楽しい！！

う～ん、旧型のマスクはキリッとした印象があったけど、正直言って新型のそれはアクは強いけど、決してイケメンには見えないのよね。
旧1シリーズのLCI前に通じるようなタレ目二灯に、フレームレスの水平スリットの入ったグリル。
BMWのラインナップのどれにも似ていないのは長所なのか短所なのか、個人的にマスクはあんまり好みじゃないな。
しかしボディの大型化の恩恵を受けて、寸詰まり感があったサイドシルエットは伸びやかなものになり、「スポーツカー」を思わせるものになった。
そういう意味ではカッコ良くなったとも言えるかな。

一方のインテリアは、あの色気のカケラみない長方形の曲面ディスプレイは、これも個人的には好きじゃない。
この世代のインテリアデザインは全シリーズがこれだから、それを考えるとちょっと頭痛がするかな…。

見た目にあんまりいい印象を持たずに試乗をスタートしたけど、これにはA110に乗った時以来の衝撃を受けたのよねｗ
ステアリングやスロットルペダルへの入力に対して、すんげえ鋭敏なレスポンスで応えてくるのにはびっくりしました。
モード設定はあんまり効果なかったけど、あり余るパワーを高レベルのスタビリティで制御してて、すんごい楽しい！
人工のアクティブ・サウンド・エキゾースト・システムの演出過多なところは賛否あると思うけど、終始刺激たっぷりで気分良かったわ～

モード設定関係なく硬い。
人工エンジンサウンドの大音量以外に、ロードノイズや周囲の環境音もかなり侵入してくるため、日常ユースでロングドライブとかに使うには、このジジイの身には少々キツいかな。
ステアリング握ってテンションは上がるけど、その分疲労もハンパない。
あと10歳若けりゃ、飛びついたかも知れないな～

後席は大人には少々窮屈であり、送迎くらいになら使える。
旧型より随分大きくなって、先代３シリーズに匹敵するサイズになりながら、室内空間はコンパクトでスパルタンな雰囲気に感じる。

トランクの開閉がマニュアルなのは、BMWでも少数派だろうな。
容積的にも390リッターは旧型と変わらず、サイズアップの恩恵は受けてない。

コミコミで1000万円オーバーは、コンパクトクーペとしては高価に感じるかな。