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今週は、早出ゆえ、4時半に目が覚めて、スマホのアラームを止めて、ディスプレイを見たら、この記事で目が覚めました。

俳優・平幹二朗さん（82）急逝。



（毎日新聞　24日朝刊より）
昨夕、自宅の浴室で倒れているのを家族に発見され、そのまま亡くなったそうです。


（毎日新聞　24日朝刊社会面より）
平幹さん（親しみ込めて、こう呼ばせていただきます）と言えば、数々の舞台、映画、TVドラマで活躍し、端整なルックスと、舞台仕込みの朗々としたセリフ廻しを武器に、その場を瞬く間に支配するダイナミックかつ緻密にして圧倒的なパフォーマンスで、所謂「新劇」の第一線で長らく活躍。

蜷川幸雄さん演出のギリシャ神話の悲劇作品「王女メディア」（1978）で、メディア役を演じ、異形な女形で、メディアの怒り、悲しみを見事に表現し、後年のアテネ公演で、本場で圧倒的な支持を獲得。

その後「近松心中物語」「マクベス」などの話題作に多数出演し、舞台俳優としてのキャリアを確たるものにしました。

NHK大河「樅の木は残った」「国盗り物語」の主演をはじめ「武田信玄」「信長」などで存在感ある脇役も披露。
ドラマや映画にも多数出演し、最近は、先日スタートした、フジテレビの月９「カインとアベル」に、主人公兄弟の祖父にして、彼らが勤める会社の会長役として、重厚感の中にある飄々としたパフォーマンスで、話題になってました。

また、１人、本当の本物の「役者」が天に召されました。


平幹二朗さんのご冥福を心よりお祈り致します。