連日の暑さのせいか、どうもうまくブログがまとまらず、
ほぼ戯言ですが・・・
1.
6月の走行会で、他の参加者から指摘されたこと。
ピットでmyシルビアを冷ますためにアイドリングさせてたとき、
マフラーが揺れてるから、マフラーハンガーが劣化してるんじゃないか?って。
放置しとくとマフラー落ちるかもって言われたのです。
で、後日、myシルビアの主治医に聞いてみたところ・・・
オーテックバージョンはハイカム入ってるからそんなものなんだそうです。
ハイカムって言っても、アイドリングの安定性に関係するのはリフト量より作用角とバルブオーバーラップの問題。
標準車のスペックSは
IN248° EX240°
バルブオーバーラップ1°
なのに対して
S15オーテックは
IN272° EX256°
バルブオーバーラップ34°
とかなり攻めてるからなぁ(笑)
2.
で、
myシルビアのアイドリングでマフラーがどのくらい揺れてるのか記録しておくために録画。
(動画長さ41秒。エンジン始動前〜始動〜アイドリング、29秒くらいから2000rpm)
録画してたのを旦那に見つかって、変態扱いされたのは内緒(笑)
で、
マフラーの揺れ、普通の範囲だけど・・・
比較のために、一応
以前myフィットのマフラーを録画したやつを引っ張り出してきた。
(動画長さ31秒。エンジン始動〜アイドリング〜3,000rpmまで)
全然揺れないんだわ。
びっくり。
まぁでもシルビアのほうも別に問題ないらしいので、いいんですけどね(笑)
3.
(3と4はそこそこマニアックな話で、しかも戯言なので、興味ない人はここから先はスルー推奨)
マフラーの話はOKだけど、
結局myシルビア、というかS15オーテックのハイカムっていうのは実際どのくらいのものなのか?
気になって社外ハイカムのカムプロフィール調べちゃった。
あくまでも対象はS14&S15の、つまりNVCS付きの、SR20DE(T)。
ソリッド化していないラッシュアジャスター式のに限定。
話をシンプルにするために、リフト量の話はとりあえず置いといて、作用角とバルブオーバーラップの比較。
(純正は新型車解説書、社外品は各メーカーWEBサイトの情報から私が勝手に比較してるだけです)
まずはNA同士。
S15オーテック純正
S15スペックS純正
スペックS用 東名ポンカム
スペックS用 東名プロカム
ポンカムは純正カムとそのまま入れ替えられるというもので、バルタイ調整不要、バルブスプリングも純正でOKなもの。ハイカムの中ではお手軽な感じのですね。
プロカムは、リフト量は今回まとめてないけど、作用角もリフト量もポンカムより大きくて、強化バルブスプリング使用やバルタイ調整など必要なもの。フルチューンするときとか用。
数字がいろいろ並びすぎても分かりにくいので、表の注目すべき項目に着色。
作用角とバルブオーバーラップ。
S15オーテック純正が、スペックS用のプロカム並みか、それ以上に攻めた設計なのが見て取れるかと。
NVCSがOFFのときのバルブオーバーラップがこれなので、アイドリングでもオーテックは34°もあるということ。
まぁ、安定させるためにベースアイドルが1,000rpmになるわけだよね。
次はターボ用と比較。
ターボ用の社外カムは3社から出てるので、まずはポン付けカム(ポンカム相当)から比較。
S15オーテック純正
S15スペックR純正
スペックR用ポン付けカム(東名ポンカム)
スペックR用ポン付けカム(HKS SS-CAM (STEP1))
スペックR用ポン付けカム(トラストEASYカム)
リフト量はここには載せてないにしても(各メーカーのWEBサイトには記載あり)、オーテック純正のほうが明らかに作用角もバルブオーバーラップも大きい。
最後の比較は、ターボのフルチューン用のカムとの比較。
強化バルブスプリングやバルタイ調整が必要なもの。タービンも交換してるようなハイパワーマシン用。
S15オーテック純正
S15スペックR純正
スペックR用 東名プロカム
スペックR用 HKS STEP2
スペックR用 トラストPROカム
SRエンジンで270°クラスのカムを入れるのは、このレベル。
S15オーテックも、このレベルの社外カムに近いよね、と。
オーテック純正ではバルブスプリングも強化されてるし。(高リフト量、高回転化の目的で)
まぁ、S15オーテックのエンジンがハイカム、ハイコンプなのはだいぶ前から知ってたけど、
社外カムを調べたことで、数字の持つ意味合いが分かってきた、というか。
ハイカムにも段階があって、
270°超のカム入れてバルブスプリング変えてるって、
(他にもいろいろあるのは知ってるけど)
24年前のオーテックが本気でNAのフルチューンしたのがS15オーテックver.なんだなぁと改めて分かった。
まぁ、調べた社外カムは生産終了品は除いてるので、現行品ばかりだし。
それらと比較しても、24年前の設計のオーテックエンジンは見劣りしないって、凄いと思う。
結局何が言いたいかっていうと、
純正チューンドNAが好きで乗ってるけど、
ほんとに本気でチューンされてんじゃんって分かってめっちゃ嬉しい。
4.
↑のカムを調べてる中でふと気づいたんだけど、
吸気カムと排気カムの作用角の大小が、NAとターボで逆なのよね。
吸気と排気で作用角が同じのもあるけど、差がある場合、
NAは吸気>排気
ターボは吸気<排気
これ、何故なのかな〜? と。
ターボだと吸気は圧縮された空気が入ってくるから自動的に吸気量は多くなるけど、それよりも排気効率を良くしてタービン回してブースト落とさないほうが良いってことなのかな?
NAは吸気は(シリンダーに入る前の段階で)圧縮されないから、とにかく混合気いっぱい吸いたい?
勝手に知識蓄積を試みた自己満足の戯言、失礼しましたm(_ _)m