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2020年11月12日 イイね!

クラウンに思う。

日本を代表する高級車も、時代の流れに抗えなかったってことでしょうか。


(毎日新聞 12日朝刊 経済面より)


11日、トヨタの看板車種にして、日本を代表する高級車でもあるクラウンが、2022年をもってセダンタイプの高級車としての生産・販売を終えることを検討していることが、中日新聞の朝刊で報道され、その後、ネットニュースで大きく報道されてました。


もし、その事実が本当だとすれば、1955年から65年15代に渡って続いてきた、セダンタイプの高級車・クラウンの歴史に終止符が打たれることになり、トヨタブランドの高級パーソナルセダンのフラッグシップがカムリに、FRの高級車はレクサスが受け持つことになる方針です。

トヨタの、いや、日本を代表する高級車・クラウン。
好き嫌いは兎も角として、クルマ好きの人もクルマに詳しくない人も、その名前を知らない人はいないくらい、馴染みのあるネーミングのクルマだし、私の友人や知人、親類にも乗ってた人がいたのもあって、身近なブランドでもありました。

バブル期にさしかかろうとしてた1980年代中盤は「いつかはクラウン」なる名コピーで、クラウンの3.0ロイヤルサルーンG・4ドアHTが売れに売れた時代でした。

当時、幼稚園年長から小学生になろうとしてた私は、そんな煌びやかな華やかさを持つ、直線基調の端正なデザインのクラウン4ドアHTに憧れを持ってて、私の父親世代、つまりその時代のサラリーマンのお父さん達の憧れの存在、目標としてクラウンがあって、その響きがロマンがあって、夢があったものでした。
この時代において、「クラウン=富の象徴」でした。

しかし、平成に入り、バブルがはじけ、大不況時代に入ったと同時に、クラウンの売れ行きが下がりだし、マジェスタを上級タイプに据えたり、スポーツタイプのアスリートを新加入したり、ボディタイプを4ドアHTから窓枠付きの4ドアセダンに刷新。

その後、「ゼロクラウン」のキャッチコピーで、これまでの保守本流から一転したコンセプトに刷新。伝統の高級感と革新を融合した躍動感溢れるフォルムに変身し、エンジンも直6からトヨタFR初のV6エンジンに換装し、アスリートをメインに据えたことで、若返りに成功。その後HVモデルを新加入したり、先代モデルでHVに主役を譲り、デザインもスピンドルグリルを採用し、これまでのイメージを一新し、30~40代のユーザー獲得を果たしました。

現行型は、これまでのデザインとは全く異なる6ライトウインドウのセダンボディを採用したり、これまでの「ロイヤルシリーズ」「アスリートシリーズ」との棲み分けを止めて、走りの高級サルーンに変身するも、ミニバンやSUVの台頭や、それらの中にも高級車に迫る質感を持ったモデルを数多く発売したこと、トヨタがレクサスを日本に展開し始めて、10年もの間に高級車ブランドとして定着したことや欧州プレミアム御三家の台頭で格差を付けられたことなどもあって、売れ行きが低迷。
それらの要素に加えて、コロナ禍による不景気がトドメを指した格好です。

トヨタは販売会社の全車種販売による統廃合や、車種の統廃合をここ数年で進めてて、クラウンは所謂「聖域」だっただけに、こうした話が出てることに驚きを隠せないって言うのがホントのトコロです。

一部報道では、後継車種はセダンでは無くSUVスタイルのクラウンになるとありましたが、個人的には、トヨタの高級SUVはハリアーがあるし、もっと言うとランクルシリーズ、レクサスRX、LXなどがあるなかで、SUVでクラウンの名が馴染むかどうかと言うと「?」ですね。

クラウンがもし、セダンを止めるとなれば、日本の高級車でFRの大排気量サルーンは、レクサスか日産のスカイラインだけになり、選択肢が減ることとなりますね。


時代の流れとは言え、何とも寂しいニュースですが、モータリゼーションの一大転換を迎えるのかなと言うのが素直な実感ですね。

皆さんはどう思われますか?





















Posted at 2020/11/13 00:27:13 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

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