々のパンと冷え冷えのソフトクリームが絶妙のバランスで美味しかったです。
（＾＾）