• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

MINI原人のブログ一覧

2020年06月30日 イイね!

MINI原人のRINDO TREK 2020:未踏への挑戦ー暑寒支線林道

MINI原人のRINDO TREK 2020:未踏への挑戦ー暑寒支線林道林道、それは最後のフロンティア。そこには原人の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない。これは原人最初の試みとして、調査旅行に飛び出した中古車 ジムニさん号の驚異に満ちた物語である。

2020年6月29日(日)、昨日降った雨もあがり、本日は林道日和。朝の仕事を終えた原人は、増毛町暑寒沢に向かった。先日草ボウボウにてあきらめた未踏†暑寒支線林道や御内林道を攻略するためである。


増毛暑寒:未踏†への挑戦 episode Ⅰ

(1)山の神1号線

6月28日(日)7:57  ここが道道546号暑寒別公園線の屈曲部から出る町道山の神1号線の入り口です。この美しき林道の森は個人所有であり、うらやましい限りです。


暑寒 山の神1号線  道道546号暑寒別公園線の屈曲部から始まり、暑寒沢川の右岸沿いに走る増毛町道山の神1号線は個人所有の山林を走る林道です。夏は登山者が多く歩いているので注意しましょう。今日は朝早いので誰もいませんでした。

(2)未踏†暑寒支線林道

8:13  暑寒支線林道の入り口です。昨年ここを訪れたときには看板は地面におち、林道は草ボウボウでしたが、今日は看板が修復され、林道も草刈りをしたばかりの状態です。なんとラッキーなのでしょうか。


原人未踏† 暑寒支線林道  暑寒支線林道は留知暑寒沢川が合流するまでの暑寒別川沿いに走る林道です。本日はラッキーなことに、草ボウボウだった林道がきれいに草刈りされています。おそらく近々林業に利用されるのでしょう。草刈りされているとは言え、非常にラフな道でした。


8:23  林道の終端につきました。実はこの終端は左股の終端ではなく、下の道有林林相図に記載のように暑寒支線林道の終端でした。

 暑寒支線林道
道有林林相図では、暑寒支線林道は暑寒沢川の支流である暑寒別川の(上流から見た)右岸を登上し、途中で終端となります。左股は支線林道の終端近くから分かれます。国土地理院の地図ではわからない情報で、KML地図を訂正しておきます。



8:33  橋の上から上流方向をみた暑寒別川です。渓流釣りに好適な川ですが、この辺は国定公園のため禁漁区になってます。

(3)暑寒沢林道・武好林道


8:40  橋の上から上流方向をみた留知暑寒沢川です。ここも同じく禁漁区です。


美しき光と影ー暑寒沢林道  暑寒沢林道は森の中を通りぬける光と影が交錯し、緑が映える美しい林道です。途中でヒメウスバシロチョウが弱弱しく飛んできてジムニさんのボンネットに不時着しようとして足を滑らせ落ちました。武好林道へ移行する駅逓の沢林道分岐部までの走行を供覧します。


8:45  暑寒沢林道の途中で見つけた黒い人の黒いお便です。サイズ的にはまちがいなくクマさんのものでしょう。
 フリフリ
行儀わるく、歩きながらしたのでしょう。最初の大きいモノの後に2m以上にわたり点々小さいモノが続いています。その軌跡はフーリエ曲線のようで、歩行とともにお尻が横に揺れるのがよくわかります(笑)。
 KUMAP 暑寒・別苅個体群
南留萌KUMAPの一部を改訂いたしました。登山者のみなさん。ここを通るときにはクマ鈴をつけましょう。



武骨なり武好林道  暑寒沢林道と対照的に武好林道は幅員が広く、比較的よく整備された林道で武骨な感じを受けるクレイ路面の林道です。いくつかの短い木の橋がかかっていますが木材運搬用の大型トラックが通れるものではなく、増毛山道の整備用車両のためと思われます。増毛山道はすっかり増毛の名物になりました。


シカさん5連発  暑寒支線林道や暑寒沢、武好林道で沢山のシカさんと出会いました。①暑寒支線林道、②暑寒支線林道、③暑寒支線林道、④暑寒沢林道、⑤武好林道です。暑寒沢林道の若いシカはこちらに興味があるらしくしばらくにらめっこしてました。武好林道の親子シカは増毛山道に逃げ込みました。

 暑寒沢林道
途中で出会った若いシカさんです。こちらが気づいて停まると陰から出てきて、じっとこちらを観察して動きませんでした。写真をとりウィンドウを閉じる音が大きかったのか、逃げていきました。



9:13  親子鹿が逃げ込んだ増毛山道です。人だけでなく獣道にもなっているようです。それでこそ自然との調和ですね。いつもながら美しい佇まいです。

本日の遭遇危険度 クマ3つ

(1つ: ほぼ安全、2つ: やや危険、3つ: かなり危険、4つ: やばい、 5つ: そこにいます)

RINDO TREK 2020
(1) TREK準備はじめました   (2) TREK準備 完全武装   (3) 準備 国有林入林許可
(4) 準備 ジムニさん清掃整備 (5) 熊追い・深追い・ハマリました (6) 原人走りて鹿角を拾う
(7) 鹿走りて黒い人の糞3つ (8) 雨の中、倒木三昧・シカ三昧 (9) タントシナイ・シシナイ 新知見
(10) 道道613号本格探索 1 (11) 新規林道藤山幌糠線完走 (12) 道道613号本格探索 2
(13) 道道613号本格探索 3 (14) 志不成も大和田線新知見 (15) 原人未踏† 花岡海岸線
(16) 原人未踏† 小平町寧楽 (17) 原人未踏† 小平町千松線 (18) 原人未踏† 大和田59林班
(19) 夏クマさんの食べ物? (20) 原人未踏† 古丹別林道群 (21) 国有林班GISデータの活用
(22) 原人未踏† 増毛 舎熊山 (23) 原人未踏† 千望台林道支線 (24) 原人未踏† 霧立林道群
(25) 原人未踏† 御内林道 (26) 原人未踏† 暑寒支線 

