ここで親子丼が生まれた！「玉ひで」

今回の上京オフのメインステージは、シオサイトさんにセッティングしてもらった超有名店「玉ひで」。
創業宝暦１０年(１７６０年)の老舗鳥料理店です。
場所は東京メトロの人形町駅Ａ２番出口すぐそばですね。
ここが東京でも有名なのは、明治時代に初めて親子丼を作った発祥のお店であり、昔から各界の著名人がひいきにしているからのようです。

鳥料理で親子丼のお店となると庶民的なお店をイメージしますが、ちょっと違います。
創業当時は普通のお店で段々と歴史を重ねるたびに品格が出てきたと言うわけじゃなく、創業の最初から将軍家にお仕えして御前にて包丁をふるう格式の高い仕事をしていたそうです。

お任せでしたので、どんなコースが分かりません。まず、そぼろの小鉢が来て、次に濃厚な軍鶏のスープ。これはコラーゲンたっぷりと言う感じでした。

そしてこの煮凝りと軍鶏肉のこのお皿が来て、もう１品鳥肝の煮つけの皿が来て次がメインですね。


軍鶏鍋
鍋は鍋でも博多の水炊きみたいな鍋ではなく、浅い皿に醤油ベースの割下です。鳥のすき焼きですね。仲居さんにすべてお任せで作ってもらいます。軍鶏のいろんな部分が入るので、食感も色々あって楽しめますね。野菜はネギがたくさん入ります。２回に分けて鍋を作ってくれるので、１回目はそのまま、２回目は玉子を溶いて食べます。軍鶏と言いながら、結構やわらかい。


〆にはここの名物の元祖親子丼。お昼だと長蛇の列で、１時間待ちが当たり前だそうです。
最初小か普通かと聞かれて、何のことか分かりません。親子丼の大きさのことでした。もちろん「大」と言いたいところでしたが、結構食べていたので「トロトロの半熟で」と言ったら、普通でもジュクジュクらしいので周りから却下。仕方なく「普通」にしました(^^ゞ。
出てきたのは言われるとおりジュクジュクトロトロの玉子がのっている親子丼です。玉子かけご飯が好きな私にどんぴしゃですね。

後から考えると、軍鶏鍋の残った割下と溶き玉子を、最後に出てくるご飯にかけたのが親子丼の始まりのような気がします。軍鶏や野菜のいい出汁がでて、うまかったのでしょう。

玉ひで
住　　所　東京都中央区日本橋人形町1-17-10
電　　話　03-3668-7651
営業時間　[月～金]11:30～13:00、17:00～21:00、[土]11:30～13:00、16:00～20:00
定 休 日　日曜・祝日

玉ひで （鳥料理 / 人形町、水天宮前、浜町）
★★★☆☆ 3.5