
今日は、昨日からお預かりしているユーザーさんの
コンペ仕様のCX-8 を作業しています。
今回のテーマは、
・パワーアンプの変更
・ミッドバスの問題点の改善
・スコーカーのバックチャンバーの見直し
このあたりが中心です。
中でも一番難しいのは、やはりミッドバス。
ドア内部や内張りを含めて、いくつか改良の可能性を探っていきます。
正直、やってみないと分からない部分も多いので、
検証しながら進めていく形になります。
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ここから先は、
音楽を聴きながら感じたことを、そのまま音声メモしたログ です。
音像の定義など、
あとから文字にすると「何かを定義している文章」に見えてしまう部分もありますが、
これは単なる誤変換です。
正直、読みにくいと思います。
短くまとめてチェックできる文章でもありません。
理解してもらおうとも思っていないので、
そのまま載せます。
すみません。
普通の人は読まないと思います。
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本来はショスタコーヴィチでチェックする予定でしたが、
事情があって音源を持ってきていませんでした。
家に置いてきてしまったので、今回は別の曲で行きます。
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それでは、
ここから 試聴ログ に入ります。
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Like a Lullaby
右のベースが破綻している。
下というより、上側、倍音のほう。
全体的に少し乾いた音。
歌の上側の伸びが欲しい。やや大人しい印象。
音像定位自体は良い。
ただ、低域は上の膨らみが原因で破綻している可能性が高い。
ここがもったいない。
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Bonn「Number 1」
運転席側がボックス状になっていて、響きが強い。
そのせいで重さが先に出てしまう。
「ドン」と抑えると、軽さが出ず、重たくなる。
上側も破綻している。
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Oscar Peterson「People」
右にベース、中央にピアノ、左にドラム。
定位関係は分かりやすい。
右のベースは良い。
貼り付くものは、きちんと貼り付く。
ただし、
音像が「真ん中に来る定義」が弱い。
運転席・助手席のボックス容量が大きい影響かもしれない。
低域は、
タイムアライメントを意図的にずらす方向で調整したい。
スコーカーを主役にして、
タイムアライメントをずらしながらコントロールする。
ボーカル帯域を出している分、
解析をしっかり見極める必要がある。
(解析というのは、光の屈折のような意味での解析)
中高域のクリア感が少し足りない。
タイムアライメントは見直した方が良さそう。
アンプ変更で改善する可能性はある。
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CASIOPEA「SPAN OVER DREAM」
冒頭の
静寂 → 音がすっと立ち上がる → 一気に広がる
この瞬間だけを確認する。
この車は、
ミッドハイ主体の音源は得意。
低域が入ってくる部分で、
昨日も感じたが、ややラウドネス的な傾向が出ている。
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Rage Against the Machine「Know Your Enemy」
冒頭の低域は良い。
重く、太い。
ただし、少し太すぎる。
リズムが動き出すと、
やはり低域が重たい。
高域の伸びが足りない。
倍音の問題なのか、特性なのか、アンプなのかは要検討。
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本田美奈子「影法師(ミュージカル)」
「ルルルルルル」の部分。
ここは良い。
派手にしすぎると音がひっくり返る箇所なので、
このくらいの抑え方は正解。
ここは綺麗。
ただ、
下の混沌とした部分が見えない。
曇っているだけなのか、ドロっとしているのか。
盛り上がって「影法師」に入る直前、
タイミングが少し遅いように感じる。
そして入った瞬間、
低域が完全に潰れる。
ここは昨日感じた違和感と同じ。
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全体の傾向まとめ(簡易)
・上側(倍音側)の破綻が共通して見られる
・低域は量感はあるが、重さが先に出る
・中高域のクリア感不足
・タイムアライメントは再検討の余地あり
・アンプ変更で改善する可能性は高い
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試聴メモ(続き・整理)
Casino, Kratz & Cuban Percussions
「Air(ジセンジヨンのアリア/ジャズアレンジ)」
大人っぽくてムーディーな曲。
少しだけかけてみる。
入りは良い。
ピアノの入り方も自然。
ただ、もう少し上が伸びてほしい。
低域が詰まっている。
狭い空間で鳴らしているような詰まり方。
スピーカーが合っていないのか?
そう感じてしまう詰まり方でもある。
全体的にそうなのかもしれない。
タイムアライメントは、かなり丁寧に取ってある印象。
大きな破綻はないし、
おおよそ良いとは思う。
ただやはり、
低域がラウドネスっぽく、少し飽和している。
まあ、現状ではこんなものか。
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ここまで聴いて分かったこと(整理)
だいぶ見えてきた。
課題は大きく2つ。
① 低域の「低域」
ローエンド側が曇っている。
ミッドバスとサブウーハーのつながりなのか、
ローとサブウーハーの関係なのか、
それともローの「下側だけ」なのか。
正確なポイントはまだ切り分けが必要だが、
とにかくローエンドが混沌としている。
量はある。
重さもある。
でも、輪郭がなく、曇っている。
ここは直したい。
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② 中高域〜ミッドハイのつながり
こちらは逆に、悪くない。
3wayでいうと、
ローレンジ上側 → ミッド → ツイーター
このあたりのつながりは比較的きれい。
ミッドハイが破綻しているというより、
ローエンドの濁りが上に影を落としている印象。
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現時点での結論
・中高域側の設計思想は合っている
・タイムアライメントの考え方も間違っていない
・問題はローエンド側の整理不足
やるべきことは明確。
ローエンドを整理する。
ただそれだけ。
そこが整えば、
全体が一気にクリアになるはず。
アンプ交換後・一次チェックメモ
今日はこの車、アンプを交換。
アンプ交換って、実はシステム全体が変わるから、意外と大変。
結果としては、
うまくいって、1日で完了。
リアスピーカー
(サテライトで臨場感の「底支え」だけを担当している部分)
このアンプだけはそのまま。
それ以外は、
全部入れ替え。
いわゆる
「フルーツバスケット」。
全員シャッフル、総入れ替え。
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交換後、
ある程度ラフに調整を入れながら、
・どのチャンネルが良いか
・どこが効いているか
を確認。
一応、
良いところまでは来ていると思うので、
ここでチェック開始。
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1曲目:メロディー(玉置浩二)
たぶん音像、高いと思う。
さっきの感覚からして。
→ 再生。
やっぱり高い。
音像は高い。
ちょっと左が強い。
LR独立ゲインじゃないから、これは一旦仕方ない。
ツヤはある。
右の音は、弦を少し上げた方が良さそう。
でも、
全体としては、いい感じ。
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ベートーヴェン 交響曲第3番
重たさがない?