RINDO TREK BEYOND 2019
(1) 2019年春ついに始動! (2) 進撃の原人完全武装! (3) 兵装ホルダー錆補修
(4) 原人エイド救急箱準備 (5) 増毛信砂・千望台・茶々の沢 (6) 敗退!残雪の小平林道
(7) 泥と残雪の留萌林道 (8) 邪魔者は斬る!ー 新信砂 (9) 春を探しに暑寒・箸別線
(10) 発見!絶景ポイント...別苅線 (11) 終わり良ければ...阿分線 (12) 雪とたたかう千望台
(13) ジムニさん負傷@千望台 (14) J×Sパワー@住吉林道 (15) 蜘蛛糸の有効射程は?
(16) 蜘蛛糸の強度限界は? (17) 春の止止6連発フルコース (18) ミッシングリンクを求めて
(19) サムライ伝説防護ズボン (20) 倒木三昧@小山の沢!!! (21) 妖怪退治@百四号林道!
(22) チルホール愉し@小平滝下 (23) 今回は真面目な林道調査 (24) ポンルルモッペ崩壊!
(25) 小平沖内地区倒木再調査 (26) 赤いブレーキつけちゃった (27) 舎熊岳林道¿徘徊?調査
(28) 超節約スプライシング術 (29) TOOLS&TECHNIQUES1 (30) TOOLS&TECHNIQUES2
(31) TOOLS&TECHNIQUES3 (32) 霧立地区林道再調査 (33) 小平ダム林道再調査
(34) 超節約スプライシング術2 (35) 留萌ダム林道再調査 (36) 小平・苫前化石採集記
(37) 寧楽・オンネの沢・鬼鹿山 (38) 潜入男の仕事場 三軒屋線 (39) 暑寒沢・武好・増毛山道
(40) 増毛山道ボランティア巡検 (41) 本日も待ちぼうけ別苅山道 (42) 道有林留萌管理区地図
(43) 原人遂にクマさんに遭遇 (44) 別苅山道・林道・循環林道 (45) 増毛熊さん探して糞1つ
(46) あの熊嵐の六線沢林道へ (47) 苫前ダム奥の林道群探索 (48) 留萌ダム奥水浴親子熊
(49) 台風一過道道ゲート巡り (50) オンネの沢・桂の沢 (51) 幌沖内クマさん足爪跡
(52) ああ無常、小平林道 (53) クマさんQUEST@R126号 (54) 緑のトンネル@増毛
(55) 雨上がりの増毛林道 (56) 無残なりタルマップ1号 (57) 🐻さんQUEST@3記念別
(58) 新設藤山幌糠線を発見! (59) 南瓜クマお留守@樽真布 (60) なぜ原人は林道へ?
(61) 苫前ではまりました(汗;) (62) エンジン破りの嘉一橋林道 (63) 祝開通!道道613号線
(64) 祝開通中記念別あれれ? (65) 小平64林班・森田の沢調査 (66) 巨大倒木格闘@144林班
(67) H+Jパワー@136林班 (68) 苫前小川林道・道道741号 (69) 雄鹿迷う秋の大椴・鬼鹿
(70) 新星!一線沢支線林道 (71) 落ち葉の峠下林道群 (72) 凸凹ポンルル2号延長
(73) 稲里山の呪い4WD破壊 (74) 今年のTREKは終了です 


2018年以前の記事の目次は こちら

南留萌林道概説
南留萌林道概説はクロカン・ドライブ・登山・自然観察・野鳥観察・化石採集・渓流釣り・昆虫採集など様々な目的のため山に入るひとたちのために作成しています。原人の実地探査などにより訂正・補遺が必要な場合、予告なくその都度改訂していき、最善のガイドとなるよう心掛けていきます。
総索引 増毛町  総索引 留萌市  総索引 小平町  総索引 苫前町  付録: クマ出没記
付録:続クマ出没記  南留萌 KUMAP      
Posted at 2020/06/30 19:55:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年06月29日 イイね!

MINI原人のRINDO TREK 2020:未踏への挑戦ー増毛御内林道

MINI原人のRINDO TREK 2020:未踏への挑戦ー増毛御内林道林道、それは最後のフロンティア。そこには原人の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない。これは原人最初の試みとして、調査旅行に飛び出した中古車 ジムニさん号の驚異に満ちた物語である。

2020年6月29日(日)その日のTREKは上首尾に終わり、最後に挑んだ最難関の御内林道(暑寒別川左岸林道)。いかなる障害にも対処できるように細心の注意を払い、進み、道路決壊部を確認し、意気揚々と帰る復路。もうすぐ終了という所でそれは起こった。


増毛暑寒:未踏†への挑戦 episode Ⅱ


6月29日(日)9:53  あ、やべ。左リーディングアームが朽ちた太い倒木を削り、乗り上げてる。あと70mで困難な未踏†御内林道から栄光の帰還を果たすはずでした。それは魔が差したような一瞬の出来事でした。そこに至るまでの経緯と、その後の始末についてお話申し上げます。

 御内林道
御内林道とは登山家のいう「暑寒別川左岸林道」。町道山の神1号線と暑寒沢林道の川向うの谷あいを走る林道で、バックアップ路として、町道別苅線や喞内ぽんない林道(循環林道)への交通路として重要な路線です。



8:41  暑寒支線林道を終了した原人は、御内林道の入り口を覗きみて、草ボウボウではあるが全く不可能ではない様をみて、これなら行けると考えたのでした。しかし相当な困難が予想される故、武好ぶよし林道などを回った後に挑戦しようと考えたのです。


原人未踏† 御内林道への挑戦  御内林道は増毛町暑寒沢川の左岸を走る林道で登山家は「暑寒別川左岸林道」と呼びならわしてきました。先日反対側からの侵入を試みましたが、バリケード閉鎖されていました。今回こっち側からみてみると入れそうです。大変困難な道でしたが、なんとか道路決壊部位まで走行し、未踏†のマークを外すことができました。7倍速原人つきでお贈りいたします。


9:43  ここが路肩決壊部です。ちょっと見にはわかりませんが、右側の路肩が崩壊していて、左側に草で隠れた側溝があり、車が通れる幅は1 mもない状態です。知らずに通れば崖の下のポニョです。こうした一瞬で「草の目を読む」のは経験がなければ困難であるので、よゐこは真似はしないようにしましょう。


