
最近、夜の一人旅をしていません。やっぱりたまには行きたくなります。
そこで一人旅の最重要ポイントがあるのです。助手席に誰も居ない = 一人ではないのです。前後に車が全く居ない状況を一人だと感じるのです。そしてもう一つは夜であること。
真っ暗で周囲に誰もいない状況にただただ浸る。無心で愛車と一体になるも良し。ずーっと物思いにふけるも良し。何にも干渉されない自分と車だけの空間。見えるのはヘッドライトに照らされる路面と星空だけ。人も車も信号機もない田舎を淡々と・・・。埼玉北部や群馬辺りの山奥ではこんな夢のような状況が1時間以上平気で維持できるのです。都内をドライブしていたのではこの感覚は絶対に味わえません。奥深い山中でエンジンを停止させれば、そこには圧倒的な闇と静寂。恐怖すら感じますが・・。
そんな空間をドライブすることで新しく見えてくるものもあるし、車好きでよかったと再認識したりします。忘れないつもりでも次第に薄くなっていく感情が蘇ってきます。原点に立ち返るために必要な時間なのです。
こんなことを人に言うと「病んでる」とか言われますが(笑)・・全く、感性ない人間はこれだから困る(笑)
別視点からいうと、このように周囲から影響されない邪魔されない状況は運転の練習になります。昼間の普段乗りでは周囲に気を配りますから純粋に運転に集中できません。勿論夜でも少しは気を遣いますが、昼間の比ではないです。普段気が付かない愛車の動き、特性、分かってくるんじゃないでしょうか。ゆっくり走って、ショックの動き、タイヤのたわみ。荷重移動イメージ。エンジンの出力特性、レスポンス。すべてにセンサーを張ります。車はどう動きたいのか?タイヤはどう転がせばいい?まさに車との対話です。
一人旅は孤独ではありません。話相手は車ですよ^^車は常に語りかけています。聞こえないのは聞く気がないからでしょう。耳を傾ければいいだけです。おとぎ話の世界ではなく本当の話なのです。
そして、たまには自然と戯れ、動植物の気配を感じる。そして、第6感が働いたら逃げる。コレ重要(笑)
ただの夜ドラ、されど大事な夜ドラ。忘れかけている何か、思い出すんじゃないですか?
Posted at 2016/03/08 22:25:25 | |
トラックバック(0) |
日記 | クルマ