
※長文です。
今まであまりはっきり書かなかったと思いますが、実は、
概ね月1くらいで、レーシングシミュレータでドリフトの補習してます。
(えっ、そんなの気づいてた?)
かれこれ3年くらい。
最初のうちはシミュレータに慣れるためにグリップの練習したりしてたけど、だんだんドリフトの練習の割合を増やして、ここ2年くらいドリフトのみ。
だって、私、そうでもしないとほんとにドリフトの上達ゆっくりだから。
自分の車でドリフトしたいけど、実車の走行会は年2回しか行けないので。
私が時折シミュレータについて書いているからか、ときどき「シミュレータって実際どうなの?効果ある?」って聞かれます。
やっぱり、スポーツ走行したいけど頻繁に走行会に行けないという状況の人達は気になるみたいです。
人によってシミュレータが合うか合わないかはあるのですが、私は比較的合うのだろうし、効果あると思ってます。
さすがにそうでないと3年は続けない(笑)
それに、私みたいなドリフト初心者のシミュレータ活用事例の公開情報はあまり見かけないと思うので、
そういうのが気になる人のために、少しでも参考になればと思い、公開記事で書いておきます。
やってる期間の割に下手くそと思われるかもしれないし、恥ずかしいんですけどね、、、
やっぱりレーシングシミュレータというと、ドリフト練習するにしても「コースを走れないと」って思う人は多いと思います。
私もそう思ってました。
でも、定常円の練習も含めてシミュレータ活用できるので、よろしければ参考にして頂ければ。
私自身の最新状況を言うと、
実車ではまだパイロンコースまでで、サーキットのコース(コースアウトしたら土や草を踏んだりタイヤバリアにぶつかるようなところ)はデビューしてませんが、
シミュレータではサーキットのコースもドリフトで走れるようになりました。
(実車ではもうすぐ初心者卒業して初級にステップアップかな、くらい。シミュレータでは初級~もうすぐ中級?、くらい)
ちなみに、私のシミュレータ練習の目的は「実車(myシルビア)でドリフトできるようになること」です。
シミュレータでできるようになったらOK、ではない。
シミュレータのほうがずっと回数が多いですが、あくまでも実車のための補習です。
以下、実車の走行会とシミュレータ練習の履歴。
赤:実車の走行会。車はS15オーテック(NA)
青:シミュレータ練習。車はS15のターボのドリ車。
2020年10月 走行会 1回目
ドリフト基礎練習会に初参加。
まずは体験、的な感じ。
定常円の練習と、サイドターンの練習も。
もちろんそんなすぐにまともに出来るはずもなく、ホイールスピンにびびらなくなったくらいかな(笑)
でも自分の車を滑らせるのが楽しい、ちゃんと出来るようになりたい、と思った第1回でした♪
2021年8月 走行会 2回目
機械式LSD装着してやる気満々で臨んだのに、
定常円の練習をひたすらやるも、頑張っても半周しか滑らないか、スピンするか。
めちゃくちゃ悔しくて・・・
ここで私の場合、独身の頃なら「練習回数(=走行会に行く頻度)を増やそう」となるのですが、
既婚子育て中ではそうもいかないので、
翌月からレーシングシミュレータ練習開始。
私のドリフトの師匠のところにシミュレータもあるという環境を最大限に活用することにしました。
と言っても、まずはシミュレータに慣れたり、スポーツ走行での車の走らせ方を学ぶ必要があるので、それらの習得から。
2021年9月 シミュレータ
まずは、加速、減速、旋回、スラロームなどで感覚を掴む。
2021年10月 シミュレータ
広場:アクセルターンや定常円の練習
本庄:滑らせずに走ってみる54”482
2021年11月 シミュレータ
本庄(グリップ):ブレーキング練習51”673
2021年12月 シミュレータ
本庄(グリップ):51”716
アンダーを出さない走りをベースにタイム縮める意識
2022年1月 シミュレータ
本庄(グリップ):50”355
曲がるためのブレーキが分かってきた
2022年2月 シミュレータ
本庄(グリップ):50”405
広場(定常円練習)
2022年5月 シミュレータ
走行会直前予習
広場(定常円練習)
アクセルターン連続周回できた。カウンター当ててパワースライドになっている。
2022年5月 走行会 3回目
直前シミュレータ予習でできたようなアクセルターン連続周回が、実車でできた。