勝った、帰った、ハマった  未踏† 御内林道を制覇し、意気揚々と引き上げる原人。行きに遭遇した困難はだいたい覚えていて、ここはこう、次はこうと対処していきますが、思わぬ「伏兵」がいました。林道終了まであと70 m。困難もすべて乗り越えて気のゆるみがでたのでしょうか。伏兵が左フロントアクスル下に吸い込まれる様子を通常速度とスローモーションにてよおくご覧あそばせ。

 9:53
このように大きな倒木が吸い込まれています。というか乗り上げたというか。20~30 km/hは出ていたと思います。でもショックはあまり大きくありませんでした。それには秘密があります。


 10:54 牙ガード
左の牽引フック、黄色いキバが曲がっています。以前にもこれで助けられましたが、左右のアクスルに近いところ(特に左)はヒットされやすいところで、この鋼鉄の黄色いキバがなによりも強いガードとしてはたらくのです。この牙は適度に曲がり、衝撃を吸収してくれます。


 汗みどろ原人チルホール
ハマったのは悲しいけれど、それをレスキューするのは知能と筋力をフルに使って行う楽しい作業です。この場合2つの選択肢がありました。ハイリフトで左前輪を上げ、残りの3輪で脱出か、チルホールで馬鹿正直に引っ張るかです。原人は後者を選んだのです。汗みどろになりましたがね。


 13:20
帰っておひるごはんを食べてから、ていねいに洗車し、地面がぬれていないところで前輪をスロープに載せてリフトアップします。

 13:27
曲がったキバをはずしてみるとこんな感じ。中央部が複雑な形に曲がっており、ここで衝撃を吸収したのが判ります。キバはこのために予備を買ってありました。

 13:48
ハイ。新しいキバがつきました。これでまた安心です。このキバが衝撃を吸収したため、リーディングアームは無傷でした。


スターウォーズのように新しいエピソードを先に発表しましたが、episode Ⅰは明日以降に発表いたします。

本日の遭遇危険度 クマ3つ

(1つ: ほぼ安全、2つ: やや危険、3つ: かなり危険、4つ: やばい、 5つ: そこにいます)

RINDO TREK 2020
(1) TREK準備はじめました   (2) TREK準備 完全武装   (3) 準備 国有林入林許可
(4) 準備 ジムニさん清掃整備 (5) 熊追い・深追い・ハマリました (6) 原人走りて鹿角を拾う
(7) 鹿走りて黒い人の糞3つ (8) 雨の中、倒木三昧・シカ三昧 (9) タントシナイ・シシナイ 新知見
(10) 道道613号本格探索 1 (11) 新規林道藤山幌糠線完走 (12) 道道613号本格探索 2
(13) 道道613号本格探索 3 (14) 志不成も大和田線新知見 (15) 原人未踏† 花岡海岸線
(16) 原人未踏† 小平町寧楽 (17) 原人未踏† 小平町千松線 (18) 原人未踏† 大和田59林班
(19) 夏クマさんの食べ物? (20) 原人未踏† 古丹別林道群 (21) 国有林班GISデータの活用
(22) 原人未踏† 増毛 舎熊山 (23) 原人未踏† 千望台林道支線 (24) 原人未踏† 霧立林道群
(25) 原人未踏† 御内林道  

RINDO TREK BEYOND 2019
(1) 2019年春ついに始動! (2) 進撃の原人完全武装! (3) 兵装ホルダー錆補修
(4) 原人エイド救急箱準備 (5) 増毛信砂・千望台・茶々の沢 (6) 敗退!残雪の小平林道
(7) 泥と残雪の留萌林道 (8) 邪魔者は斬る!ー 新信砂 (9) 春を探しに暑寒・箸別線
(10) 発見!絶景ポイント...別苅線 (11) 終わり良ければ...阿分線 (12) 雪とたたかう千望台
(13) ジムニさん負傷@千望台 (14) J×Sパワー@住吉林道 (15) 蜘蛛糸の有効射程は?
(16) 蜘蛛糸の強度限界は? (17) 春の止止6連発フルコース (18) ミッシングリンクを求めて
(19) サムライ伝説防護ズボン (20) 倒木三昧@小山の沢!!! (21) 妖怪退治@百四号林道!
(22) チルホール愉し@小平滝下 (23) 今回は真面目な林道調査 (24) ポンルルモッペ崩壊!
(25) 小平沖内地区倒木再調査 (26) 赤いブレーキつけちゃった (27) 舎熊岳林道¿徘徊?調査
(28) 超節約スプライシング術 (29) TOOLS&TECHNIQUES1 (30) TOOLS&TECHNIQUES2
(31) TOOLS&TECHNIQUES3 (32) 霧立地区林道再調査 (33) 小平ダム林道再調査
(34) 超節約スプライシング術2 (35) 留萌ダム林道再調査 (36) 小平・苫前化石採集記
(37) 寧楽・オンネの沢・鬼鹿山 (38) 潜入男の仕事場 三軒屋線 (39) 暑寒沢・武好・増毛山道
(40) 増毛山道ボランティア巡検 (41) 本日も待ちぼうけ別苅山道 (42) 道有林留萌管理区地図
(43) 原人遂にクマさんに遭遇 (44) 別苅山道・林道・循環林道 (45) 増毛熊さん探して糞1つ
(46) あの熊嵐の六線沢林道へ (47) 苫前ダム奥の林道群探索 (48) 留萌ダム奥水浴親子熊
(49) 台風一過道道ゲート巡り (50) オンネの沢・桂の沢 (51) 幌沖内クマさん足爪跡
(52) ああ無常、小平林道 (53) クマさんQUEST@R126号 (54) 緑のトンネル@増毛
(55) 雨上がりの増毛林道 (56) 無残なりタルマップ1号 (57) 🐻さんQUEST@3記念別
(58) 新設藤山幌糠線を発見! (59) 南瓜クマお留守@樽真布 (60) なぜ原人は林道へ?
(61) 苫前ではまりました(汗;) (62) エンジン破りの嘉一橋林道 (63) 祝開通!道道613号線
(64) 祝開通中記念別あれれ? (65) 小平64林班・森田の沢調査 (66) 巨大倒木格闘@144林班
(67) H+Jパワー@136林班 (68) 苫前小川林道・道道741号 (69) 雄鹿迷う秋の大椴・鬼鹿
(70) 新星!一線沢支線林道 (71) 落ち葉の峠下林道群 (72) 凸凹ポンルル2号延長
(73) 稲里山の呪い4WD破壊 (74) 今年のTREKは終了です 


