故郷のGW第２弾。　内子町五十崎の大凧合戦！

5月5日、こどもの日ですが、内子町民にとってこの日は一年で一番楽しい日かもしれません。

それは五十崎の凧合戦の日だからです。

内子町は平成１７年に周辺の五十崎（いかざき）町、小田町と合併して”新生”内子町となりました。

その旧五十崎町に４００年続いている伝統行事に「凧合戦」があります。

これは合併前からも周辺の市町村でも有名で、大勢の見物客が集まっていました。

合戦と言うからには戦いがあるのですが、それはタコ糸をお互いに切リ合うというもの。

なかなかに勇猛な戦いです。

私も子供のころはよく行っていましたが、故郷を離れてからは行っていませんでした。

本日、４０数年ぶりに行ってきました。


１１時頃実家を出発して約１５分。

天神小学校の臨時駐車場にA6君を停めて旧五十崎町内を歩いて会場の豊秋河原に向かいます。

途中の街中に、おお！

Audi Q2？

すると隣に、
BMW。でも倉敷ナンバー。

会場に着きました。今日の豊秋橋は歩行者天国。


露店も沢山あります。今日は暑いので冷たいものが人気です。


会場では凧踊りの真っ最中。蛸踊りではありません。

凧と揚げ手の２名が組んで、お囃子の調子に合わせて凧を揚げる様子を面白おかしく踊るというもの。



なかなかユーモラスでしたよ。

１２時ちょうど。１００畳大凧あげです。横１２m、縦14ｍ、重さ170ｋｇの凧を上げます。

今クレーンで少しずつ上に吊し上げています。


凧の引手、約１００人は風の向きに合わせて風上に移動。


凧は地上から離れました。


十分上がった時、合図とともにクレーンから離され、人間の引手に引っ張られて揚がります。


揚力を受けて、


今度は左斜め前からの風を受けてくるりと方向を変えて、


再び高く舞い上がります。


引手が川の中に入ってしまったので引けなくなって、失速。


やがて地上に。

飛行時間約２５秒。大成功です。


次に出世大凧揚げです。

この日初節句を迎えた町内のこども１５０名の名前を書いた凧５統を競うように空高く揚げます。
子供たちの健やかな成長を願って。





トラックが何かを運んできました。



太鼓です。大凧出世太鼓の演奏です。





午後１時からメーンイベントの大凧合戦です。

凧を下ろして合図を待ちます。


合図とともに走って凧に揚力を与え、揚げます。
　



凧合戦という凧のけんかはこうです。

凧の糸の途中に「ががり」という刃物を仕込んだ金属を入れて、相手の凧の糸に絡ませ、強く引いて切ってしまいます。落とした凧の数で競うのです。落とされてもまた繋げば再戦出来ます。


激しく争っています。


左上の凧は糸を切られ、遊泳中です。


切られた糸を繋ぎ中。


凧揚げに必要なのは、風。吹かないときは待ちます。


吹いてきた！




会場外に飛んで出ることも。



戦いは続きます。




この行事は愛媛県でも有名で、県下の全テレビ局が後援しており撮影しています。１００畳大凧の様子は実況中継もあったとか。

これはどの局？


南海放送。


合戦は午後１時から３時までの長丁場。



橋の真ん中では内子高校の太鼓部の皆さんが応援演奏。


人出は依然として盛んですが、気温も暑くなってきたので２時頃退散しました。

久しぶりに昔の興奮が甦りました。