……いや、そんなこともないか。
お、いいかもしれない。
今日は真剣に追い込まず、
当たりだけを確認。
解像度は、確実に上がっている。
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Bonn(Number I)
ここで低域の様子を確認。
大きくは変わらないはずだけど、
なぜか引き締まってきている。
でも、
やっぱりまだ緩さは残る。
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オスカー・ピーターソン「People」
これは、たぶんそのまま良いはず。
→ 再生。
……相当いい。
ウッドベースが、
ちゃんとドライ。
これは、いい音。
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CASIOPEA「SPAN OVER DREAM」
いい。
ただし、低域はまだ潰れている。
それでも、
全体の一貫性はかなり良い。
やっぱり、
ツイーターに使っていたアンプを、
より良いAB級アンプに変えたのが効いている気がする。
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Rage Against the Machine
冒頭、かなりはっきりした。
というか、
全体的にはっきりしている。
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Like a Lover(ピアノ)
ピアノの頭が良い。
入りがすごくいい。
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友達の歌
最初のピアノ、
音質感がすごく良い。
……こんなに変わるんだ。
ボーカル、
口先だけじゃなくて、
奥行きが出ている。
4チャンネルアンプ、いい。
ボーカルの「深さ」が出る。
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Foo Fighters「Walk」
これは1曲通して確認。
ちょっと上ずっている。
ボーカルの頭。
ツイーターが強いかも。
倍音、
どこか上がりすぎている。
8kHz付近。
特に、左の8kHzが上がりすぎ。
天気が悪いわけじゃないけど、
少しやかましい。
左ツイーターかな。
これは普通の感じじゃない。
→ 少し下げる方向で調整。
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現時点での印象(アンプ交換後)
・解像度は確実に向上
・音像の高さ、奥行きが出てきた
・ボーカルの深さが明確に改善
・低域はまだ潰れ・緩さが残る
・ツイーター帯域(特に8kHz付近)は要調整
TWとMIDの入力感度を少し下げてきたので、もう一度、頭から。
……ああ、バランスいい。
ちょい上げてみる。
上げ下げが微妙で難しい。
もう一回。
……いい。
このあたりかな。
ああ、いいですね。
いいです、いいです。
「お天気」はどんどん来るけど、
これは別件。アンプとは関係ないので、一旦よし。
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Foo Fighters「Walk」後の再確認
問題なし。
この辺はもう、ばっちり。
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テルマさん
特に問題なし。
この帯域は完全に落ち着いた。
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グレイテスト・ラブ・オブ・オール
もう一度、頭から。
ピアノの、
フェルトがハンマーで叩かれる感じが、
まだ少し分かりにくい。
ここは、もう少し改善したい。
ただ、
歌はものすごくいい。
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ラストエンペラー
今はちょっと判断できない。
今日は保留。
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ギフト
今日はやめておく。
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チャイコフスキー 交響曲第5番
第4楽章(フィナーレ)
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イマジン
入りの世界観がすごくいい。
この曲の雰囲気がよく分かる。
課題が変わってきているのが分かる。
前までの「低域が潰れる」だけの話じゃない。
一つ一つ、
ちゃんとクリアしてきている。
空間表現は確実に良くなっている。
描写が細かい。
「どんな場所で演奏しているか」
それが分かるようになってきた。
低域も、
ある意味で解決してきている。
ドゥーっと唸る低域も、ちゃんといる。
そこから、
「ドルンドゥーン」と来るところ。
……これ、いいですね。
これ、いい。
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ハイドン
これはアンプの特性なんだろう。
チェンバロの音が、
かなり変わる。
とても優しい。
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Like a Lover
押し出しは強い。
潰れる感じは、まだ少し残るが、
かなり改善している。
ミッドハイのアンプが変わったことで、
印象が大きく変わった。
歌、始まります。
……色っぽい。
前よりも確実に色っぽくなっている。
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本日の締め
今日はここまで。
方向性は、間違っていない。
明日は、
・実際にPCをつないで本調整
・ドアをバラして
・ドア対策とバックチャンバーをどうするか決める
ここまで進めたい。
このままでも調整はできる。
正直、
ここまでやらずに終わる店も多い。
でも、
アナログ的に詰めていく。
お客さんと自分の意気込みとして。
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改めて、
グレイテスト・ラブ・オブ・オールの
ボーカルの浮き出し方がすごい。
センタリングが異常にきれい。
きれいすぎて、
ちょっと気持ち悪いくらい、センターフォーカスされている。
ミスチル「ギフト」の
歌の入りもすごい。
ボーカルの浮き出し方が段違い。
……やっぱりアンプ、すごい。
AB級、いい。
面白い。
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今日はこの辺で終了。
お疲れ様でした。
Posted at 2026/02/09 21:33:32 | |
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