2018年以前の記事の目次は こちら

南留萌林道概説
南留萌林道概説はクロカン・ドライブ・登山・自然観察・野鳥観察・化石採集・渓流釣り・昆虫採集など様々な目的のため山に入るひとたちのために作成しています。原人の実地探査などにより訂正・補遺が必要な場合、予告なくその都度改訂していき、最善のガイドとなるよう心掛けていきます。
総索引 増毛町  総索引 留萌市  総索引 小平町  総索引 苫前町  付録: クマ出没記
付録:続クマ出没記  南留萌 KUMAP      
Posted at 2020/06/29 20:57:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2020年06月27日 イイね!

MINI原人のRINDO TREK 2020:未踏への挑戦ー霧立林道群

MINI原人のRINDO TREK 2020:未踏への挑戦ー霧立林道群林道、それは最後のフロンティア。そこには原人の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない。これは原人最初の試みとして、調査旅行に飛び出した中古車 ジムニさん号の驚異に満ちた物語である。

2020年6月27日(土)、今日は雨であるにも関わらず原人は苫前町霧立へ向かった。本日は助っ人がいて、長時間 RINDO TREKが可能な日なのだ。こういう日は雨が降ろうが槍が降ろうがTREKに出かけるのである。本日も未踏†林道への挑戦である。



 本日の林道概観
本日探索した霧立林道群の地図です。2018年に未踏†に終わった林道をどれだけ探索できるかが焦点です。


1)下霧立林道・ナタノ沢林道


2018年7月7日  2年前ここを訪れたときには、このように作業中で通行できませんでした。伐採した材が積んでありますので、伐採作業中に道路に土砂崩れが起こったものと推定されました。


原人未踏† 下霧立林道  苫前町霧立にある下霧立林道は2018年に訪れたときには土砂崩れの復旧作業中で通行できませんでした。2020年6月27日、あいにくの雨でしたが、途中の道路決壊の場所まではなんとか通行できました。この林道の名は錐立山の裾野を走るからだと思われます。


8:37  下霧立林道は今回はここで道路決壊のため通行止めでした。


8:20  話は前後しますが、ここがナタノ沢と下霧立林道の分岐部です。直進がナタノ沢で、右方向が下霧立林道です。原人のKML地図は分岐部での合流角度が実際と異なっており、修正しておきます。


原人未踏† ナタノ沢林道  ナタノ沢林道は下霧立林道からヤシコワンナイ川に沿って別れる支線林道です。本日は下霧立林道が通行可能となっていたため、この支線も探索できました。イタドリが張り出している以外、比較的走りやすい林道ですが、途中で道路決壊のため通行止めとなっています。


8:27  ナタノ沢林道はここで道路決壊のため通行止めとなっていました。

2)盤の沢林道・ウグイス沢林道


9:18  いろいろ民有林道に寄り道してきたので少し遅くなりました。民有35林班林道や丸山林道は今は廃道となっていました。ここは盤の沢とウグイス沢の分岐部。ウグイス沢はこのように草ボウボウで進入を断念し、盤の沢に進むことにしました。


盤の沢林道は健在でした  霧立林道群の1つ盤の沢(雛の沢)林道は2018年前回探訪時にも走行可能でしたが、今回も林道終端まで走行可能でした。途中崖崩れや、路肩が掘れていてハマると厄介な箇所はありましたが、特に大きな困難はありませんでした。


9:22  ここが盤の沢林道のハテ(林道終端)です。

3)2155林班作業道


原人未踏† 2155林班作業道  上の沢林道の少し西奥に2155林班作業道という非常に短い林道があります。本当は2154林班にあるので2154林班作業道と名付けるべきところ、原人が間違って2155林班作業道と名前をつけたところ、北海道森林管理局もその名を採用したみたいです(笑)。Google Earthでみるとラリアット部分があるように見えますが実際はありませんでした。


9:58  ここが2155林班作業道のハテです。

4)オンコの沢林道


2019年7月6日  オンコの沢林道に昨年訪れたときには一昨年のがけ崩れ(泥流)の場所が整備され、少し前進しておりましたが、ここで道路決壊があり、通行止めでした。


10:12  昨年の道路決壊の部分はこのように見事に修復されてました。工事の杭をみると「オンコの沢林道改良工事」とあります。


オンコの沢 画竜点睛を欠く?  オンコの沢林道はこれまで土砂崩れ、道路決壊により入り口近くで通行止めになっていた林道でした。昨年度、災害復旧工事が行われたため、それを期待して入ってみました。以前に復旧された箇所の奥に53mの区間で整地され砂利がひかれた立派な道路ができていましたが、その後の林道は草ボウボウでまもなく通行不可能となります。せっかく復旧したのだから草刈りして全線通れるようにすればいいのに、なんだかなあ。


10:18  オンコの沢林道はここで草ボウボウのため通行不可能です。工事の所から200m程度の所です。

5)小平町 川上本流林道
霧立地区の林道探索後、小平町の川上本流林道に寄っていくことにしました。


2019年7月6日  川上本流林道は昨年ここで道路決壊のため通行止めでした。。


川上本流林道 破壊女神の呪い  小平町の川上本流林道に寄りました。この林道は入り口近くの潜水橋が流木で通行止めになったり、そのすぐ奥で道路決壊を起こしたり治しても治してもまた破壊され、まるで破壊の女神の呪いでも受けたような林道です。今回も復旧工事が行われたすぐ後に伏流管閉塞による決壊が起こっていました。「ぷ、ぷーう」と思わず声がでます。


