2020年11月25日
乗ってきました。
そろそろ公道を走行しているのを時々見かけるようになってきたGRヤリス、予定通り本日試乗してきました。
お店の近所には高速もワインディングもないし、流石にまだ貴重な試乗車を営業さんを隣に乗せたままスライドさせるのもなんなので、国道をちょっと踏ませてもらった程度ですが。
エーと、感想なんですが、「ポジもネガも大方予想通り」でした。乗ってきたのはRZのハイパフォーマンスパッケージ、TSSつき、色は黒です。何から書けばいいかなぁ…。
1.見た目
先のエントリでも書いたように白は展示車を見たことがあるので黒を用意していただきました。理由は白が予想以上に車が大きく見えてしまうことです。やはり黒のほうがクルマは締まって見えます。で、赤はというと個人的な好みより大分用意されている赤が明るいのが引っかかってます。それと、カタログを毎日眺めているとちょっとクルマのシルエットにクドイ抑揚があるように思えるのであんまり陰影ががっつり映える色はちょっとなぁ…というのが出てきまして、今の段階では候補から外れています。あと、GRシリーズの四角い口(ラジエーターグリル)が嫌、という向きにもボディが黒いと遠くからは目立たなくなるのでいいかも。そういえばBRZのベーシックグレード買ったときも「ミラーの無塗装がわかりにくいから」という理由で黒を選んだような(笑)。もちろん黒は空調的には不利だわ細かいスクラッチ傷は目立つわイロイロ大変なのもみなさんご存知の通りです。タイヤもホイールも同じ色なので最近のクルマの「実際は小さくないのにタイヤ小っちゃい感」が希薄なのもポイント高し。
色の話しかしていない…
2.ドラポジ
普通のコンパクトカー然としたポジションです。2ドアクーペによくある「前に足を投げ出す」感覚は無いのでスポーツカーに乗りこんでいるというトクベツ感はありません。予想通りです。ペダル踏み込み角度もそれにあわせてあります。無理に座面を落としてもポジションはヘンテコになるわペダルは操作し難くなるわ視界は劣悪になる(特にDAが妨害になると思われ)わ碌な事にならないのは目に見えてます。そういうの好きな人多いですけど(笑)そんなわけで高いボンネットの割に視界は良好で動かしやすいです。ペダル位置も変なオフセット感はありませんでした。メーターは…だいたい下方視界とトレードオフなので視線移動している感があります。TSSは欲しくはないしRCには付かないものですがHUDだけはあったらいいなと思います(昔NAで社外HUD使ってたくらい自分の中であの装備は評価が高いです)
3.操作感
90’sのクルマばかり乗っている自分からすると、ペダルは軽いです。軽すぎるくらい(笑)。クラッチはうちのNAロードスターのNBターボ純正クラッチと同じかヤリスのほうがやや軽い位かな。踏み込み角度も違うのでなんともいえませんが。ステアリングはそれなりの手ごたえがあるのでちょっとバランス悪いかな~と思いました。クラッチのミートポイントは普通です。発進も楽々。iMTはごめんなさい試してません。ブレーキペダルの遊びが少ないのとブレーキがよく効くのとペダルが軽いので丁寧に操作しないと制動はギクシャクするかと思います。一般路上では狙っているスピードレンジが違いすぎる感じの効き方をします。PCCBにちょっと似てた。でも特性的には出来の悪いカックンブレーキとは明らかに違います。なんていうのか制動力が立ち上がりから急制動までずっと底上げされてるみたいな。シフトはストローク、手ごたえ共に丁度いい感じ。なのでやっぱりペダルがちょっと軽いかなぁ…。
4.エンジン
アイドル時に3気筒の振動がとかいう意見をチラチラ見かけますが、自分と一般の方の基準車の違いなのか静か過ぎて何もわからんというのが正直なところ。音も振動も少ないです。なきに等しい(笑)。パワー感、レスポンスは共々予想通りでした。速い、でも肝は冷えない、そしてターボの待ちは無いに等しい。もっとも回して乗るのに慣れすぎているので(街中タラタラでも2000以下はほぼ使わない)もっとイマドキエコドライブすれば感想は変わるかもしれません。加速側はフィールも音(ちょっと静かだけど)も悪くないです。そして現代の車らしくアクセルオフ時の回転落ちが悪いです(笑)。インマニ噴射だとエミッションの都合でスロットルバルブを急に閉じられないのは理解できるんですが、直噴でもだめなのかなぁというのは意外というか残念というか。フライホイール変更くらいでなんとかなるのかな。イマドキのエンジンにしては上は良く伸びます。アルトワークスより気持ちいいです。
5.足及びボディ
一番感心したのが乗り心地が良かったこと。HPパッケージでコレか、という感じ。タイヤが磨耗してきたときはどうかな、というのはありますけど。
そんなにすっ飛んでないですがボディはがっちりしてそうです。硬いけど超短命という感じもしません。アルトワークス(比較が軽でごめん)はなんと言うか儚そうな気配を感じるのですがそういう感じはしなかったです。みっしり詰まってる感じ?旋回時の腰高感もありませんでした。コレは車重とトレッドのせいかな。まぁ試乗車なので無茶は出来ませんから話3分の1くらいで聞いててください。試乗でポテンシャル計るならそういうイベント狙って、ですよね。
一番気になったのは静かなエンジンや排気音に対してタイヤのロードノイズがやたらと車内に入ってくることです。これは、正直萎えますし疲れるんじゃないかと思います。入ってくるならエンジンのメカノイズやミッションのギアノイズのほうが競技由来車っぽくていいと思いました。マフラー換えたいと思う人の気持ちはちょっとだけわかります。自分だったらバルクヘッドの遮音材取っ払う方向に進めたいですけど。
6.フィール
なんていうか90~00年前半くらいのクルマの乗り手を煽ったりアゲてくる感じは正直あまりありません。でもまぁコレは予想通りでしてこちらが鞭を入れるまでは牙を隠している良くも悪くもイマドキのクルマでした。でもってドラポジが普通だし、見た目も(幅以外は)普通のコンパクトカー、車重もGC8くらいまで下がったけど4駆でターボで極太?タイヤなのでスイスポと同じような見た目から想像するほどヒラヒラと走ったりはしないです。なのでクルマに演出をしてもらいたい人には向いていないと思います。走らせてナンボよ、という方には待ってましたなクルマだと思いますが。スイスポもとても良いクルマですがコレはまた見た目の大きさだけが近い別の世界観を持ったコンパクト「ホット」ハッチです。
というわけで注文書書いちゃったよー(笑)
ついでに先行でサービスマニュアルの注文もしてきたよー(笑)
ちなみに現在生産はとても順調で納期は早まる傾向とのことでした。遅いほうがいいんだけどとゴネてみたんだけど。
長文駄文、お付き合いありがとうございました。
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新型車 | クルマ
Posted at
2020/11/25 18:27:29
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