旧型車で新型車をかもる。
というのは旧型車乗りに与えられた特権です。某漫画のように峠の下りで新型をかもる!と盛り上がってもいいのですが・・・・。走りの主流はまだまだ90年代から00年代くらいなものです。ですので、サーキットを走ると実はそれほど旧型感を感じないのであります。当たり前の年代なのです。したがって、新型をやっつけてひゃっほーい!できるシーンは意外と少ないのです(笑)
うちのMR2は97年式です。00年式のS2000をやっつけたところでなんとも思いませんし、15年式の86をちぎったところでこれまたなんとも思いません(笑)
ライバルはほとんど同じくらいの年代ですし、高年式になればなるほど、国産車は元気がなくなってきています。高年式でちょうどいい相手はZ33かZ34くらいなもんで、GT-Rくらいになると、さすがに相手になりません。相手になったとしてもそれは確実にドライバーの問題で、例え勝っても何も感じません。同レベルのドライバーだったら歯が立たないはずですから。
新型で脅威になるとすれば自然と欧州車になります。似たり寄ったりのパワーウェイトレシオのMRやFRも豊富ですし、元気なホットハッチ勢も侮れない速さです。下手すると普通に負けてしまうほど。そのような車と走り合うととても刺激になります。感じるのは重さを感じさせないコーナリングと立ち上がりの速さ。重いはずなのにブレーキングポイントがMR2のさらに奥だったり。同じ2リッターターボのFF相手に立ち上がりで離されたりします。低速トルクの違いを見せ付けられます。MRのトラクションはどこに行ったのか?優位性は?そのときはちょっとショックを受けます(笑)
ここで若干脱線しますが、マイMR2がサーキットで最も相手にしたくない車種。なんだと思いますか?
それは
シビックと
インテグラなんです(笑)
だって、小排気量&FFですんげー速いんですもの。排気量もまさっている上に過給機まで付いてるのに負けちゃうんですよ。勝っても自慢にならない上に負けると悔しい。こんなの相手にしたくありません(笑)
こちらは新型シビックタイプRです。宿敵がとんでもない飛び道具を引っさげて出てきやがりました。
タイムは驚くほどではないかもしれませんが、ベストコンディションだった場合、NSX-Rに匹敵するタイムを叩き出すだろうと思います。ドライバーは、しみちゃんですから、この動画やタイムでシビックのスペックを正確にイメージできると思います。
これもサーキットでは相手にしたくないですね。しかし、興味はあるので追いかけてみたい気持ちはあります。
次がランエボ、インプでしょうか。
これは普通に速いから。
RX-7やシルビアは一緒に走って楽しいです。同じ後輪駆動として速い遅いがよく分かりますから、色々参考になります。
ZやNSXの大排気量NAも大歓迎です。見かけると確実にスネークします(笑)後ろ付いてすいません状態。
元気な最新MR勢としてエリーゼ・エクシージ。ケイマンなどもとてもよい好敵手です。
だいぶ話がそれましたが、新型をかもる楽しさというのではなく、近いスペックの車と走り合うことが最も楽しいんですよね。優劣を見つけることでMR2の改善点が見つかってきます。直線は追いつくのにコーナーで離される。立ち上がりで追いついても突っ込みで離れる。そんな大まかな部分から、コーナーのわずかな切り返しで徐々に離れるとか、ターンインでノーズの入りが違うとか。後ろに付くと色々分かっちゃうんです。
そんなのを分析するのも楽しいですし、のちのMR2にフィードバックしていくのも楽しさの一つです。勝ち負けよりも比較対象として新型車や同スペックの車と走り合うのは貴重な時間ですね。そんなときは自分の車が旧型とか古いとかいうのは全く気になりません。単純に機械として他と比べてどうなのか?という冷静な気持ちと「おれのほうが速い!」なんていう原始的な気持ち。この二つくらいなもんです(笑)
新型も旧型もガチンコで走り合う。サーキットの醍醐味ですね。
いつまでも熱い気持ちで走りたいものです。
Posted at 2015/12/04 23:50:45 | |
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