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2019年12月12日

現存天守12城! 前編。

現存天守12城! 前編。 日本の城で江戸時代またはそれ以前に天守ができ、それが現在も存在するものは全国に12城あります。私は既報の通り、先日の弘前城ですべて制覇することができました。

過去の話ですがそれらの城を今一度懐古してみたいと思います。よろしければお付き合いください。

過去に撮りためた写真が多くあるので、12城を2回に分けてアップしたいと思います。

それでは日本の南西から北東に向けて。


★宇和島城★

四国は愛媛県の南西の端に位置する宇和島城です。
創建は1601年、藤堂高虎によるもので、築城の名手と言われただけあり随所に工夫の跡が見られます。高虎が今治に転封となってのち、奥州仙台藩主、伊達政宗の長子秀宗が宇和郡10万石を賜り、元和元年(1615)に入城。2代宗利の時、天守以下城郭の大修理を行い、寛文11年(1671)に完成。その姿を現在に残しています。

私が一番直近に訪ねたのは、2018年10月6日です。

長門丸。


本丸に。


天守閣に登ります。




この墨絵の作者、茂本ヒデキチ氏は家人の従姉弟さん。


望楼から宇和島湾が見えます。


ここからのアングルが一番サマになるかな?


長く城主であった伊達家の庭園が近くにあり、天赦園と呼ばれています。


最後の城主であった伊達宗城公は開明的な君主で、薩摩の島津斉彬、土佐の山内容堂、越前の松平春嶽とともに幕末の4賢候と呼ばれました。


★松山城★

私の故郷愛媛県のシンボルのような存在です。
築城は賤ケ岳の7本槍の一人、加藤嘉明で彼が会津に転封になると、蒲生忠知が松山藩24万石の主となりますが、参勤交代の途中で死去し断絶します。
1635年から松平定行が15万石の松山藩主となり、明治まで続きます。

私は小学時代から遠足などで何度も天守閣に登りましたが、なぜかデジカメの時代になってからは写真がありません。従って近くから写したものを。

2015年3月13日。坂の上の雲ミュージアムに行った際。






2019年4月29日、湯築城頂上から。

雨に煙っています。


★高知城★

大河ドラマにもなった山内一豊が築城した城で、土佐24万石の中心でした。

2005年8月16日に訪ねました。

追手門。天守と追手門が現存しているのは、ここと丸亀城、弘前城の3か所。


昭和16年には国宝に指定されましたが、

昭和25年に制度が変わり重文に。

初代城主、山内一豊像。


内助の功の鑑、山内一豊の妻こと千代さんの像。


何故か板垣退助像。


何故かではありません。かつては高知県では坂本龍馬などより板垣退助の方が遥かに英雄でした。薩土密約から頭角を現し討幕戦の中心人物となり、明治政府の要職を歴任し元勲となるも征韓論で敗れて野に下り、今度は自由民権運動の中心人物になりました。暴漢に襲われ重傷を負った際の「板垣死すとも自由は死せず」はあまりにも有名。かつては100円札の肖像画にもなりました。
坂本龍馬がさしたる功績もないのにこれほど有名になったのは、ただただ司馬遼太郎が「竜馬がゆく」で過大評価した結果だ、と私の友人の土佐人は申しています。(笑

天守に。

更に珍しいのは天守の横に本丸御殿があります。全国でも現存しているのは高知城だけだそうです。




★丸亀城★

JR丸亀駅から歩いて約15分のところにある平城です。


しかしこの城の特徴は石垣の高さです。

4層の石垣は計60メートルあり日本一です。そしていろいろな形をした石垣がありその美しさもこの城の特徴です。

追手門。


急な坂、「見返り坂」。


天守閣。後ろは瀬戸内海。



この城の城主は転々と変わりましたが、1660年に京極氏が播磨から転封され天守が完成、明治まで続きます。

2018年10月16日に訪ねました。


★備中松山城★

雲海に浮かぶ天空の城を見たくて朝5時前に出発。7時半ごろ到着したのですが、すると・・・目の前に絶景が広がっていました。






暫し恍惚として見惚れていました。この世にこんな美しい城があるのかと。

この城が良く見えるように、1km離れた少し高い山に展望所が作られています。

その為の道も作られ、車は道の両端に駐車です。

展望所を離れて城そのものに登るため、山を下り、又山に登り、


シャトルバスに乗り換えて、

ここからまた700mの道を登ります。

日本3大山城の一つです。(ほかには美濃の岩村城、大和の高取城)

大手門跡。


二の丸。




本丸南御門をくぐり、


天守が。

石垣は天然の岩盤を利用しています。

天守閣からはるか下に高梁市内が。


二重櫓も現存しています。


ぐるりと回って本丸に。


朝は見事な雲海、霧が晴れると雲一つない青空、そして季節は紅葉真っ盛り。こんな恵まれた日はあるのでしょうか?
最高の日に訪問できました。
2018年11月10日でした。


★松江城★

遥か昔、学生時代に山陰地方を旅をして、出雲大社と鳥取砂丘を見物し、ついでに松江城にも寄りました。その松江城が国宝になるというニュースを聞いて、再び山陰を旅したくなりました。2015年7月19日、松江城を訪ねました。

城の前に大きな駐車場が。


城の周りには昔のままの堀がめぐらされ、手漕ぎ舟も。




天守。

複合式望楼型 4重5階地下1階の堂々たる姿。

正面から。


天守内の井戸。


松平直政公初陣の像。関ケ原の合戦でしょうか?


天守閣から南の方角。

左手前は松江市の中心部。右手奥に宍道湖が。


堂々としていて、かつ優美さも。黒い城の特徴ですね。

日本の城は形、大きさ、色もさまざまで、それぞれ個性があり味がありますね。
私はそんな城が好きですので、初めての土地に行くとそこの城に行きたくなります。

後編もご期待を。



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Posted at 2019/12/13 22:33:15

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この記事へのコメント

2019年12月14日 6:59
こんにちは
現存12天守の美しい写真と、丁寧な解説と的確なコメントに、
これまで訪れた天守を思い出し、嬉しくなって投稿させて頂きました。
そして、あまりに美しい写真に、まだ登城していない”備中松山城”に行きたくなりましたので、北海道からですが、早速、計画を立てたいと思います。
12天守の”まとめBLOG”ありがとうございました。
後編も期待させて頂きます。


コメントへの返答
2019年12月14日 18:50
こんばんは。
コメントありがとうございます。
駄文、お恥ずかしい限りですが、色々調べるとさらに興味が増しますね。行くと出来るだけパンフレットなどもいただいて帰ります。
備中松山城はこの上ない天気に恵まれ、感動モノでした。是非お勧めします。

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