2007年01月06日
フォード・フォーカスが2007年秋にモデルチェンジされるようです。フォーカスは同じフォードでも欧州フォードの主導によって開発される車種であり、アメリカ車というより欧州車に近い素養を備えています。フォーカスはWRCマシンのベース車両ということもあって、念入りに開発が行われます。ヨーロッパにおいてはゴルフと真正面からバッティングするモデルといえるでしょう。
フォーカスといえば、STと呼ばれるスペシャルモデルが存在します。これは対GTI用ともいうべきモデルで、一部ではGTI以上の評価も得ています。街中で見かけたならちょっと意識してしまうような、まさにライバルと呼ぶに相応しい車です。スタイリングもゴルフに比べると格段にシャープなので、どちらにしようか迷われている方もいるのではないでしょうか。
フォーカスに関して羨ましいと思うのは、STにしても2007年の新型にしてもそうですが、2ドアの設定があるということです。これに対してゴルフの場合は、カップカー及びR32にしか2ドアの設定がありません。確かに日本でのゴルフの評価は4ドアゆえの実用性の高さによって成り立っていますが、できればスタイリッシュな2ドアも導入していただきたいものです。フォーカスは2ドア/4ドアが選択できるようなので、購入した後もより自分好みの車に仕上げることができるでしょう。会社の近くにフォードのディーラーがある(今の会社に入る前に面接を受けようか検討していたところでもある)ため、なにかとフォード車を見かける機会は多いのですが、現行フォーカスにはあまり遭遇しません。やはり「Cセグメントのアメリカ車」というあまり馴染みのないジャンルであることから、親近感が持ちにくいのかもしれませんね。プジョー・307やアルファロメオ・147、ルノー・メガーヌ等も良い車ですが、この隠れた欧州車にも注目しておいて損はないと思います。
Posted at 2007/01/10 02:01:09 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記
2007年01月05日
当ブログのタイトルである「The Quiet Life with White Rabbit」とは、文字通り「白いゴルフと過ごす静かな生活」という意味であり、「のんびり暮らしたいなぁ」という私の願望を込めたものでもあるのですが、「Quiet Life」という言葉自体は全く別のところに由来していたりします。今回の画像を見れば、その答えをお解りいただけるでしょう。そう、あのJAPANです。
私が初めてJAPANを知ったのは、7・8年前にNHKのBS2で放送された「懐かしの洋楽特集」みたいな番組を見たときでした。以前からその名は知っていたのですが、あまりにも安直過ぎるネーミングと「ヤワなROCK」を連想させる外観から、正直食わず嫌いになっているバンドでもありました。しかし、その番組の中で「ADOLESCENT SEX」の映像が流れた始めた瞬間に、私は強烈に惹かれてしまいました。確かに外見は元祖ビジュアル系と言われるほど派手で華奢なのですが、その荒削りな楽曲・演奏・歌唱は充分にROCK SPIRITを感じさせるものだったのです。それ以来、私はJAPANに興味を持つようになりました。
彼らの楽曲の中でも私が特に気に入っているのが「QUIET LIFE」です。この曲は、メロディーも好きなのですが、それ以上に私の心を捉えたのは歌詞のほうでした。
Boys, now the country's only miles away from here
Boys, do you recognize the signs
Boys, when these driving hands push against the tracks
Boys, it's too late to wonder why
Here we are standed
Somehow it seem the same
Beware, here comes the quiet life again
かつて精神的な暗黒時代を経験した私にとって、この歌詞を初めて聞いたときにはグサリときました。今聞いてもドキッとすることがあります。「気をつけろよ、じゃないともう一度やってくるぞ、あの静寂に包まれた生活が」とか言われると「勘弁してくれ~」と思ってしまいます。つまり、歌詞としての「quiet life」とブログのタイトルとしての「Quiet Life」とでは、本来意味が真逆であったりもするのですが、そこは見逃してもらえたら助かります。できれば一度試聴していただきたい曲ですね。好き嫌いがはっきり分かれるでしょうけど・・・。
Posted at 2007/01/09 01:19:01 | |
トラックバック(0) |
趣味 | 日記
2007年01月04日
実をいうと、私はフェラーリに関してはあまり興味が無かったりします。その理由を説明するのは難しいのですが、あえて一言で表すなら「見た目が好みでない」ということになります。非常に恐れ多いことであり、また曖昧すぎる表現だとは思いますが、正直な感想です。何かこう脳髄が痺れるような視覚的快感というものが、歴代のフェラーリマシンからは感じられにくいのです。機械としての評価に異論を挟むつもりはありません(特にF40には敬意すら覚えます)し、冷静に客観的に見ればディーノ246GTや456などはとても流麗であると思います。テスタロッサが街中で走っているのを見かけたりすると、嬉々として目で追ってしまうのも事実です。ただ、どんなモデルであっても甘い感情を抱いてしまうほどの魅力を、個人的に得られないだけなのです。