10:46  川上本流林道はここで伏流管閉塞による決壊を起こしています。この林道はなおしても治してもすぐ奥の所で林道破壊が起こり、どうしても通してもらえません。まるで破壊の女神の呪いがかかったような林道なのです。

6)次回RINDO TREK予告

2020年6月28日(日)にもRINDO TREKに行きましたが、編集が間に合わないため、6月29日(月)以降にご報告申し上げます。増毛町の暑寒沢林道、武好林道、暑寒支線林道、御内林道です。御内林道ではハマっちゃいました。

本日の遭遇危険度 クマ2つ

(1つ: ほぼ安全、2つ: やや危険、3つ: かなり危険、4つ: やばい、 5つ: そこにいます)

RINDO TREK 2020
(1) TREK準備はじめました   (2) TREK準備 完全武装   (3) 準備 国有林入林許可
(4) 準備 ジムニさん清掃整備 (5) 熊追い・深追い・ハマリました (6) 原人走りて鹿角を拾う
(7) 鹿走りて黒い人の糞3つ (8) 雨の中、倒木三昧・シカ三昧 (9) タントシナイ・シシナイ 新知見
(10) 道道613号本格探索 1 (11) 新規林道藤山幌糠線完走 (12) 道道613号本格探索 2
(13) 道道613号本格探索 3 (14) 志不成も大和田線新知見 (15) 原人未踏† 花岡海岸線
(16) 原人未踏† 小平町寧楽 (17) 原人未踏† 小平町千松線 (18) 原人未踏† 大和田59林班
(19) 夏クマさんの食べ物? (20) 原人未踏† 古丹別林道群 (21) 国有林班GISデータの活用
(22) 原人未踏† 増毛 舎熊山 (23) 原人未踏† 千望台林道支線 (24) 原人未踏† 霧立林道群

RINDO TREK BEYOND 2019
(1) 2019年春ついに始動! (2) 進撃の原人完全武装! (3) 兵装ホルダー錆補修
(4) 原人エイド救急箱準備 (5) 増毛信砂・千望台・茶々の沢 (6) 敗退!残雪の小平林道
(7) 泥と残雪の留萌林道 (8) 邪魔者は斬る!ー 新信砂 (9) 春を探しに暑寒・箸別線
(10) 発見!絶景ポイント...別苅線 (11) 終わり良ければ...阿分線 (12) 雪とたたかう千望台
(13) ジムニさん負傷@千望台 (14) J×Sパワー@住吉林道 (15) 蜘蛛糸の有効射程は?
(16) 蜘蛛糸の強度限界は? (17) 春の止止6連発フルコース (18) ミッシングリンクを求めて
(19) サムライ伝説防護ズボン (20) 倒木三昧@小山の沢!!! (21) 妖怪退治@百四号林道!
(22) チルホール愉し@小平滝下 (23) 今回は真面目な林道調査 (24) ポンルルモッペ崩壊!
(25) 小平沖内地区倒木再調査 (26) 赤いブレーキつけちゃった (27) 舎熊岳林道¿徘徊?調査
(28) 超節約スプライシング術 (29) TOOLS&TECHNIQUES1 (30) TOOLS&TECHNIQUES2
(31) TOOLS&TECHNIQUES3 (32) 霧立地区林道再調査 (33) 小平ダム林道再調査
(34) 超節約スプライシング術2 (35) 留萌ダム林道再調査 (36) 小平・苫前化石採集記
(37) 寧楽・オンネの沢・鬼鹿山 (38) 潜入男の仕事場 三軒屋線 (39) 暑寒沢・武好・増毛山道
(40) 増毛山道ボランティア巡検 (41) 本日も待ちぼうけ別苅山道 (42) 道有林留萌管理区地図
(43) 原人遂にクマさんに遭遇 (44) 別苅山道・林道・循環林道 (45) 増毛熊さん探して糞1つ
(46) あの熊嵐の六線沢林道へ (47) 苫前ダム奥の林道群探索 (48) 留萌ダム奥水浴親子熊
(49) 台風一過道道ゲート巡り (50) オンネの沢・桂の沢 (51) 幌沖内クマさん足爪跡
(52) ああ無常、小平林道 (53) クマさんQUEST@R126号 (54) 緑のトンネル@増毛
(55) 雨上がりの増毛林道 (56) 無残なりタルマップ1号 (57) 🐻さんQUEST@3記念別
(58) 新設藤山幌糠線を発見! (59) 南瓜クマお留守@樽真布 (60) なぜ原人は林道へ?
(61) 苫前ではまりました(汗;) (62) エンジン破りの嘉一橋林道 (63) 祝開通!道道613号線
(64) 祝開通中記念別あれれ? (65) 小平64林班・森田の沢調査 (66) 巨大倒木格闘@144林班
(67) H+Jパワー@136林班 (68) 苫前小川林道・道道741号 (69) 雄鹿迷う秋の大椴・鬼鹿
(70) 新星!一線沢支線林道 (71) 落ち葉の峠下林道群 (72) 凸凹ポンルル2号延長
(73) 稲里山の呪い4WD破壊 (74) 今年のTREKは終了です 


2018年以前の記事の目次は こちら

南留萌林道概説
南留萌林道概説はクロカン・ドライブ・登山・自然観察・野鳥観察・化石採集・渓流釣り・昆虫採集など様々な目的のため山に入るひとたちのために作成しています。原人の実地探査などにより訂正・補遺が必要な場合、予告なくその都度改訂していき、最善のガイドとなるよう心掛けていきます。
総索引 増毛町  総索引 留萌市  総索引 小平町  総索引 苫前町  付録: クマ出没記
付録:続クマ出没記  南留萌 KUMAP      
Posted at 2020/06/28 17:20:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年06月23日 イイね!

