「エックス ノ メイヨ ヲ マモルコト」
これが日曜午後の私の重大ミッション(笑)。
実をいうと、朝の時点でMAZDA3の平均燃費表示は…ご覧の通り「10.9km/L」。
最近になって二桁燃費を連発している旧世代ガソリンエンジンのビアンテはもちろん、HV運行時のRotary-EVの平均燃費をも下回るこの数字では、世界初の圧縮着火ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」の名が廃るというわけです。現に、このままだと過去27回の給油記録の中で堂々のワースト2(-.-;)。
もっとも、この暫定値にも訳があるんですけどね。
なんたって・・・
このMAZDA3、前回の給油は
4月7日なんです。
進学した長女の離郷で約20年ぶりの夫婦2人生活が始まった直後、もしくは、私が8年半ぶりにスマートフォンを買い換える直前の話だと考えたら、まぁなんと遠い昔だこと(笑)。
それ以来、7ヶ月と10日で走行距離が249kmということは…月平均34km、つまりは1日1kmの計算です。
今春以降、長距離の日帰りドライブを全てビアンテやアクセラXDに譲ったうえに、3月にバッテリーを新調したために毎週末の充電走行の機会も激減。この結果、4月以降で極端な過少走行に転じたRotary-EVよりも、MAZDA3の方が走行距離が少なかったのです^^;。
おまけに、Rotary-EVの充電のためにガレージ内の定位置を明け渡すたびに10m程度の敷地内移動を繰り返していたわけですから、ギリギリとはいえ二桁燃費をマークしているのは…むしろ驚きというべきかも。
(RX-7だったら3km/L前後に陥るに違いない…)
そんなわけで、日曜の午後に広島市内のショッピングモールまで往復200kmのドライブを計画。すでにハーフタンクゆえ上乗せできるマイレージは限られるものの、全行程の70%を占める高速道路を中心に区間燃費を稼ぎ、低迷する平均燃費値の底上げを図ろうとしたわけです。
午前中のMX-30のプチドライブとは違って、こちらは半日がかりのドライブですね。
ただ、MAZDA3のSKY-Xはここからが一筋縄にはいきません。
まずはギア比。とくに私の初期型X(6MT)は6速ギアが短いため、燃費を最優先にした場合には"高速"巡航はご法度(笑)。なにせ100km/h時に2,350回転も回ってしまうので、それ以上の速度域は騒音の面でもあまりウェルカムではないのです。よってクルコンの設定速度をなるべく制限速度付近にしたいのですが、交通量の多い午後の山陽自動車道だと、80km/h区間で後続車群との速度差が危険になるケースも多々あり、不承不承+5〜10km/hで微調整しながらの走行に。(制限速度遵守ステッカーを貼るべきだったか 笑)
お次は他でもないエンジン自体の特性。
圧縮着火で超がつくリーンバーンを実現してくれるのは実は加速時だけで、定速巡航時は火花着火による通常燃焼に戻ってしまいます。つまり、パーシャルスロットルで安定した巡航をしているうちは、X専用の補機など約70kg分のウェイトを積んだ2.0Lガソリン車(SKY-G)と化しているわけです。一般には燃費が最高に伸びるシチュエーションなのに、むしろ真逆な印象さえあって。
実際、リアルタイムの区間燃費表示が頭打ちか下降気味の時に、じわっとアクセルを踏み続けてやると数値がポンッと上昇するのは、X特有の現象といえますね(いや、これは癖というべきか)。
よって、重大ミッションを背負った今回は、隙あらば緩加速状態に持ち込もうと奮闘するも…車群をリードするペースメーカーならまだしも、こちらは制限速度遵守の"動くシケイン"。周囲を車両に包囲された中で無闇に速度を上げ続けるわけにもいかず(-.-;)。
そんなわけで、傍から見えるよりも遥かに多くの要素を思慮しながらの200km(笑)。
高速道路の車群が比較的バラけていた往路では区間燃費が21km/L台と健闘したものの、様々な走行ペースの車両が入り乱れて走り辛かった復路は、同17km/L台にとどまることに。結局、7ヶ月越しの平均燃費表示は、出発前の10.9km/Lを13.7km/Lまで伸ばしたところで終了です。
なお、帰着直後の満タン給油での実測値は13.0km/Lだったので、朝の数値のままだと二桁燃費の維持すら危うかったかもしれません^^;。
それはそれとして
今後は長距離の日帰りドライブもMAZDA3に任せていく計画なので、もうこんな面子のための辻褄合わせとは無縁になる・・・はず(笑)。
Posted at 2024/11/18 01:20:00 | |
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隠れ家のMazda3 | 日記