
先日のツーリングで長距離走行をした青コスモですが、プラグの焼け具合を見てみました。
街乗りから高速道路まで色んな運転状況で走行出来たのでプラグの焼け具合を見るには丁度良いタイミングです。
プラグの焼け具合を見るなんて旧車ならでは、ですね(笑)エンジン内の燃焼状態を知る手っ取り早い方法です。
現代の車は各種センサーで空燃比や点火時期を細かく制御していますから昔の車のように調整出来る部分は皆無といえるほどメンテナンスフリー化されています。
コスモは70年代の車ですからキャブレターにポイント式点火と、旧式のメカなので取り扱い説明書にもプラグの点検の重要性を謳っています^_^;
ではプラグを外してみます。
2ローター式ロータリーエンジンは4個のプラグが横向きに装着されています、昔のロータリー車はエンジンルームに余裕があるので脱着が簡単でいいですね。
FD3Sで真冬の厳寒期にプラグがカブった時はコスモに比べて手が入りにくいエンジンルームで寒さに凍えながらプラグを交換しました(笑)。
ロータリーエンジンでは上下にプラグが付いており下に付いているのがL(リーディング)側で上に付いているのがT(トレーリング)側となりますが、このL側とT側は点火時期がそれぞれ異なっているので点火コイルもL側用、T側用と2個付いています、まぁその分、電気も消費するわけですが^_^;

これはL側のプラグです、焼け具合は良好です(^^)ロータリーエンジンは構造上、プラグが燃焼室より奥まった位置にしか装着出来ないので着火が難しく、そのために多くの改良が施されてきました。
初期のロータリー用プラグは装着時の電極の向きによって着火性にバラつきがあったので、それを改良するためにこの画像のような電極を突き出したタイプに変更されました。

これはT側のプラグです、これも焼け具合は良好です。
T側のプラグホール(連通孔とよばれます)は気圧差で隣の作動室に燃焼ガスが漏れないようにするためL側と比べて直径がとても小さくなっており、混合気による電極の冷却作用が厳しいのでL側より若干焼け気味になる傾向があるようです。
点火が重要なロータリーエンジンではプラグの焼け具合だけでなく電極の消耗状態のチェックも重要ですね、まぁ定期的に交換していればプラグのトラブルはそうそう起こらないハズです^_^;
たまにこうしてプラグの点検をすると旧車を維持している実感があっていいですね(笑)
Posted at 2011/05/25 23:04:22 | |
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