自転車に一度乗れると、そのコツは忘れません。箸の使い方を忘れることもないでしょう。一般的な知識や学習記憶とは脳の使う箇所が違うと言うことらしいです。
では、車の運転ってどうなんでしょうか。一度覚えたら忘れないのか?
これ、完全に個人的なもんで科学的なことは知らないのですが、
結論、忘れますw
でもそれは機械の操作として記憶している場合に限ると思っています。
・スイッチどこだっけ?
・ブレーキとアクセルどっちだっけ?
・1速ってどこだっけ?
そんな操作に関わる部分です。車好きは忘れんでしょうが、運転に興味ない一般人は普通に忘れます。はい。
一方、忘れないと思っているのは、
からだで覚えた動作や技能の記憶です。
車を運動として、スポーツとして覚えた場合。車の荷重変化、姿勢変化、身体にかかるGなど、ドライバーの操作でねじ伏せた記憶。これは自転車の乗り方と同じように脳に記憶し続けるものではないかと思っています。
ただし、長いブランクがある場合、錆落としは必要になります。さらに、極限の研ぎ澄まされたアスリートレベルの領域に達した方は、加齢や体力の衰え等の要因もあり、完全に元に戻ることは難しいでしょう。
自分の経験上、ブランクがあっても多少走ればすぐ感覚が戻ってきます。あくまで自分レベルの技量なら・・ですが。
一度、鋭く研がれた刀は、錆を落とせばすぐ切れるようになります。
でも、不思議なもんでサーキットの記憶はサーキットを走らないと蘇らないということ。昔、サーキットでバリバリ走ってたから、峠で感覚を取り戻せるだろう!っていうのは無理だと言うことです。
これ、自分の場合ですけど、ある種スイッチのようなものがあって、それは意図的に切り替えることができません。例えばサーキットの走りを峠で再現しようと思ってもその領域にはいけないのです。脳内リミッターが解除できないという感覚です。それはそれで生き残る防衛本能によるものでしょうから、悪くないのですが、
「コントロール下におけない」ことがストレスな時期もありました。
孫悟空もスーパーサイヤ人化をコントロールするのに苦労したのと同じでしょう。多分(笑)
自分には出来なかったということですw
モータースポーツは自身の体そのもので行うスポーツではないですから、体力的な能力はあまり影響しません。全日本クラスに妖怪ジジイが大量発生しているわけですから、そういう意味では長く楽しめるスポーツです。体力を知識や経験で補っていけます。
「老兵は死なず,ただ消えゆくのみ」
にはならないように、いつまでも現役で走りを楽しんでいきたいですね。
電気自動車乗りになっても、妖怪ジジイとして君臨していけるようドライビングスキルを磨き続けましょう(笑)
Posted at 2021/06/22 23:03:05 | |
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