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ヒライ@MR-Sの愛車 [トヨタ MR-S]

整備手帳

作業日:2018年1月15日

■MR-S純正フェンダーでのタイヤサイズ目安まとめ&簡易インナーフェンダー加工方法■

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 30分以内
1
この車にありがちな話ですが
MR-Sは純正で前後ホイール異径&異タイヤサイズなこともあり、取り付けサイズを悩まれている方も多いと思います。

この車、とにかくインナーフェンダーにタイヤが擦りやすい!
なんせ純正タイヤ&ホイールかつ完全ノーマル足の状態でも、スポーツ走行を全開で行えば擦ってしまったりします。
これはMR-Sでスポーツ走行を行う方共通の悩みかもしれません。

車には個体差がありますので参考程度かと思いますが、いろいろなサイズを試してみましたので目安として記載してみようと思います。
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試したホイールサイズはフロント6J、6.5J、7J、7.5J
リア7J、7.5J、8Jです。
ノーマルフェンダーではこのあたりが主な選択サイズですね。

この手の話題になれていない方にもわかりやすく書ければと思ってはいるのですが、専門用語も出てきますのでわからない場合は単語を検索してくださるといいかもしれません。

基本的に、より負荷がかかり擦りやすいスポーツ走行を基準にしています(スポーツ走行で擦らなければ、当然通常走行では擦りませんので)。
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まずは軽くMR-Sの純正サイズに触れてみましょう。
(より熟成の進んだ後期サイズで表記します)

フロントが
15インチ、6J、インセット+45。
タイヤサイズは185/55R15 直径約585mm

リアが
16インチ、7J、インセット+45。
タイヤサイズは215/45R16 直径約600mm
となっています。

わからない方のために軽く説明しますと
◯◯インチとは図で言うリム径
◯◯Jはリム幅のことで
インセットはホイール中心からハブ面までの距離のことをいいます。
基本的にインチやリム幅が大きくなるにつれフェンダー内部の余裕はなくなりますし、インセットが小さくなればなるほど同じく余裕がなくなると思ってもらえればOKです。

タイヤサイズは◇◇/△△R□□がそれぞれ
◇◇がタイヤ幅
△△が扁平率
R□□がリム径です。
これも同じく、数字が大きくなればフェンダー内部の余裕がなくなると思ってもらえればいいですね。

擦ることを警戒するのならば、余裕のある数値でつければ当然安心なのですが
スポーツ走行をする場合は、リム幅を増やしたり、インセットを減らしたり、タイヤ幅を増やしたりしたいと思う人がほとんどだと思います。(性能を追求しやすいですからね)

ですが! 先程書きましたようにMR-Sのインナーフェンダーにはそれほど余裕はありません 汗

ではどのくらいが取付可能なギリギリのサイズなの?となるわけなのですが
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はっきり言って、どノーマル状態ではほとんど選択の余地はありません。
とくにクリアランスのないフロントに至っては純正の185/55R15(直径約585mm)を195/50R16(直径約601mm)等ワンインチアップさせた段階でスポーツ走行では擦ってしまいますし、ワンサイズ太くしただけの195/55R15(直径約596mm)ですら銘柄によっては擦ってしまいます。

悲しいかなこれが現実なのです。
でも諦めるのはまだ早いです!
無料でできる、取り付けサイズを広げるオススメの加工を紹介したいと思います。

こちら画像はMR-Sのフロントフェンダー内部の写真なのですが。
この写真で言う右下が車の前方。
右上が車のボンネット方向となります。

MR-Sでフェンダー内部を擦る場合、まずこの赤丸でポイントAとしるした前部が擦ります。
そしてさらにサイズアップしていくとポイントBが擦るのです。

具体的に言うと、195/55R15(直径約596mm)を+43(純正より2mmほど外)に付けてみると前部を擦ってしまいますが上部はギリギリ擦りませんでした。
ですがそのインセットを+40(さらに3mm外に出す)すると上部をヒットするといった具合です。

まぁ個体差もありますが、この擦る順番にほぼ変化はないでしょう。
つまりこの前部さえクリアランスを取れればそれだけで数mmほど得することができるのです!
その加工方法について説明していきます。

加工と書くと仰々しいですが、すごく簡単です。
このフェンダー前部。ヒートガン、またはドライヤーがあれば簡単凹ますことができるのです。
フェンダーを取っ払ってしまって雨の日に走りにくいだとか、そんなこともまったくありません。
こんなことでインナーフェンダーを擦る「ザーーー!」と言った音が無くなるのなら儲けものですし、数mmほどサイズを攻めたものにすることが出来ます。
スポーツ走行する人にとって左右合計5mm以上の変化はとても大きいですよね。

では具体的な擦る場所はどこでしょうか?
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フェンダー前部の拡大画像ですが、具体的にはこの部分です。
もう加工後の写真になってしまっているのですが、本来凸型の形状をしています。
この部分が真っ先にヒットする部分となっているのでヒートガンやドライヤーを当てて柔らかくして凹ませていきます。
この画像のように凹型にしたら完成です。

たったこれだけ!