MINI原人のRINDO TREK 南留萌林道概説 付録:南留萌KUMAP

MINI原人のRINDO TREK 南留萌林道概説 付録:南留萌KUMAP林道、それは最後のフロンティア。そこには原人の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない。これは原人最初の試みとして、調査旅行に飛び出した中古車 ジムニさん号の驚異に満ちた物語である。
 これまで報告した「クマ出没記」と「続クマ出没記」のデータをGoogle Earth上に落とし込んで、クマさんの分布が一目でわかる「南留萌KUMAP」を作成しましたので報告します。


【緒言】
「机の上にクマはいない」(アイヌ最後の狩人:姉崎 等)の言葉に感銘を受け、文献・伝聞情報に頼ることなく、2016年から2020年の4年間、単独で留萌南部の林道を逍遥し、留萌南部地域で個体数が減少しているヒグマの生息の証拠を自分の目で集めてきた。調査は断片的で不完全であるものの、一度生息の地理的分布を地図に描いてみることにより、今後の調査の肝要を得ようと「南留萌KUMAP」の作成を思い立った。

【材料と方法】
 原人がこれまで南留萌の林道を走り回り、集積したクマさんのフン、足跡、食痕、爪痕、個体目撃などの位置情報に、若干の他者による確実な目撃情報を加え、Google Earth Pro上に「目印」として位置情報を記録した。それに不随する林道および行動範囲と思われる国有林・道有林・民有林のGIS林班情報を加え地図を作製した。関連する個体(群)と思われる地帯に「小平寧楽大椴個体(群)」のように名称をつけた。なお、データの少ない苫前町は南留萌KUMAP作成から除外した。
1) 林道GISデータ: 国土地理院GIS Maps上で利用可能な林道情報は付属の作図ツールにて林道をトレースし、KMLファイルとして保存した。それをGoogle Earth Proに読み込んで衛星写真上林道として認識できる部分をさらに追加した。国有林については留萌南部森林管理署(北海道森林管理局)からの銃猟立入禁止区域図、林道工事入札添付資料としての林班図にて修正・追加した。道有林については留萌振興局森林室から提供を受けた留萌管理区林相図にて修正・追加した。さらに実際に林道を走行しGeographicaにてTrack recordを残し、修正して留萌南部(増毛町留萌市小平町苫前町)のほぼ完全な国有・道有・民有林道のGISデータをKMLファイルとして作成した。
2)林班GISデータ: 道有林については道有林森林資源情報資料ダウンロードページ、民有林については森林計画関係資料ダウンロードページからKMZファイルをダウンロード、Google Earth Proに読み込んで必要な部分をKMLファイルとして保存した。国有林については北海道森林管理局保全課のご厚意により林班GISデータをダウンロードさせていただき、shapeファイルをQGISにてKMLに変換し、Google Earth上でラベル情報を加えて保存した。
3)ヒグマ痕跡・目撃位置情報: ヒグマ活動の痕跡の位置情報は優秀なGPS定位性能を持つiPad MINI 4上でのGeographica表示のスクリーンショットを残すことで半径5m以内の誤差で記録した。
4)南留萌KUMAPの作成: 痕跡・目撃位置情報をGoogle Earth Pro上で「目印」として加え、その位置に関連する林道を全林道KMLデータから抜粋して加え、さらに尾根や河川などの地形を考慮して、ヒグマの最低活動範囲を推定し、それに相当する林班をポリゴンの線や塗りつぶしの色を赤色に統一して加えた。

【結果】
1.南留萌 KUMAPの概観
 増毛町、留萌市、小平町の3市町にまたがるヒグマ分布KUMAPを下図1に示す。分布は不連続であり、森林とくに広葉樹林が豊富に残されている地帯に集中している。分布は国有林>民有林>道有林の順に多い。
 図1.

2.増毛町のヒグマ個体(群)
増毛町のヒグマ分布KUMAPを下図2に示す。増毛町には暑寒沢林道・別苅線に痕跡が発見され、また道道546号暑寒別公園線を横切るクマが目撃されることが多く原人も別苅線で若い個体を目撃したことがある。この区域に棲む個体群を暑寒・別苅個体(群)と呼ぶ。この区域の暑寒別公園線の南側には果樹園があり、ヒグマはそれを目当てに道路を横断しているものと推定される。一方、道道94号増毛稲田線でも道路を渡るヒグマがよく目撃されるところであり、その西側山林の43林班林道、東暑寒林道に痕跡が発見される。また東側の茶々の沢林道(御料)にも多くの糞が発見される。この地域の個体を東暑寒・御料個体(群)と名付ける。なお、茶々の沢(御料)は留萌市留萌ダム奥の個体群と行き来がある可能性が高い。
 図2.

3.留萌市のヒグマ個体(群)
留萌市のヒグマ分布KUMAPを下図3に示す。留萌市には少なくとも4つの個体群が識別される。
① 留萌ダム奥個体群:チバベリ右沢の奥、南部坂林道も左沢の104・105林班も留萌市ゲートと国有林ゲートで施錠された場所であり原生林が残されている地域である。ここに棲む個体群は増毛町の東暑寒・御料個体群と共通個体である可能性はある。
② 藤山個体(群):秋などに藤山の農村地帯に堆肥や作物を求めて出没する個体であるが、南には広い森林、北には鳥獣保護区がある。
③ 樽真布個体(群): 留萌川の支流であるタルマップ川(道道801号)と中幌糠川(道道550号)にはさまれる逆三角形の森林地帯に棲む個体(群)と思われ、樽真布の農家の南瓜を食べに来ることで有名である。
④ 東幌糠個体(群): ポンルルモッペ川沿いには美沢通り・ポンルルモッペ林道、留萌川源流には道道613号があり、その一帯に生息していると考えられる。峠下地区で目撃されるヒグマはこの個体群由来であろう。
 図3.

4.小平町のヒグマ個体(群)
小平町のヒグマ分布KUMAPを下図4に示す。小平町には少なくとも3つの個体群が識別される。
① 沖内・裏沖内個体(群): ポン沖内林道、幌沖内林道、裏沖内林道は近接した区域にあり、この個体群は同一と考えられる。ヒグマ生息数も小平町では最多と思われる。
② 寧楽・大椴個体(群): この地域は林業がさかんに行われる道有林があるが、同時に広葉樹林も多く残されている地帯である。
③ 上記念別個体(群): 道道126号線は佐藤の沢林道の手前で施錠されており、一般人は徒歩でしか入れない。この区域は現在は林業も行われておらず、手付かずの自然が多く残されている。佐藤の沢林道周辺に大型個体が生息するが、近辺にも複数個体がいると推定される。
 図4.

