• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2021年01月07日

新年ですね

新年ですね 遅くなりましたが新年あけましておめでとうございます、といってもコロナ禍は相変わらずで緊急事態宣言も発令されて新年の祝賀ムードはないですが・・コロナに感染しないようにマスク、うがい、手洗い等、私も気を付けていますが目に見えないだけに怖いですね、医療従事者の方々には心より応援を申し上げる次第です。

今日はコスモのボンネットにお供えした鏡餅を降ろし、ボディーに被せている毛布をめくってダッシュボードが割れていないか、ちょっとビビリながら確認しました(^^;)


割れてなくてホッとしました、何年か前のお正月にエンジンをかけてその時は何ともなかったのに、その2日後にダッシュボードが割れていたのにはビックリでした。

割れを修理して初めての厳寒期ですが、素材が収縮する厳寒期は特に割れやすくて心配になります、ここ数日は朝の気温がマイナス20℃位でしたので厳寒期のテスト?としてはうってつけだったかも知れません、この気温で割れていなければ暫くは大丈夫でしょう(^-^)

いつもならエンジンを始動するところなんですが厳寒期に無理にエンジンをかけるのもなぁ・・というのとアイドリングしか出来ませんからカーボンが溜まるような気がするので冬季はエンジンをかけない事にしました、エンジンをかければヒーターも使いますからダッシュボードに寒暖差を与えるのも良くない気がして・・まぁ衝撃を与えたりしなければ大丈夫だと思いますが。

そういえば以前に隣町のワンオーナーのコスモAPオーナーさんが冬の夜に踏切の段差を通過した際にバキッ!と音がしてその時は夜で分からず、翌朝に乗ったらダッシュボードが割れていたと言っていました、冬は気温の低下で素材が硬化したり収縮する事でダッシュボードには厳しい季節ですね、白コスモも冬眠している間にダッシュボードが割れていたし(^^;)何はともあれダッシュボードが無事で何よりです(笑)


冬は何も出来ないので、せめてもの作業という事で代替ローターハウジングを部屋に持ち込み、以前にプラグホールを拡大した際の切削痕が粗いのでGM-8300という高性能の金属粉入りエポキシパテを塗って磨きました、まぁ性能には全く関係ないし大して目立たない部分ですから完全に自己満足ですが(笑)このGM-8300というパテはなかなかの優れモノで、10年前に白コスモの外装を部分補修した際に鈑金パテの代わりに使いましたが施工して10年が経過してもパテ痩せや剥がれは一切なくエポキシで防錆力も優れているので錆も出ていません、接着力が強く耐熱性もあり、私は信頼して使っていますがちょっと高価なので鈑金パテの代わりにするには面積が少ない個所でないと不経済かも知れません。


メッキが剥離したコスモのローターハウジング・・予想外のメッキ剥離で苦労するハメになったわけですが40年以上経ってますからね、まぁ仕方ないですが・・(^^;)

ロータリーエンジンといえばアペックスシールの開発にマツダが苦心した事はロータリー車オーナーさんなら良く御存知だと思います、ロータリーエンジン発売当初はアルミニウムを含侵させたカーボン製のアペックスシール、そして排気ガス規制や燃費改善でシール性に優れた分割タイプの金属製のアペックスシールへと進化していきました、しかしロータリーエンジンにとってアペックスシール同様に重要なのがローターハウジングのトロコイド面の処理でした。

ローターハウジングはアルミ製なのでアペックスシールが接するトロコイド面には耐久性を確保するためにクロームメッキされていますがコスモスポーツのような初期の頃のローターハウジングはアルミの地肌に直接クロームメッキをしていました、しかしクロームメッキの密着が良くなかったので昭和45年にカペラがデビューした際の新型12Aのローターハウジングはアルミの上に炭素鋼を溶射してその上にクロームメッキを施して密着性の向上を図り、これをTCP処理と呼んでいました。

やがてトロコイド形状の鋼板をハウジングに鋳込み、その上にクロームメッキを施すSIP処理へと変化しました。


これはコスモのローターハウジングのトロコイド面です、矢印の部分を良く見ると鋸刃のようなギザギザがありますね、このギザギザの部分がハウジングに鋳込まれた鋼板で、ハウジングとの食い付きを良くするためにこのような鋸刃の形状になっています、そしてクロームメッキ処理の際に電極の電流操作でメッキの表面に網目状の微細な傷を付ける事でオイルの油膜が保持出来るようになっています、ポーラス処理と呼ばれるものです。


これはサイドハウジング・・コスモスポーツのエンジンはサイドハウジングもアルミ製なので耐摩耗性向上のために炭素鋼を溶射していましたが、それ以降のロータリーエンジンはサイドハウジングが鋳鉄製になり、更に1979年からサイドハウジングに窒化処理という表面硬化処理が行われるようになり、これによってロータリーエンジンの白煙問題は完全に解消しました、しかし私の赤コスモは1977年製で、この処理が行われる前でした(^^;)


ロータリーエンジンはこうした地味な努力によって進化し耐久性も向上しました、ロータリーエンジンの進化は金属素材の表面処理技術の進化でもありますね、進化というとスペックの数値ばかりに目が行きがちですが、こうした表に出ない技術の進歩にはエンジニアの方々の多大な努力があった事を忘れないようにしたいものです(^-^)
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2021/01/07 22:22:54

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

2025/8/3 ぶらり旅
ハムスコムシさん

2025年お盆休み計画
dora1958さん

快適な車内空間は静音計画☝️
あぶチャン大魔王さん

エアコン室外機の遮熱タイル
hajikun2002さん

沢山のイイね!ありがとうございます ...
KUMAMONさん

ジョージアが
アーモンドカステラさん

この記事へのコメント

2021年1月8日 16:28
お疲れ様です!本年も宜しくお願い申し上げます!

