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2013年01月07日

ソレノイドの点検

ソレノイドの点検 お仲間の方のコスモの不調の相談でチョーク保持の不具合というのがありましたのでちょっと書いてみます。

コスモの排気ガス浄化システムであるリープスはコンピューターからの信号出力で複数のソレノイド(電磁弁)を作動させて機能するのですが、ソレノイドがショートするとコンピューターの安全回路が作動するようになっていて、その場合はチョークが保持出来なくなるという特徴があります。

私の白コスモも過去にソレノイドのショートを経験していますが、やはりチョークが保持出来なくなりました。

コンピューターの近辺に5Aの保護ヒューズが付いていますが、まずそれを点検し、次にソレノイドを点検します。


画像の左側の矢印の端子と右側の矢印のコネクターを順番に抜いてIGをONにしてチョークが保持できるかを点検します。


端子とコネクターを抜いた状態・・画像では説明のために両方抜いてますが点検時は両方同時に抜かずに一つずつ抜いてキーをONにした時にチョークを保持出来るかどうかを調べます。

ちなみに最初の画像の左側の矢印の端子が繋がるソレノイドはキャブレターのパワーバルブ制御用で右側矢印のコネクターが繋がるソレノイドはサーマルリアクターへ供給する二次エアーの制御用です、これは2個付いています。

それと、もう一つ・・


                     こちらはDCバルブ・・


このDCバルブにソレノイドが二つ付いていますが前側のソレノイドの端子も外して、やはりIGがONでチョークが保持出来るか点検します。

チョークが保持出来たらその時に端子を抜いたソレノイドがショートしている事になります。

ソレノイドに関しては以上の4個です、これらのショートで安全回路が作動するとチョークの保持不良の他にアイドリング不良、トレーリング側が点火しないという特徴もあります。

チョークが保持出来ない原因としてはチョークリレーの不良やボルテージレギュレーターの不良もありますがそうなれば排気温度警告灯が消灯しなくなりますね、この場合も、やはりアイドリング不調になりますね。

リープスは非常に複雑で難しいですがソレノイドのショートによる不調は他にも例がありますのでコスモを維持する上で要注意ポイントと言えそうですね。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2013/01/07 22:40:12

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この記事へのコメント

2013年1月7日 23:01
おーぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)整備隊長殿るんるん
今回はまたさりげなく素晴らしい教則保存版ブログですね手(チョキ)ぴかぴか(新しい)

ありがとうございます大変勉強になりまするんるん

REAPS-5の私もなんだかんだでヤラレましたね~冷や汗その都度ヘルプアドバイス大変助かりましたm(__)m黒ハート

ソレノイドによっては殺しても走行にあまり影響無い物もありますが、殺したらとんでも無い排ガスになってしまう場合も…

マツダで部品が手に入らないのが困り物ですが、最近はヤフオクで中古部品が割とよくでるのがまだ有り難いですかね冷や汗

現行代用部品で何とか間に入れてとか誰か方法見つけてくれると有り難いですがチューリップ
コメントへの返答
2013年1月7日 23:35
私も以前に白コスモでソレノイドのショートを経験しましたが、最初はなかなか原因が分からなくて難儀しましたね~^_^;

こういう難解な事例は経験がないと原因を突き止めるのが難しいですから情報を公開して同じ症状が出た時に少しでも多くのコスモオーナーさんの維持に役に立つといいなと思います。

ソレノイドはさすがに分解修理は出来ないですから何とか代用品を見つけたいところですね、今後の課題です^_^;


2013年1月7日 23:42
私もコスモ乗り出して初の夏にアイドリング不安定になりREAPS-5整備書のコピー片手に悪戦苦闘したのを思い出しました(結果はエアコントロールバルブのソレノイド不良でした)
保護回路が働いてチョークも保持しなくなりDCバルブからインマニ間のホースのエアが吸われっぱなしになりホース抜いてホースに栓したらアイドリングは安定しましたが走行中加速や減速でシフトチェンジでアクセル抜くたび「パ~ン!パ~ン!」でしたね・・・(汗)

コメントへの返答
2013年1月8日 0:05
アエロネッチさんもソレノイドのショートの経験がありましたよね、私はパワーバルブのソレノイドでしたが・・^_^;

私は突然のアイドリング不調を調べていてT側の失火を発見し、ディスリレー出力がない事とチョークが保持出来ない事からコンピューターの保護回路作動、そしてソレノイドのショートを発見といった手順でした。

やはり整備書は欠かせないですね^_^;
2013年1月9日 0:35
こんばんは。

ホント 貴重な保存版ブログですね!
正に生き字引。。

私の場合リープス車は試運転位しかしてないんで
このような経験はありませんが、保管車のプログレス顔の
コスモLを仕上げる時には色んなトラブルが出るだろうなぁ・・・・

その時には、整備隊長殿にヘルプしまくります(笑)
宜しく御願いいたします。

コメントへの返答
2013年1月9日 19:29
こんばんは(^^)

当時リープスの整備に携わっていれば今でも多少の事では動じないのでしょうけれど、そういう経験のない私は過去に故障した部分を分析してそれをデータにする事と、その情報を公開する事で複雑なリープスの維持の不安を少しでも払拭出来れば・・と思っています。

コスモLは改良型リープスで比較的トラブルが少ないのであまり心配は要らないかも?こちらも仕上がりが楽しみですね~(^^)
2013年1月10日 7:14
いつもお勉強させてもらってます!そしてあけましておめでとうございます!

私のチョークは以前ヘッドガスケット交換してからと言うもの保持はできるのですがなぜかオートチョークにも関わらず自動で戻らなくなってしまいました…

なにが原因だと思われますか?
コメントへの返答
2013年1月10日 20:36
遅くなりましたが明けましておめでとうございます、今年も宜しくお願い致します!

チョークが戻らないんですか・・香秘薔薇(カピバラ)さんのルーチェは53年規制のCEAPS-Cですよね、調べてみるとこのエンジンは水温が50℃以上になると水温スイッチの導通が切れてチョークが戻るようになっているんですが水温スイッチ(ルーチェではないですが同じエンジンのコスモのパーツリストで見ると2本の配線が挿さるようです)の配線を抜いてチョークが戻れば水温スイッチが不良となります。

私はこのエンジンを整備した事がないので水温スイッチが何処に付いているかは分かりませんが多分インテークマニホールドあたりではないかと・・。

それでもチョークが戻らなければ・・ヘッドガスケットを交換しているとなれば当然ヘッドを外しているわけですがそうなればキャブレターに繋がっているものも当然外しているわけですから取り付け時に何か問題があるのか・・確かな事が言えくてすみません・・。

プロフィール

「マツダファンフェスタ2025 http://cvw.jp/b/293527/48588389/
何シテル?   08/08 21:32
はじめまして、CD23Cと申します。 子供の頃から車が大好きで現在はコスモAPを所有しております。 車バカな私ですが宜しくお願いします。
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