
昭和50年10月に国内デビューしたコスモAPですが開発にあたっては国内のみならず輸出を前提にしたグローバルカーというコンセプトで正式に開発が承認されたのは昭和48年の事でした。
その前年からデザインのアイデア検討は先行して行われていたそうですが、それにしても相当な短期間で開発された車です。
既存のルーチェのシャシーをベースにしたり部品を流用した事も開発期間の短期化に貢献したようです。
以下の画像は当時のカースタイリング誌より
これは開発企画が正式に承認される前のイメージスケッチです、いろんなデザイン案があったんですねぇ~☆
トランクはハッチバックの検討案もあったようです。
これは企画が正式に承認された後のイメージスケッチです、基本デザインが固まりつつありますね。
これは初期の試作モデルです、生産型と変わらないように見えますが実はラジエターグリルが少し低いのです。
ボンネットにエアスクープ、ノーズ中央にローター型のエンブレムを装着した試作モデルです、ローター型のエンブレムがカッコイイ^^;ラジエターグリルは、やはり低いですね。
角目4灯のデザイン案・・個人的にちょっとこれはイマイチのような・・^^;
これは最終型の試作モデル、ラジエターグリルの高さが初期の試作より高くなっています、これで決定しました。
これが生産型(^^)
こうしてコスモAPの個性的なデザインが誕生したわけですが短期間の開発でよくこれだけのデザインが出来たものですね~。
オイルショックに排気ガス規制と自動車を取り巻く環境が厳しい時代に華やかにデビューしたコスモはヒット車種になりましたが、コスモにとってはその時代背景が逆に販売に味方したように思えます。
Posted at 2009/03/03 00:06:24 | |
トラックバック(0) | 日記