では上部Bポイントも・・・と思っても上部は諦めたほうが無難です。
すぐ裏に金属のフェンダー部分があって、金属を曲げていかなければ加工は難しい部分です。
すると塗装が割れたりする問題もおきてきますし、かなり真面目に加工しなければなりません。

口惜しいですが、前部を加工するだけでクリアランスが広がりますのでオススメの加工になります。

では実際この加工でどの程度のサイズが装着可能になるか見てみましょう。
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■■この加工後に使用可能なフロントサイズ■■
タイヤ
◯直径約576mm=195/50R15 の場合 リム幅6~6.5J +35まで
◯直径約585mm=185/55R15 の場合 リム幅6~6.5J +35まで
◯直径約586mm=205/50R15 の場合 リム幅7J~7.5J +40まで
◯直径約591mm=205/45R16 の場合 リム幅7J~7.5J +40まで
◯直径約596mm=195/55R15 の場合 リム幅6.5~7J +38まで
△直径約601mm=195/50R16 かなりキャンバーやインセット等気にしないとダメ
✕これ以上の直径サイズ全般

このあたりまで入るようになります。
どうでしょう。けっこう入るようになりますね。ターニングポイントは直径600くらいですね。
もちろんもともと入るのは入るんですが、攻めた走りをすると擦ってしまっていました。
ですが加工後は擦らなくなっています。
次にリアです。
リアは特に加工できるようなものでも無いので無加工でのサイズですが


■■無加工で使用可能リアサイズ■■
◯直径約600mm=215/45R16 の場合 7J~8J +38まで
◯直径約609mm=225/45R16 の場合 7J~8J +40まで
◯直径約611mm=205/50R16 の場合 7J~8J +39まで

このへんがギリギリでした。
私の車のキャンバー角はノーマル車より多少多めですし、クリアランスはタイヤ銘柄にもよりますのでオフセットに少し余裕を持たせてもらえるとより安心かと思います。
(具体的にはハイグリップラジアルですと、71Rはセーフ、Z3だとギリギリ、β02だとアウト、くらいの基準です)

さて加工とサイズ目安、あらかた書き終わりましたがいかがでしょう。
タイヤやホイールサイズの問題は個体差もあってややこしいですが少しでもサイズ選びの参考になれば幸いです。

最後に超具体的に試したハイグリップラジアルをまとめておきます。
マニアック過ぎて一部の方々にしか需要はないと思いますので読み飛ばしちゃって結構ですよ!(一部キャンバー角によっては擦るので控えめにしていたりします)
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■フロントに入ったサイズと銘柄と組み合わせ■
 AD08R 185/55R15 6.5J~7.5J +43まで(無加工フルボトムでは擦ったことあります。加工後はセーフ。)
 AD08R 195/50R15 6.5J~7.5J +43(無加工、加工後共に問題なし)
 AD08R 195/55R15 7J+35(一般走行の目安。加工後でもスポーツ走行では擦るがフェンダーはみ出しはしないです。)
 RE-71R 195/50R15 7.5J+43(無加工、加工後共に問題なし)
 RE-71R 205/50R15 7.5J+43(無加工では擦りますが、加工後は問題なし)
 RE-71R 195/50R16 7.0J+42(加工後でも上部が擦るのでアウト。3.5度以上キャンバー付ければかわせるかもしれないがおススメできない)
 RE-71R 205/45R16 7.0J+42(加工後問題なし)
 β02 195/55R15 7.5J+43(無加工だと擦る。加工後問題なし。)

■リアに入ったサイズと銘柄と組み合わせ■
 AD08R 215/45R16 7J+43(問題なし)
 AD08R 225/45R16 8J+45(通常走行問題なし、スポーツ走行未走行)
 RE-71R 205/50R16 7J+38 8J+38(問題なし)
 RE-71R 225/45R16 8J+40(+38でスポーツ走行時擦る、キャンバー2.5度以上の設定車なら+38でも多くのMR-Sで入る。または215サイズなら多少安心です。)
 β02 205/50R16 8J+45(βはサイズのわりにワイドなのでこれでキツキツ)

Z3も195、205、225と試していますがまだ試している途中ですので書いてはいません。
付けては外しの作業でした!

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