86/BRZのライバル車じゃない - ロードスター

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86/BRZのライバル車じゃない

セラフィム2501
マツダ / ロードスター
ブラウントップ(MT_1.5) (2022年)
- レビュー日：2023年9月25日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：通勤通学

おすすめ度： 5

デザイン：5
走行性能：4
乗り心地：3
積載性：1
燃費：5
価格：3

満足している点: クルマとしての快感原則を突き詰めたら、もしかしたらこんなクルマになるのかもしれません。

乗り心地は良いのでしょうし、クルマの挙動も解りやすく、ワインディングでは軽さを活かせたヒラヒラ感を味わえます。

86/BRZのように眼を三角にしてギンギンに走れとクルマに言われなくて街中をゆっくりスピードで楽しむ事が出来ます。

しかも全くエンストしません。

というかコレが普通でありよくエンストする86/BRZのクラッチミートの感覚の無さが異常なのかもしれません。

T車のディーラーのサービスマンが「発進でのトルクの無さは排気量『だけ』が関係している」と言ってたのを思い出します。

このクルマは1.5Iであり86/BRZは2lです。

86/BRZが低速トルクが無く、クラッチの繋がりがガバガバでインフォメーションがユルユルでアクセル開度のメモリがバカなのは棚に上げての発言だと言う事がよく解りました。

運転が下手だと自覚している僕でも全くエンストしないのは特筆すべき点だと思います(ちなみに前に乗ってたランエボシリーズでもエンストした事は殆どありません)

もしかしたらBRZより駆動系の剛性がしっかりしているのかもしれません。

街中では物凄く乗りやすいです。
不満な点: やたら楽しいのですが、この楽しさを二人までしか味わえないのがこのクルマの不満点なのかもしれません。

しかし4人や5人乗りのロードスターなんか有り得ないのも事実です。

ノーマルのBRZと比べて街中で凄く乗りやすいのですが、逆にワインディングではサスのストロークがありロール量が多くふわふわシートのお陰で結構ドタバタします。

コレがMAZDAの言うヒラヒラ感なのでしょうか？

もはやシートのせいなのか、サスのせいなのか解りませんが、ワインディングではノーマルのBRZが楽しかった気がします。

RSグレードのレカロシートは座面が硬くて気持ち良さそうでしたが、レザーパッケージのシートは好き嫌いが分かれそうです。

この茶色のレザーシートに惚れてこのグレードにしたんですが、ちょっと長距離乗ると腰が痛くなります。

身長180cmオーバーの人で胴長短足の僕みたいな人にはドライビングポジションが合わず、屋根に頭が着きそうです。

いや、正直に言うと着いてます。

ペダルレイアウトはフットレストとクラッチの隙間が無く革靴を履いてるとクラッチを踏む時フットレストに当たりますし、アクセルペダルが奥過ぎるのとオルガン式であるが為にヒールアンドトゥがし難いです。

この点もワインディングでは乗り難い感じがします。

ワインディングではBRZが乗りやすく、街中ではロードスターが乗りやすくてキャラクターが全然違う気がしますからもしかしたらライバル車じゃないのかもしれません。
総評: 誰もが幸せになれると言うキャッチコピーに偽りはありません。

シフトフィーリングは今まで乗ったクルマの中ではピカイチですし、運転そのものも楽しいし、道や風景との一体感と日常生活からの解放感はハッピーになれます。

ただ1.5Iはなかなかに遅いし、坂道を登りません。

2lの方が楽かもしれません。

デザイン: 5; 近所の人から「BRZと同じようなクルマを買ったんですね？」と言われました。
走行性能: 4; 遅いけどトルクはあるし楽しいです。

サスのストロークが短いともっと良い気がしますが、好みの問題だと思います。
乗り心地: 3; 高級車みたいに乗り心地は良いです。

昔乗った事あるクラウンみたいです。
積載性: 1; 問うてはいけません。
燃費: 5; 意外と良さそうです。

燃費計は15と表示してます。
価格: 3; BRZと比較するとちょっと高い気がします。
故障経験: まだありません。