【考察】
 南留萌は近年までヒグマの絶滅が危惧されていた地域であり、最近は個体数が増加し絶滅の危機は免れたといっていいが、それでも分布は不連続である。その分布をみると、広葉樹林(原生林)が多く残されている国有林地域に多く、針葉樹林として植林が進んだ道有林・民有林には少なく、食餌を維持できる森林の有無がヒグマ個体群の存続に重要であるのが確認できる。林道のない、深山でのヒグマ生息は確認が困難だが、留萌南部は歴史的に林業がさかんであった地域であり、数多くの林道があり、生息調査には適した地域であるといえる。ヒグマの生息は人里から10km以上離れた地帯にはまれであり、今回識別された個体群は、人里から数km以内の所にあることが多い。これはヒグマが人の生活圏内にあることが多いミズナラなどの堅果類のほか、農作物・果実、堆肥、遡上するサケ、ハンターの残したシカ死体を目当てに人里近くにひっそりと棲んでいる可能性を示唆する。原人はこの「となりのヒグマ」の生息状況をさらに詳しく調査して、人間の側からsocial distanceを保つための情報を市民に提供し、この愛すべき隣人を守る活動を行っていきたいと考えている。

(ポスターはヒグマの会からお借りしました)


南留萌林道概説目次
南留萌林道概説はクロカン・ドライブ・登山・自然観察・野鳥観察・化石採集・渓流釣り・昆虫採集など様々な目的のため山に入るひとたちのために作成しています。原人の実地探査などにより訂正・補遺が必要な場合、予告なくその都度改訂していき、最善のガイドとなるよう心掛けていきます。
(1) 南留萌林道の分布概観 (2) 増毛山道周辺の林道 (3a) 増毛民有林道 その1
(3b) 増毛民有林道 その2 (4) 増毛国有林道 (5a) 留萌市道有林道
(5b) 留萌市民有林道 (6) 留萌市国有林道 その1 (7) 留萌市国有林道 その2
(8a) 留萌市国有林道その3 (8b) 留萌市国有林道その4 (9) 小平町道有林道 その1
(10) 小平町道有林道 その2 (11) 小平町民有林道 (12) 小平町国有林道 その1
(13) 小平町国有林道 その2 (14) 小平町国有林道 その3 (15) 小平町国有林道 その4
(16) 小平町国有林道 その5 (17) 小平町国有林道 その6 (18) 小平町国有林道 その7
(19) 小平町国有林道 その8 (20) 小平町国有林道 その9 (21) 苫前町民有・道有林道 その1
(22) 苫前町道有林道 その2 (23) 苫前町国有林道 その1 (24) 苫前町国有林道 その2
(25) 苫前町国有林道 その3 (26) 苫前町国有林道 その4 (27) 苫前町国有林道 その5
(28) 苫前町国有林道 その6 (29) 苫前町国有林道 その7 (30) 苫前町国有林道 その8
総索引 増毛町 総索引 留萌市 総索引 小平町
総索引 苫前町 付録: クマ出没記 付録:続クマ出没記
付録:南留萌 KUMAP  
Posted at 2020/06/24 19:45:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2020年06月21日 イイね!

MINI原人のRINDO TREK 2020:未踏への挑戦ー千望台林道支線

MINI原人のRINDO TREK 2020:未踏への挑戦ー千望台林道支線林道、それは最後のフロンティア。そこには原人の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違いない。これは原人最初の試みとして、調査旅行に飛び出した中古車 ジムニさん号の驚異に満ちた物語である。

今日も原人は仕事の関係で短時間しかTREKはできない。しかも携帯電話が通じる所でなければならぬ。でも大丈夫(笑)。そんな時はここがあります。千望台は留萌市内にあり、携帯基地局があるので千望台林道は携帯が通じます。しかも原人未踏†の支線林道があります。


 千望台林道
本日の未踏†林道は千望台林道(北側半分)の支線林道です。すなわち58林班支線1、58林班支線2、58林班支線3, 55林班支線です。



夏の千望台林道を走る  千望台は海抜180mの丘陵にある海や市街地を一望する事ができる展望台です。そこから広い道有林が南に広がり、その林道を千望台林道と呼びます。留萌の短い夏の始まり、千望台林道は緑のトンネルとなっています。53林班支線1分岐部までの走行を供覧します。


6:57  未踏†林道の58林班支線1の分岐部まできました。伐木・造材作業中のため、道路幅が広げられ、多数のトラックや重機が通った轍があります。


原人未踏† 58林班支線1 造材作業中  ふだんはひっそりと草が生い茂る支線林道も、伐採・造材作業が行われると様相が一変します。重機やトラックが入れるように拡幅され、むき出しのクレイ路面となります。作業が終わるとまた緑が復活し林道に自然が戻ります。造材作業中の原人未踏†58林班支線1の走行を供覧します。


7:01  ここで58林班支線1は草ボウボウのため通行止めです。


7:11  58林班支線林道3の入り口まできました。この支線3は支線1と異なり、草ボウボウのため通行困難です。


7:18  56林班支線の分岐部です。ここも草ボウボウで全く入れません。このような支線林道は作業に使われるまで冬眠状態におかれます。


7:28  千望台林道ゲートにあったこれらのノボリは58林班支線1での作業のことでした。

 ルルモッペ林道
時間がまだあるので市民の憩いの森ルルモッペ林道に寄っていくことにしました。



憩いのルルモッペ林道  千望台林道の手前、右へ分岐するルルモッペ林道は市民憩いの場として開放された林道です。途中から遊歩道が出ており、野鳥の観察・様々な植物の観察、キャンプなどが楽しめる所です。ルルモッペ林道は短いながらも立派な「林道」であり、その走行を供覧します。

本日の遭遇危険度 クマ1つ

(1つ: ほぼ安全、2つ: やや危険、3つ: かなり危険、4つ: やばい、 5つ: そこにいます)

