2021年08月30日
※暇人のつまらない闘病記です。閲覧注意。
術前、痛み止めで比較的状態は安定していた。手術室前まで同伴した奥さんに冗談の一言でも言ってやる余裕があった。
I'll be back!
と一言残した。奥さんはノーリアクション。おい、知らんのか?
若干世代が上そうな男性看護師は笑ってくれた。だよね(笑)
4時間半に及ぶ手術は終了。その日はただただ地獄の痛みと闘う。
術後翌日、すぐに歩行トレーニングを開始する。やはり動かないと治りが悪いらしい。
歩くって、ピクリと動くだけでも痛いのにマジかよ!?
腹筋は使えない。シャックリが出るだけで、腹が爆発するように痛い。
頑張りましょうと、看護師が二人つく。
ベッドの頭の角度を上げるだけで、立ちくらみのような症状が起きる。手術と麻酔はこれほど身体に与える負担が大きいのかと驚く。手術は何度も経験あるけど、腹切は初めてだ。
くぅ、身体が重い。鋼鉄の腹巻でも巻いているのか。
痛みに耐え、足をベッド下に放り出し、点滴台に掴まる。呼吸も痛い、姿勢を維持できない。あちこちにある管が邪魔だ。
数日前まで、元気に動き回っていたのが、嘘のよう。このギャップに自分は怒りを覚えた。
ふざけんなよ。なんだ、このていたらくは。
半ギレのまま、一気に立ち上がった。怒りのエネルギーは最強かも知れない(笑)
上半身と下半身、繋がってる?と思うほどの、嫌な感覚。でも歩くことは出来た。20mくらいで20分くらい掛かった気がする。汗だくで疲れた。
看護師が用意してくれた冷たい水をコップ一杯飲む。多分、人生で一番おいしくて、身体に染み渡る感じがした。あぁ、生命の水。
ベッドに横になると血行が良くなったのか、全身の痛みが格段に軽くなった。動くと治りが早い。なるほどね。こうゆうことか。
だが、それも長く続かず、眠れぬ夜は続く。
辛いが、このまま快方に向かうと思っていた。
そんな中、創感染とか言う傷口の感染が起こった。
術中の衛生状態は不衛生極まりない状況なので、洗浄に気を使ってもこうゆう事は起こるらしい。腸が破れてるのだ、状況は想像出来なくもない。膿だらけだったと聞いている。
傷口はハッキリ言うと腐って溶けてる状態。マジかよー。恐くて患部を直視できなかった。
その後、縫合を解いて、傷を開く。専用の洗浄キットを設置する。洗浄、吸引を常時行い、綺麗な状態にして回復を促す。
これ、麻酔なしで、意識バッチリな状態で施術する。
痛い。チョー痛い。
数日後、キットを取り替える。フィルムや中のスポンジを剥がす際、まるで肉や皮を剥がされているような激痛が走る。
痛い。チョースーパー痛い。痛すぎて笑った。
さらに数日後、回復してきたら縫合する。局部麻酔を打つがやっぱり痛い。
もう勘弁してくれと、心が折れそうになった。
約2時間格闘した。痛みとは脳が発する電気信号に過ぎない。そう自己催眠して、耐えるのである。
処置後の夜。40度近い高熱と吐き気を襲われる。
今度はなんだ?そんなにおれを殺したいのか?
検査と投薬で一晩やり過ごす。
翌朝、まだ39度台キープ。なかなかしんどい。ふざけんなよ。怒りのエネルギーチャージ完了。
検査結果、創感染再発&偽膜性腸炎
知らんがな。なんじゃそりゃ。
創感染の処置はもう前述した通り、シンプルに痛いやつ。では、偽膜性腸炎とは?
抗生剤投与によって腸内細菌のバランスが崩れて、悪さするという感じ。かー、これもなるべくしてなったのか。
飲食が再び止められ、点滴生活。
マック行きたい。ラーメン食べたい。コンビニのスイーツも食べたい。大食いYouTuberの動画で食欲を誤魔化すのだった。(逆に腹減る説有)
今ココ。
よもや、敵軍師が諸葛公明だとしてもこれ以上の計略はあるまいて。
あとは本当に快方に向かうのみ。
そう信じて、このブログに駄文を書き記すのだった。
Posted at 2021/08/30 21:45:12 | |
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