ここで初めて、シミュレータ練習の効果を実感。
定常円のさらに手前の、アクセルターンでもシミュレータ練習が活きることが分かった。
シミュレータ練習を始めて以降では初めての実車練習(走行会)で、シミュレータ練習の効果が出たので嬉しかったです。
2022年6月 シミュレータ
本庄(グリップ):51”193
グリップ久しぶりでタイム落ちた。
広場(定常円練習)
2022年7月 シミュレータ
本庄(グリップ):50”621
広場(定常円練習)
2022年8月 シミュレータ
本庄(グリップ):49”859
広場(定常円練習)
本庄50秒切れたので、一旦グリップ練習はここまで。(シミュレータでの挙動に慣れてきたのとか、荷重移動の基礎とかそれなりに分かってきたということで)
以降はドリフト練習。
2022年9月 シミュレータ
広場(定常円とサイドターン練習)
師匠のアドバイスで、定常円だけにこだわりすぎず、サイドターンも平行して練習開始。
2022年10月 シミュレータ
広場(定常円とサイドターン練習)
2022年10月 走行会 4回目
サイドターンはできた。やっぱりシミュレータで練習しておいたからだと感じる。
実車だとサイドの位置、スピード感覚や荷重移動の感覚などがシミュレータと違うので、それらこそ走行会で習得すべきことだし、走行会で練習を実行できているので良いと思う。
とはいえ、シミュレータで練習したことと練習していないことでは、実車での習得のスピードは明らかに違う。
定常円まだちゃんとできず。まぐれで1周とか。先輩方からは「もう少しでできそう」と言われるが。。
前回走行会同様、アクセルターン連続周回はOK。
2022年12月 シミュレータ
広場(定常円練習)
2023年1月 シミュレータ
広場(定常円練習):まぐれで1周できたのが2回。
本庄(ドリフト):コーナー1つずつサイドブレーキ進入
なかなか定常円できないけど、師匠のアドバイスで定常円にこだわりすぎず、ドリフトの感覚を掴むのにコースで滑らせてみようということで。
2023年2月 シミュレータ
広場(定常円練習)
本庄(ドリフト):第一ヘアピンを使ったワンコーナー練習
2023年3月 シミュレータ
本庄(ドリフト):各コーナーでサイドブレーキ進入、第二ヘアピンの島を使った定常円練習
2023年4月 シミュレータ
広場(定常円練習)
本庄(ドリフト):第一ヘアピンをメインにサイドブレーキドリフト練習
2023年5月 シミュレータ
本庄(ドリフト):第一ヘアピン、第二ヘアピンをメインにサイドブレーキドリフト練習
2023年6月 シミュレータ
本庄(ドリフト):走行会直前予習。雨を想定して低ミュー路面(シミュレーターでは砂がばら撒かれたような設定)
ワンコーナーと、定常円練習少し。
2023年6月 走行会 5回目
定常円できた!半分以上の確率で数周連続できる。右回り、左回りともOK。
8の字も練習開始。サイドブレーキを使うやり方と、サイドブレーキを使わずアクセルで振り返しをするやり方の、両方。
実車で定常円ができるようになったのは、シミュレータでサイド進入のワンコーナードリフトをやっていたからだと思う。
パワースライドを軌道に載せていく感覚。
2023年7月 シミュレータ
本庄(ドリフト):各コーナーでサイドブレーキドリフト練習。
ヘアピンコーナーは比較的ドリフトやりやすいけど、浅いコーナー、S字など、まだドリフトのやり方を掴めていない。
2023年8月 シミュレータ
本庄(ドリフト):各コーナーでワンコーナードリフトで周回。慣れてきた。特に最終コーナーは派手に流せる。
2023年9月 シミュレータ
本庄(ドリフト):第一ヘアピンと第二ヘアピンはロングサイド3速進入でワンコーナードリフト練習。
2023年10月 シミュレータ
本庄(ドリフト):3速進入含めて練習。各コーナーでワンコーナードリフトで周回。
2023年11月 シミュレータ
走行会直前予習。
奥伊吹(ドリフト):パイロンコースの感覚をつかむための練習。サイドブレーキ進入のワンコーナー。
2023年11月 走行会 6回目
定常円の復習→定常円はOK。
90°サイドターン練習→サイドブレーキ進入のワンコーナー練習。
シミュレータと違ってシルビアのサイドブレーキは思い切り引く必要があるけど、きちんと荷重移動してしっかりサイド引ければ1速ならワンコーナードリフトできる。
