
シリコンオイルが漏れていた青コスモのファンドライブ・・とりあえず漏れ止めが効いているようでオイル漏れは止まっているようですが、ファンを手で回した時の感触が軽いのが気になっていました。
ファンドライブの中は貯蔵室と作動室に分かれており、エンジンで駆動されるローターが作動室内に入っていて貯蔵室からシリコンオイルが作動室に流入するとシリコンオイルの粘性でローターの回転がファンドライブ本体を回し、作動室のシリコンオイルは遠心力で貯蔵室に戻ります、そして貯蔵室から再び作動室へと循環します。
貯蔵室から作動室へのシリコンオイルの流入穴には弁があり、この弁が閉じれば作動室にシリコンオイルが流入しないのでローターが空転してファンドライブの回転数が抑えられ、弁が開けば作動室にシリコンオイルが流入してローターの回転がファンドライブに伝達される事でファンドライブの回転数も上がるという制御をしています。
弁の作動を行なうのがファンドライブの外側にあるバイメタルでラジエターを通過した空気の温度でバイメタルが変形する事で弁を作動させています。
尚、ファンドライブはエンジンと直結ではないのでエンジン回転数と同じ回転数にはなりません、冷却ファンの回転数を必要以上に上げないための装置です。
ファンドライブが正常であれば冷却ファンを手で回した時にシリコンオイルの粘性抵抗が感じ取れますが青コスモの冷却ファンを手で回すと明らかに抵抗感が少ない・・現時点で気温が高い時に乗った事がないのでオーバーヒートをした事はありませんが、この状態だと気温が高い時は水温上昇の心配があります。
そこでファンドライブにシリコンオイルを注入する事にしました。
注入口は非常に小さく、シリコンオイルは粘性があるので通常のオイルラッパー等では注入出来ないため注射器で注入しました。
注入後に冷却ファンを手で回すとシリコンオイルの抵抗感がありましたので気温が高くても水温は多分大丈夫でしょう^^;あとは様子見ですが・・今年は雨が多くて、なかなかコスモに乗れません、気温が高くなっても北海道ではせいぜい今月一杯かな~お盆を過ぎれば夜になると、もう寒くなってきます。
なのでファンドライブのテストにはならないかも知れませんが・・^^;
Posted at 2009/08/02 23:26:22 | |
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