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2020年02月11日

先駆者への共感と (6)

先駆者への共感と (6) 年明けにディーラーで新型Mazda3に試乗したのを機に、私が一気に購入意欲をそそられることになったSKYACTIV-Xエンジン

やがて自動車専門メディアだけでなく、一般ユーザーの試乗記も巷に出回り始めました。
新しいエンジンやその搭載機種に関しての賛否両論が入り交じる中、大勢を占めると感じる評価が、同じ排気量のSKY-G搭載車に比べて「68.2万円高」となる価格差に見合うほどの性能上のメリットは感じ難い、というもの。

たしかに、燃料のハイオク化込みで、
 最高出力    :+24ps
 最大トルク   :+2.5kgf・m
 WLTCモード燃費 :+1.6km/L
と、全方位で少しずつ上積みがされる一方、車重も堂々の「+80kg」ですからねぇ・・・。私はSKY-G 2.0オーナーなので両車の違いを明確に感じ取れますが、そうでない人はかなり難しいところ。故に、マイルドハイブリッド代も含まれての結果とはいえ、性能差と価格差だけを抜き出すと、X選択の合理性がないように見えてしまうところは、私の大好きな「i-ELOOP」をつい想起してしまいます^^;。
(たしか「6万円のUPで、燃費が0.2km/L向上」でしたっけ 笑)


加えて、今このSKY-Xエンジンを購入するのは、”世界初”の価値を一番乗りで味わいたい人や、SPCCI技術を実現したマツダを大いに好感する人に限定される、とも。

これは・・・かなりズボシかも。
そもそも2011年、初のSKYACTIVエンジン搭載車となったDEデミオ・13-SKYACTIVを「内燃機関で勝負に出たマツダを応援せねば」の一心で予約購入した私ですからね。
但し、9年前のSKY-Gと決定的に違うのは、単に能書きや前評判だけで意気に感じたのではなく、今回のSKY-Xは実際にクルマを試乗し、なかでも6MT車のレスポンスに甚く感激したリアルな実感を伴っていること。
ホント、県下に1台しかないというMTの試乗車に偶然ありつけた巡り合わせが、運命の分かれ道だったかもしれません(笑)。

そんなわけで
途中でCX-30が候補に急浮上する一幕もあったものの、結局は初心に立ち戻って「Mazda3 Fastbackの6MT車」にターゲットを絞り込んだ私。
土曜の昼食時に意を決して、家族全員に秘めたる決意を語り始めたのです。
曰く・・・

つい先日、RX-7が納車されてから20周年という節目を迎えたこと。

それ以降、我が家に迎えてきたクルマは全て家族を第一に考えていたこと。
 "お母さんのため"の ベリーサ、デミオ、CX-3・・・
 "おじいちゃんのため"の アテンザ、アクセラXD・・・
 "みんなのため"の フレンディ、ビアンテ・・・

そして今、お父さんはちょうど20年ぶりに"自分のため"に欲しいと思うクルマが出てきたということ。


エヘヘ(^^;)

ここまでは完璧に筋書き通りでした。
食事中に不意を突かれたこともあって、家族は反論をしたり茶々を入れることもなく、神妙な面持ちでお父さんの一世一代の告白に聴き入ってくれています。

ところが・・・

だから、おじいちゃんのクルマ、なくなっちゃうんだ。

そう告げた瞬間、それまで穏やかな表情をしていた高一の長男が、明らかに動揺する素振りを見せたのです。
「ボク、乗ることになっていたよね・・・」
消え入るような小声で隣りの嫁さんに囁く姿を認めた瞬間、私は重大な過ちを犯したと悟りました。

2017年の初秋、他界した父の愛車を私が引き取ることにした最大の決め手は「おじいちゃんのクルマ、僕たちが乗るから取っておいて」と懇願した、我が子たちでした。
あれから2年半、私は今頃になってようやく正しく理解をしたのです。あの時の長男の発言は決して軽はずみな気持ちからではなかったことを。(し、しまった・・・)

「そう・・・その約束だったね、おじいちゃんのクルマ」
私はすぐさま長男に詫びました。

「うん、わかった。手放すのはやめよう」

正直、これほど長男が静かな抵抗を見せるとは予想していなかった私ですが、その瞬間、自分でも驚くほどに素直に非を認め、素直に約束することができたのです。
普段は物静かで滅多に感情を表に出さない長男。
それだけに、父の形見であるアクセラXDを彼がこれほど大事に思っていてくれたとは・・・私はむしろ嬉しく、誇らしげな気分でさえあったのです。



ん?



・・・まてよ。



ここまで濃密な検討を重ねてきた数週間。もはや私自身の決意も後戻りできないくらいに固まっています。

それって即ち・・・?!?!

長男と同じようにいつも穏やかな嫁さんですが、さしもの彼女も、今度ばかりはやや表情を曇らせています。
いや、斯くいうこの私だって・・・
こんなまさかの展開だけは、右脳でも左脳でも全くシミュレートしてませんでしたから(◎_◎;)


(たぶん、まだつづく)

【追記】皆さんを不快にするのは本望でないので、この辺でやめときますm(__)m
ブログ一覧 | 隠れ家のMazda3 | 日記
Posted at 2020/02/11 22:00:10

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この記事へのコメント

2020年2月11日 22:11
こんばんは。

下取り無し、7年ローンでしょうか?

ファイト!!
コメントへの返答
2020年2月11日 22:23
こんばんは。

金策も十分頭の痛い話ですが、愛情込めたメンテナンスを継続できる保管形態を見出すことが、より大きな課題です(^^;)。
2020年2月12日 11:34
20年ぶりにお父さんの欲しい車が出てきたのであれば、RX-7と入れ替えるのが順当な選択だと思いますが如何でしょか?
そのくらいの身を切る覚悟が無いと、その発言と釣り合わないと思いますよ。
コメントへの返答
2020年2月12日 12:20
そうですね。今となってはそれが順当な入替え候補車ですし、身の丈を考えれば尚更そうだとは思います。常識的で真っ当なご意見をわざわざありがとうございます。
2020年2月12日 18:45
増車ですね? わかります(﹡´◡`﹡ )
コメントへの返答
2020年2月12日 23:02
ご理解いただきありがとうございますm(__)m。
それが私の唯一解となったことを丁寧に伝えていくつもりでしたが、あまりに常軌を逸し過ぎ、無理があったようで、反省しております^^;。

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小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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