RINDO TREK 2020
(1) TREK準備はじめました   (2) TREK準備 完全武装   (3) 準備 国有林入林許可
(4) 準備 ジムニさん清掃整備 (5) 熊追い・深追い・ハマリました (6) 原人走りて鹿角を拾う
(7) 鹿走りて黒い人の糞3つ (8) 雨の中、倒木三昧・シカ三昧 (9) タントシナイ・シシナイ 新知見
(10) 道道613号本格探索 1 (11) 新規林道藤山幌糠線完走 (12) 道道613号本格探索 2
(13) 道道613号本格探索 3 (14) 志不成も大和田線新知見 (15) 原人未踏† 花岡海岸線
(16) 原人未踏† 小平町寧楽 (17) 原人未踏† 小平町千松線 (18) 原人未踏† 大和田59林班
(19) 夏クマさんの食べ物? (20) 原人未踏† 古丹別林道群 (21) 国有林班GISデータの活用
(22) 原人未踏† 増毛 舎熊山 (23) 原人未踏† 千望台林道支線 

RINDO TREK BEYOND 2019
(1) 2019年春ついに始動! (2) 進撃の原人完全武装! (3) 兵装ホルダー錆補修
(4) 原人エイド救急箱準備 (5) 増毛信砂・千望台・茶々の沢 (6) 敗退!残雪の小平林道
(7) 泥と残雪の留萌林道 (8) 邪魔者は斬る!ー 新信砂 (9) 春を探しに暑寒・箸別線
(10) 発見!絶景ポイント...別苅線 (11) 終わり良ければ...阿分線 (12) 雪とたたかう千望台
(13) ジムニさん負傷@千望台 (14) J×Sパワー@住吉林道 (15) 蜘蛛糸の有効射程は?
(16) 蜘蛛糸の強度限界は? (17) 春の止止6連発フルコース (18) ミッシングリンクを求めて
(19) サムライ伝説防護ズボン (20) 倒木三昧@小山の沢!!! (21) 妖怪退治@百四号林道!
(22) チルホール愉し@小平滝下 (23) 今回は真面目な林道調査 (24) ポンルルモッペ崩壊!
(25) 小平沖内地区倒木再調査 (26) 赤いブレーキつけちゃった (27) 舎熊岳林道¿徘徊?調査
(28) 超節約スプライシング術 (29) TOOLS&TECHNIQUES1 (30) TOOLS&TECHNIQUES2
(31) TOOLS&TECHNIQUES3 (32) 霧立地区林道再調査 (33) 小平ダム林道再調査
(34) 超節約スプライシング術2 (35) 留萌ダム林道再調査 (36) 小平・苫前化石採集記
(37) 寧楽・オンネの沢・鬼鹿山 (38) 潜入男の仕事場 三軒屋線 (39) 暑寒沢・武好・増毛山道
(40) 増毛山道ボランティア巡検 (41) 本日も待ちぼうけ別苅山道 (42) 道有林留萌管理区地図
(43) 原人遂にクマさんに遭遇 (44) 別苅山道・林道・循環林道 (45) 増毛熊さん探して糞1つ
(46) あの熊嵐の六線沢林道へ (47) 苫前ダム奥の林道群探索 (48) 留萌ダム奥水浴親子熊
(49) 台風一過道道ゲート巡り (50) オンネの沢・桂の沢 (51) 幌沖内クマさん足爪跡
(52) ああ無常、小平林道 (53) クマさんQUEST@R126号 (54) 緑のトンネル@増毛
(55) 雨上がりの増毛林道 (56) 無残なりタルマップ1号 (57) 🐻さんQUEST@3記念別
(58) 新設藤山幌糠線を発見! (59) 南瓜クマお留守@樽真布 (60) なぜ原人は林道へ?
(61) 苫前ではまりました(汗;) (62) エンジン破りの嘉一橋林道 (63) 祝開通!道道613号線
(64) 祝開通中記念別あれれ? (65) 小平64林班・森田の沢調査 (66) 巨大倒木格闘@144林班
(67) H+Jパワー@136林班 (68) 苫前小川林道・道道741号 (69) 雄鹿迷う秋の大椴・鬼鹿
(70) 新星!一線沢支線林道 (71) 落ち葉の峠下林道群 (72) 凸凹ポンルル2号延長
(73) 稲里山の呪い4WD破壊 (74) 今年のTREKは終了です 


2018年以前の記事の目次は こちら

南留萌林道概説
南留萌林道概説はクロカン・ドライブ・登山・自然観察・野鳥観察・化石採集・渓流釣り・昆虫採集など様々な目的のため山に入るひとたちのために作成しています。原人の実地探査などにより訂正・補遺が必要な場合、予告なくその都度改訂していき、最善のガイドとなるよう心掛けていきます。
総索引 増毛町  総索引 留萌市  総索引 小平町  総索引 苫前町  付録: クマ出没記
付録:続クマ出没記        
Posted at 2020/06/21 14:31:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「原人の新しいクルマがついにお船に載り、ドイツエムデン港を出港しました。今後航路を追跡していきます。」
何シテル?   08/12 07:33
・ 北海道札幌市在住の「MINI原人」です。 ・ 学名 MINIpithecus roadsterus ssp. cooperS。絶滅危惧種です。 ・ いろ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2020/6 >>

  12345 6
789101112 13
14151617 1819 20
2122 23242526 27
28 29 30    

ブログカテゴリー

愛車一覧

ボルボ V40クロスカントリー ボルボさん (ボルボ V40クロスカントリー)
フォーマルな用途や遠出の旅行などに使っています。原人が現代人のフリをするためのクルマです ...
ミニ MINI Roadster MINIさん (ミニ MINI Roadster)
MINI原人が青天井ドライブを楽しむ車です。いろんなしがらみを風であたまからふっとばすこ ...
ヤマハ PAS ナチュラL ママチャリ原人号/マダム号 (ヤマハ PAS ナチュラL)
焦げ茶色がMINI原人用、エメラルドグリーンがマダム用です。アシスト性能が進化し、坂道も ...
スズキ ジムニー ジムニさん (スズキ ジムニー)
2013年(平成25年)6月27日登録のJB23W 9型です。2017年8月9日納車され ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation