
だらだらと書いてますが、車高調の話です。
今年最初のブログに、myシルビアの車高調のショックアブソーバーが抜けかけてるっぽいと書きました。
文章が長いので、先に結論から言うと、まだあまり気にしなくても良さそうかな〜というところです。
あとは、実験、調査、考察の内容。
と言っても大したこと書いてないですが。
ショックが抜けかけていると思った理由を挙げておくと、
・路面の継ぎ目とかを越えたあとに振動の収まりが悪くなったと感じる
・コーナリング中のロールが以前より大きい気がする
・路面の継ぎ目を越えるときにボディの軋む音がする(以前の車高調の末期と似ている→今の車高調に交換して収まった)
で、myシルビアの今の車高調は3万kmくらい使ってるので、へたっていてもおかしくないけど、
ショックが抜けかけているだけで、まだ使えるのであれば、まだしばらく使いたい。
ショックだけ買い替えができるけど、やっぱりそれなりに部品代も工賃もかかるので。
本当にショックが抜けてるのか?心配なレベルなのか?
気になって、自分でできる実験はやってみよう、と。
で、とりあえず、へたりはどんなもんか。
myシルビアの車高調は減衰力を16段階で調整できるタイプなんだけど、
極端な話、もし本当にショックが抜けきってしまえば、減衰力をどの段にしても減衰最弱と同じ挙動になるはず。
つまり、ショック抜けの程度が大きいほど、減衰力設定を変えたときの変化は小さいはず。
myシルビアの今の車高調は、16段階で、減衰力は0段が最強(硬)、16段が最弱(軟)。
①普段(街乗りも峠も)は
フロント:14
リア:7
と、リアの減衰強めの設定。
現状確認で、まずはこのまま、馴染みの峠を走ってから〜
この減衰力を弱めたらどうなるか?
②フロントは充分弱くしてあると思うので、リアだけ少し弱めてみた。
フロント:14
リア:9
たったこれだけ。
で、同じコースを走ってみる。
コーナーでロールが大きくて気持ち悪い(+_+)
・・・ってことは、いつもの設定だとちゃんと減衰効いてるってことじゃん!?
リアの2段の差が大きく感じられるくらい。
③念のため、極端なことをしてみる。
フロント:16
リア:16
減衰力、最弱!
同じく峠を走って
フワフワ〜〜
さっきの②よりバランスが良いのかなぁ。
③のほうがまだ乗りやすい。①には敵わないけど。
ロール量は確かに③が一番大きいんだけど、②のほうが不安定だと感じた。
とりあえず③のまま街まで下りてくる。
街乗りが③でも良ければ、減衰力を弱くしておくほうがショックの寿命は縮みにくいので。
しばらく街乗り後、いつもの①に戻してみる。
うわ〜、この、かっちりした安心感!
絶対こっちのほうがいいわ~♪
③だと普通のファミリーカーにでも乗ってるような感じで、運転の楽しさが小さくなってしまう。
なので、減衰力調整は生きてるってことね。
へたってるかどうかは別として、機能はしている。
というか、実は大してへたってないのか?
で、へたりは?
振動の収まりがそんなに悪いのか?
改めて気にしてみると、③に比べると①はだいぶマシ。
ロールが以前より大きく感じるのは?
ショックのへたり具合によるロール量の違いを比べるには、
・同じ減衰力設定で
・同じコーナー(同じ半径)を
・同じ速度で
走る必要があるけど、
同じ設定、同じコーナーは良いとして、
同じ速度?
問題はこれだな〜。
走り込んでるコースだとコーナーでのボトムスピードはある程度決まってるけど、
コーナー進入は昨年9月頃からだいぶ改善したから、コーナー全体の平均速度は以前より速いはず。
じゃぁ以前やってたコーナー進入方法(進入速度は今より遅い)にしたら?
ロール少なめ。
どうも、コーナリングスピードの問題か。。
旋回中の遠心力の大きさは車速の2乗に比例するわけで、
車速が5%速くなると
1.05×1.05=1.1025
遠心力は10%増加。
車速が10%速くなると
1.1×1.1=1.21
遠心力は21%増加。
ざっくり、ロールは遠心力に比例と考えて
(本当は遠心力で荷重移動が発生してそれがショックアブソーバーの伸縮の入力になるので、そんなに単純ではないけど、あくまでも概算で)
例えば40km/hで走っていたコーナーを
42km/hで走ると10%、
44km/hで走ると21%、
ロールが大きくなる、というイメージ。
ほんの少しの速度の違いでロールの具合が結構変わってもおかしくないんだな〜と分かるかと。
あと、たぶんだけど、11月中旬からタイヤをハイグリップにしてるのもあるのかなぁと。
推測だけど。
シバタイヤTW280は相当食いつきが良いみたい。
その前に履いていたシバタイヤTW240もグリップ良いんだけど、ドリフト用なので縦に比べて横グリップはそんなでもなかった。
TW280はグリップ用なので横グリップも相当に良くて、路面との間に横ズレが発生しにくいんでしょうね。
一方で車全体には遠心力は同じだけかかってるから、その差がロールとなって現れるのは、おかしくないと推測。
(公道より路面グリップの良いサーキットで背の高い車が横転しやすいのも同じ原理かと)
あと、路面の段差とかを越えたときにシュッとかギシッとか軋む音の話。
これ、ちょうど昨日チューニングショップに別件で行ったので聞いてきたんだけど、
ショックがちゃんと仕事してるから出る音で、ボディがおかしくなってるわけではないから心配いらないそうです。
確かに、減衰力を変えると音がしたりしなかったり変わるんですよね。
この音は以前の車高調で出てたので今の車高調に替えて、それで収まったから、出てはいけない音だと思ってた(^_^;)
同じくタイヤをTW280にしてから発生。
ハイグリップタイヤだとショックも減衰の仕事をたくさんしないといけないってことかな?
ちなみに以前の車高調(ドリフトスペック)は今の車高調(ストリート用)よりスプリングレートが高く、ショックの減衰力もその分高め。
ショックの仕事量が多いと音が出やすいのかも。
あと、ストリート用の車高調の割に、意外とドリフト練習にも耐えるんだな〜と思いました(^^)
ドリフト練習ではリアの減衰力は最強設定なので、かなり過酷と思います(^_^;)
ということで、しばらく今の車高調で様子を見ます。
結果的には、ショックがそんなにへたっているわけでもないというところに落ち着いたけど、
これから消耗していくだろうし、
その度合いを自分なりに測って行く上で役に立ちそうな実験や考察ができたと思います。
・・・と、勝手に自分だけで楽しんでしまいました(笑)
という自分勝手な終わり方ですみませんm(_ _)m