周回コースでも、特定のコーナーでサイドブレーキドリフトをやってみた。
これも、シミュレータで(2速だけど)やっていたワンコーナー練習が活きている。
2023年11月(走行会後) シミュレータ
ドリフト用周回コース
2速でずっといける、右に左にコーナーが連続するコース。峠道みたいな感じでエスケープゾーンほぼなし。
振り返しをメインに練習。
左右の荷重の入れ替えと、振り返しのタイミングが分かってきた。
2023年12月 シミュレータ
ドリフト用周回コース
カウンターステアのタイミングおよび速さの習得。
セルフステアを活かしつつもプラスで自分でもカウンターを当てるのができると、意図通りにドリフトできることが増えた。
振り返しもできることが増えた。1周でサイド使うのは2,3回など。
2024年1月 シミュレータ
広場:
・定常円:1速復習、2速練習
・8の字:サイド使用し安定性向上の練習(1速、2速)
・卍練習(まだまともにできない)
2024年2月 シミュレータ
広場:2速定常円と2速サイド使用8の字
日光(ドリフト):初めてのコースなので、慣らしから。2速でコーナー1個ずつなら意外とドリフトできるが、コーナー間のストレートがカウンター戻すには短かったりで、繋げるべきなのか迷う。
3速進入のコーナーもあり、そこはほぼ失敗する。
2024年3月 シミュレータ
日光(ドリフト)
1つ1つのコーナーはドリフトできる。
2個以上のコーナーを繋げようとするとうまくいかない。
2024年4月 シミュレータ
日光(ドリフト)
3速進入→2速に落とすのを忘れないように意識。
進入のタイミング、ライン取り改善。
車体の角度をつけすぎないよう意識。
2024年5月 シミュレータ
日光(ドリフト)
2024年6月 シミュレータ
日光(ドリフト)
広場:小卍練習。必要に応じてサイドを使って安定させる。以前(同年1月)に試したときは大して滑らせられなかったのに、今回はドリフト連続できている。トルクバンドを維持するアクセル踏み込みとカウンター当てる速さとに改善があるからと思う。
2024年7月 シミュレータ
走行会直前予習。
広場:8の字(サイド使用は安定、サイド不使用の振り返しがまだ練習中)、ロングサイド
奥伊吹(ドリフト):走行会直前なのでパイロンコースの感覚を思い出すために練習。久しぶりにこのコースにしたけど、必要以上に怖がらなくなったので操作の躊躇がなくなり上手くいくことが格段に増えた。
2024年7月 走行会 7回目
定常円復習→定常円はOK(スペースの関係で1速)
8の字→サイド使用はOK。サイド使わず振り返すのはまだ安定しない。
周回コース:2速ワンコーナーはサイド進入は結構できる。クラッチ蹴りも練習中だけどできる。
前回走行会より明らかに効果的にサイドを引けてドリフトに持ち込めている。
初速を乗せることにもあまりためらわなくなったおかげで、うまくいきやすい。
2024年8月 シミュレータ
ドリフト用周回コース
走行会で振り返しが課題だと感じたので、ずっと2速でいける連続コーナーのコースを選択。
振り返らなかったらどうしようと怖がることで、かえって中途半端に荷重が抜けて振り返せないし、サイドでの補正も間に合わなくなる。迷わないようにライン取りの組み立てが必要。
2024年9月 シミュレータ
ドリフト用周回コース
先月と同じコースで振り返しの練習。本庄や日光などのサーキットより幅の狭いコースなのでライン取りが難しいけど、走行ラインの組み立てができるようになってきた。振り返しができるようになり、サイドを必要とするコーナーが減った。
以前は振り返しでコーナー2~3個続けば良かったけれど、コーナー4~5個、多ければコーナー8個続けて振り返しできる。
なるべくサイドを使わずアクセルとステア操作だけで滑らせているので、うまくいかないとアンダーが出てしまうけど。。。
2024年9月のシミュレータ練習のリプレイ動画(約37秒)
最初の左ヘアピンだけサイドブレーキ進入で、あとの7個のコーナーはすべて振り返しのみで滑らせてます。
今のところこんな感じです。
あのときやったあの練習が活きてる!って感じることが結構あるので、いい感じで練習を続けられてると思います。
何回かやっただけですぐに効果が出るとは限らないので、何でもそうですが、しばらく続けてみるのが大切かと。
まだまだ練習中です。