
新車時は数百万の車でも年数が経てば査定はゼロになり、やがてスクラップに・・これが自動車の現実というもので当然の事なのですが・・^^;
画像は平成元年の自動車雑誌のもので、これは中古車市場で査定の付かなくなった格安中古車の特集記事の中に出ていたコスモです。
53年式という事は平成元年当事で11年落ちですが11年で走行3万7千Kmですから年式の割には走行距離の少ない車ですね。
色は緑色!との事で珍しいですね、しかもAT!リミテッドの緑は未だに実物を見た事がありません、白黒写真なのが非常に残念です(笑)
この車はコスモL用?らしきサイドモールが付けられているようですね、お友達のX208さんのコスモもサイドモールが付いていますが当事はクーペにサイドモールを付ける人が結構いたのかな?
某旧車ショップで販売されているコスモにもサイドモールが後付けされてますし、TVドラマ「探偵物語」の中でプログレスに摩り替わって崖から転落する赤いコスモもサイドモールが後付けされています、この車は赤に色変えされた中古車のようですが当事の流行?でサイドモールが付けられていたのか、あるいはプログレスに似せるためにあえて付けたとか?(それは考えすぎかな・・笑)
それにしてもこのコスモ・・車検が付いて13万円なら車両本体はタダみたいなものです、11年落ちの車、ましてや排気ガス規制の頃の車は中古車市場でも人気がなかったようですから、まさにコスモが底値だった頃ですね^^;
私の青コスモは平成元年に一時抹消されているのですが、年式からすれば毎年車検になった頃です。
昔は車齢10年を越える車は毎年車検でしたから、これで乗り換えられた車も結構あったのでしょうね。
私の父が唯一新車で購入した昭和56年式のマークⅡも毎年車検だからと12年乗って入れ替えましたが調子は良く走行距離も7万Km台で、まだ車としては充分に使える状態でした。
この悪しき制度?がなければ今でも、もっと多くの旧車が生き残ったのではないかと思われます。
この冬の時代?を乗り切って今も残っている旧車は本当に幸運な車です。
理由は色々あるでしょうね、好きな車だから乗り続けた、勿体無かった、あるいは置き場所があって単に放置されていた、いつか復活を夢見て保存していた・・理由はどうあれ潰されずに残った車が年数を経てお宝に・・(笑)
毎年車検の荒波?を乗り越えて生き残った旧車には不思議な逞しさを感じます(^_^)
Posted at 2009/11/17 23:43:51 | |
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