しかし、最近遂に私にも心の底からfavoriteと呼べるフェラーリが見つかりました。それは365GTB/4、通称「デイトナ」。1968年のモデルです。デイトナの存在については、もちろん以前から知っていました。初期の固定式ライトのデイトナは歴代フェラーリの中でもどこかPOPな雰囲気があり、好みのデザインではあるもののフェラーリにしてはシンプルすぎるというのが最初の頃の認識でした。しかし、デイトナを真横から撮っている写真を先日初めて見たときに、私はKOされました。「これは素晴らしい」と・・・。そもそも、私は実物のデイトナを見たことがなく、また写真も前方からであれ後方からであれ斜めのアングルから撮っているものしか見たことがありませんでした。斜め前方から見たデイトナは極普通のロングノーズ・ショートデッキのスタイルをしていて、トヨタ・2000GTやジャガー・Eタイプとそんなに変わらない感じがします。だから、私は真横から撮ったデイトナの写真を見たときに、それが同一車種だとは気付きませんでした。単にロングというにはあまりにも伸びやか過ぎるフロントセクションに対し、一切の無駄を省きつつも僅かながらにボリューム感を残したリアセクションの組み合わせは、2ドアクーペの形として、ほぼ私の理想を具現化しています。最近発表された599を見たときにも「ああ、良いな」と思ったのですが、デイトナはそういうレベルを超えて確実に私の脳髄にヒットしました。国内で実車を見ることは不可能に近いのでしょうが、もし見かけたなら私は簡単に平常心を失ってしまうでしょうね。真横から見た画像については、申し訳ないですがネット上で探していただけたらと思います。
しかし、これは本当に美しいなぁ・・・。
Posted at 2007/01/07 02:04:36 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記
2007年01月03日
最近、二玄社から出版されている「スーパースポーツカー・レビュー(上)」という本を買いました。ランボルギーニ・ミウラからロータス・エスプリまで前世紀の様々なスーパーカーが網羅されていて、テキストの内容はもちろんのこと、掲載写真を見ているだけでも楽しくなってきます。いつの時代でもモンスターマシンは必要とされているのだな、と実感できる一冊ですね。
その中でも一際異彩を放っているのが、ランチア・ストラトスです。この「STRATOS(成層圏)」と名付けられた車は、WRCで勝つことだけを目的に開発されたマシンで、実際に1974年・1975年・1976年と三年連続でランチアにタイトルをもたらしました。2180mmのホイールベースに対して1457mmのトレッドというほとんど正方形に近いディメンションを持つストラトスは、驚異的な回頭性を誇ると同時に、直進安定性を無視したマシンでもありました。この点が、有り余るパワーで最高速を競っていた当時のフェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーと根本的に違う部分といえるでしょう。現在でもハイスペックを売りにするスポーツカーは幾つか存在しており、そういった意味ではスーパーカーの歴史は受け継がれているといえるものの、ストラトスのように回頭性だけに特化した車というのは、それ以降新たに出現していません。現在の技術でリファインしたなら途轍もなく面白い車になるはずなのですが、安全基準の関係上こんな車を造ることはもはや絶対に許されないのでしょうね。実在するにも関わらず非現実的な車・・・ランチア・ストラトスとはそういう点でまさにスーパーなのだと思います。
Posted at 2007/01/06 01:58:18 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記
2007年01月02日
先日、仕事の帰りに先輩と食事に行ったのですが、なぜかその時ジル・ヴィルヌーヴのことが話題に上がりました。私は高校時代に買ったジルのビデオをいまだに持っているので先輩にそれを貸したところ、翌日先輩は満面の笑みを浮かべながら「ありえねぇ」と言ってました。やはり、ジルの走る姿はいつの時代でも感動を呼ぶようです。「記録よりも記憶に残る」とはまさしくジルのためにある言葉だと思いますね。
そんな風に久々にジルのことを思い出した私は「126C2のダイキャストカーでも買うか」と思って最近ネットを検索してみたのですが、そこには驚くべきニュースが流れていました。それは今年「VILLENEUVE」という映画が公開されるということです。ベースになるのは私も持っているジェラルド・ドナルドソンの伝記で、主演はレオナルド・ディカプリオが務めるそうです。いつ頃公開されるのかまだわかりませんが、これはなんとしても映画館に観に行きたいですね。果たして、物語の中で表現されるジルの姿はどんなものなのか。問題はレースシーンがどこまで再現できるかという点にあると思います。なにしろ、実際のジルの走りそのものが充分にスペクタクルでしたから、下手にCGを多用すると逆に興醒めになるかもしれません。秘蔵映像を公開してくれたりするほうが、むしろ有難かったりもします。もし、当時のドライバー達が一言ずつコメントを寄こしているシーンなどがあれば、きっと私は泣いてしまうでしょうね。90年代以降の映画をほとんど観ない私にとっては、例外的な注目作品になりそうです。
Posted at 2007/01/02 23:38:13 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記