前回の峠アタックはかなり気持ちよく走れてタイム的にも満足のいくものでした。そこでMR2で初参加したときの動画と比べてみました。どれほどの進化が見られるのでしょうか。
これが11年の最終戦。MR2のデビュー戦です。当時はまだ純正ハンドルですね。足もアライメントもストック状態。油脂類、タイヤ、ブレーキのみを交換した状態です。
そしてこれが、前回の動画です。13年、第二戦。
スタート地点が違うので、単純比較できませんが
上が1:13秒
下が0:37秒
あたりで同時再生すると比較ができます。
結論からいうとフルコースで9秒ほど速くなっているようです。もはやクラス違いの速さです。同時にスタートしていたら早々に視界から消えるレベルです。フィーリングも雲泥の差ですが、やはり速さも違ってきました。嬉しいことです。
目標だった前愛車のMR-Sとの比較もしてみました。
こちらはスタート地点も似ているので、単純比較が可能です。スタートしてすぐ、Aコース下りに突入します。ここはMR-Sが得意のテクニカルセクションです。
比較してみると最初のヘアピンまでに絶望的な差が開いてしまいます。パワーの差が悲しいまでに表れる区間です。ですが、ヘアピンからのテクニカルセクションのみで比較しても現MR2がわずかに速いという結果でした。ブレーキングからターンインに掛けてはやはりMR-Sのほうが速いですが、なんとか立ち上がりのパワーで取り返している感じです。結果から見るとテクニカルセクション、パワーセクションともにMR2の勝利です。テクニカルセクションで取り返せないとなるとMR-Sでは手も足も出ません。
ヘアピンのブレーキングでは車速はMR2のほうが速いのですが、ブレーキングポイントは同じです。これはABSの差と言っておきます。スポーツABSの恩恵は大きいです。MR-Sでは路面の荒れたポイントはABSの誤作動がネックになり、思ったより突っ込めないからです。
これと同じ比較を他のより速いエントラントと行ってみると、MR2とMR-Sの比較と同じようなことが起こります。パワーで負けるAWDと比較すると最初のヘアピンまでにかなりの差が開く結果になっています。パワーが全てとは言いませんが、やはり大事であることが分かります。AWD相手にパワー勝負を挑んでも厳しいですし、かといって、コーナリングやブレーキングでアドバンテージを得るもの難しいですね。
タイムのみを追求しているわけではないですが、自分の車でより速いタイムを出すとか、より良いフィーリングにするために他車との比較は参考になります。いいところ、悪いところが見えてきますから、今度のチューニングのアプローチの参考になるのは間違いないです。
ライバル達も当然進化してきますから、お互い切磋琢磨していると知らぬ間に高い次元まで到達していることがあります。峠アタック参加者たちはもう凡百の走り屋など相手にならないレベルになっているでしょう。
峠アタック・第3戦は6月30日。また晴れるといいな。
Posted at 2013/06/12 20:23:36 | |
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