昨年崖崩れ部位に対する復旧工事を終え、長い冬期間閉鎖に入っていた道道613号豊平峠下停車場線は5月15日(金)、冬期閉鎖を解除され、一般に開放された。この道道にある2つのゲートのうち、北側の豊平ゲート、通称「開かずのゲート」の鍵をアタッテクダケロ精神で借りることに成功した原人は本日晴れて開かずのゲートを開け、秘境の探索を行うことにした。
| | 道道613号北部 北半分からは炭鉱沢4号林道、炭鉱沢5号林道、そして豊平ゲート奥には炭鉱沢6号林道と124林班2号林道が出る。先日炭鉱沢4号林道は探索したので、本日はゲート奥と炭鉱沢5号林道を探索することにした。 |
7:25 ゲートに向かう道道613号線上遠くに2匹のシカさんが道路を横切るのがみえました。近づいて、持参の望遠ズーム付きE-PL9にてツーショット撮影。若いオスとメスのカップルでした。
道道613号開かずのゲート開けます 通常一般人には決して許されないことをアタッテクダケロ原人は成し遂げることができました。道道613号豊平峠下停車場線の開かずの豊平ゲートを開けたのです。通常決して見ることのできない開扉の様子を7倍速原人つきでお贈りします。
7:32 ゲート解錠の瞬間です。ピンクの紐は北海道留萌建設管理部の担当者が「落とさないように」(笑)、つけてくれた親切紐です。
道道613号ゲート奥のしんぴ 一般人には禁断の道路(The Forbidden Road)である道道613号線・豊平ゲート奥は徒歩で入ろうという勇気のある人にしか垣間見ることのできない神秘の秘境でした。そして、大抵戻ってこれないので(笑)、映像がネット公開されることもありませんでした。本日その秘境の様子を10倍速原人付きで公開いたします。
7:45 ここが林道分岐部。右の道が124林班2号林道、左への草深い道が炭鉱沢6号林道です。
新緑の尾根・124林班2号林道 道道613号豊平ゲート奥で道道が国有林道に変わると、そこは益々の秘境となります。124林班2号林道は急斜面を登った後、尾根沿いに比較的平坦な道を進む林道です。この映像が公開されるのはもちろん、ネット史上初めてであることは言うまでもありません。12倍速原人つきでお贈りします。
7:58 ここが124林班2号林道のハテ、林道終端です。原人KMLマップは正確でした。
本当は主要林道のはず・炭鉱沢6号 124林班2号林道ができるまでは、この炭鉱沢6号林道が道道613号線に続く主要な国有林道でした。それが若造林道にお株を奪われる結果となり、6号林道は荒れております。これもネット史上初公開、というか原人の動画はほとんどが世界初の映像ですので(笑)。
8:13 ここが炭鉱沢6号林道のハテです。原人KMLマップよりかなり手前で、訂正が必要です。
林道概説収録・125林班3号 125林班3号林道などという、聞くからに枝葉末節の先っちょの林道は、だれも興味がわかない林道だと思われます。留萌南部のすべての林道を記録・記述し、「南留萌林道概説」を完璧にしたいという原人は、それでもハテのハテまで進むのです。
8:19 125林班5号林道のハテです。原人KML地図は正確でした。
帰りにシカさんに会いました613号 道道613号の豊平ゲートまで戻る道にて一匹のシカさんが慌てて逃げる様を目撃しました。遠くなのでクロップした動画でお見せします。動画よりも下の望遠レンズでとった写真のほうがいいかも。
8:26 途中で出会ったシカさんです。メスですね。警戒してこちらをみています。ズーム付き望遠レンズは動物写真には必須ですね。クマさんも撮れるといいな。
よりみち炭鉱沢5号・2号林道 帰りに前回まで原人未踏査であった炭鉱沢5号林道によりみちしていきました。もうすでに留萌南部森林管理署のゲートに施錠されていましたが、もちろん原人は許可をとってあり、堂々開けて入ります。途中の1号林道の分岐を左に見ながら進むと、両肩崩れの箇所から5号林道が左へカーブした後、2号林道になります。
8:41 炭鉱沢2号林道のハテです。原人KML地図とずれがあり、訂正が必要です。
どろんこ炭鉱沢1号林道 さきほど炭鉱沢5号林道で左への分岐を確認した炭鉱沢1号林道にも探査を行います。しかし、そこはなんと道路上に川水が流れ、路肩決壊、どろんこ状態でした。それでも森林管理署のパトロールが来たらしく、新しいクルマの轍がついていました。森林管理署さんにできることなら原人に不可能はない。しかし、結構苦労しました。その後、ほどなくして伏流管閉塞による道路決壊で通行止め、帰りもどろんこで苦労します。
8:48 炭鉱沢1号林道は、伏流管閉塞による道路決壊にてここで通行止めです。本来のハテまでもうすぐでした。
本日の遭遇危険度 クマ3つ
(1つ: ほぼ安全、2つ: やや危険、3つ: かなり危険、4つ: やばい、 5つ: そこにいます)
RINDO TREK 2020
RINDO TREK BEYOND 2019
2018年以前の記事の目次は こちら
南留萌林道概説
南留萌林道概説はクロカン・ドライブ・登山・自然観察・野鳥観察・化石採集・渓流釣り・昆虫採集など様々な目的のため山に入るひとたちのために作成しています。原人の実地探査などにより訂正・補遺が必要な場合、予告なくその都度改訂していき、最善のガイドとなるよう心掛けていきます。
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2020/05/23 19:52:29