修理後のダッシュボードの耐久性ですね?
私も切れ目が入ってるんで、広がったらオシマイなんですが(汗)
マメにアーマオールなどを塗ったり?ダッシュに布やらダッシュマットやら重ねたり?
私は屋外駐車なんでどうしようも無いですけど…

冬のエンジン始動は休止になったんですね?
なるほど〜何がエンジンに良いか悪いかどうなのか?アイドリングばかりはREには良くないのかもですね。

私がアイドリングの後でプラグチェックしてプラグが真っ黒⁉︎っていつも…(笑)確かにそうです。

冬は気温が低いので、始動はちょっとグズったりしますが、温まってしまえばAP車特有の熱害?も気にならなくて冬ははホカホカで走らせるのは快調なイメージがあるんですが(笑)

赤コスモのエンジンOHはとても興味津々です!明日は我が身?(汗)
当時のAP用のハウジング等で元通りが良いかもですが、中々無いですよね?
耐久性の上がった最近のパーツで組めれば後々の為には良いですもんね!

剥がれたメッキが何とも痛々しいですね?(汗)

13Bのパーツ供給ですが?
基本サイズは今も昔も同じなんでしょうから?

年式や仕様で違う色々なアナ?の全く開いてない基本13Bパーツみたいのを作って?

年式でオーダーが来たらそれぞれのアナ?を開けて?排気ポートなども開けて?ってやれば全てのREに対応できないんですかね???

そうしたら最近の耐久性良くなったパーツで組めて良いような気がしますが…
コメントへの返答
2021年1月8日 20:51
今年も宜しくお願いします(^-^)

やはり冬季はダッシュボードの亀裂が心配です、私が住んでいるのは北海道の中でも寒いほうなので・・(^^;)車庫保管で毛布をかけて内装に直射日光を当てないようにしていましたがそれでも割れてしまいました、まぁ年数が経ってますから仕方ないですが、それでも割れた時はちょっとヘコみましたね(笑)

ロータリーエンジンはカーボンが大敵ですからね~走行出来ればいいんですが気温がマイナスで温まらない状態で、しかもアイドリングだけとなると、やはりカーボンの発生が気になります、エンジンに損傷を与えるほど堆積はしないでしょうけれど何か気分的にちょっと・・(^^;)赤コスモのローターハウジングの排気ポート内にはかなりカーボンが溜まっていて排気ポートの上のトロコイド面にもカーボンが付着していました、赤コスモはオイルがバンバン燃えて白煙が出ていましたからカーボンの付着は殆どそれに起因していると思いますが、あのカーボンの堆積量を見るとカーボンが発生する長時間のアイドリングをする気になれず・・エンジンをかけるのが冬季の唯一の楽しみだったんですが(^^;)

当時物のAP用ハウジングの新品さえあれば・・何度嘆いた事でしょう(笑)代替ハウジングで上手くいくかどうかはやってみないと分かりませんが、これで上手くいけばハウジングは新品なので耐久性はある程度期待出来そうです、上手くいけばの話ですが(笑)希望を持って頑張ります!

13Bは基本的なサイズは今も昔も同じなんですがAPの時代とFCやFDのハウジングとの決定的な違いは冷却水をシールするシーリングラバーの溝です、APの頃はシーリングラバーの溝はローターハウジングに掘られていますがFCやFDはサイドハウジングに溝が掘られているのでローターハウジングに溝がなく、これが流用出来ない根本的な理由なんですが・・ところがRX-8のハウジングはAPのようにローターハウジングにシーリングラバーの溝があるんです!ただしRX-8はサイド排気ですからローターハウジングに排気ポートがありません、でもX208さんが仰る様に基本13Bのパーツとして、もしこのハウジングをベースにすればAP用のハウジングも復元出来そうなものなんですけどね、RX-8のハウジングでは本来排気ポートのある部分が冷却水の通路になっていますが、この部分に本来の排気ポートを作れば旧世代の13Bにもイケそうな気がします、個人レベルの加工では無理なのでメーカーがやってくれれば一番なんですけどね・・。




プロフィール

「マツダファンフェスタ2025 http://cvw.jp/b/293527/48588389/
何シテル?   08/08 21:32
はじめまして、CD23Cと申します。 子供の頃から車が大好きで現在はコスモAPを所有しております。 車バカな私ですが宜しくお願いします。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
34567 89
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

ブログカテゴリー

愛車一覧

トヨタ マークII トヨタ マークII
普段乗り用です。 平成9年式で走行距離は現在55万kmですが調子は非常に良く不具合個所は ...
マツダ コスモ マツダ コスモ
1976年式コスモAPリミテッド13Bロータリーエンジン車です。 現在の走行距離は2万k ...
マツダ コスモ マツダ コスモ
76年式コスモAPリミテッドです。 現在の走行距離は実走12万Kmでボディーは部分的に補 ...
マツダ コスモ マツダ コスモ
現在所有している77年式コスモAPリミテッドです。 子供の頃に近所にあったコスモAPに ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation