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2012年06月08日 イイね!

たまには電子制御エンジンをいじってみる・・

たまには電子制御エンジンをいじってみる・・先月に足車をミラから入れ替えました。

ミラは昨年末からキャブレターの調子が悪くなり、先月で車検が切れる事もあり、キャブをOHしてまで乗ろうとは思わなかったので調子を伺いつつダマしながら乗っていました。

春頃からいよいよ調子が悪くなり遂に先月、ミラはお役御免となりました。

RX-7が不動になって急遽足車が必要になり、とりあえず動けば何でもいいと格安で入手したのがミラでした、ワンオーナー車庫保管、入手時の走行距離は3万5千Kmでした。

壊れたらすぐに捨てるつもりでしたが故障もしなかったので車検を取って乗り続けていましたが今回、遂に役目を終える事になりました、結局5年ほど乗ったのかな~ミラ君、お疲れ様でした^_^;

入れ替えた足車は中型クラスの乗用車です、平成の車なので私にとっては最新鋭車ですが世間一般では完全に低年式です・・(笑)

この車は電子制御インジェクションのエンジンなのでキャブレターにポイント点火のミラに比べると大幅な進歩です^_^;

地元の旧車仲間に無償で譲渡してもらった車ですが機関はまだしっかりしているし内外装も年式の割にはとても綺麗です、せっかくの御厚意ですから少し長く乗ろうと思い、色々と点検をしていました。

それで・・最初の画像のチェックランプですが・・これはエンジンの制御システムに異常があると点灯して警告するものですが、ダイアグノーシスという自己診断機能の読み取りが出来るようになっています。

自己診断機能とは制御システムに何らかの異常があった場合、コンピューターがそれを記憶して何の異常があるかを調べる事が出来る機能です。



         エンジンルームの中にこのようなカバーがあります


カバーを開けると複数の端子があります、この端子の中で決められた端子同士を配線等で短絡するとインパネ内のチェックランプが点滅します。

異常の種類によってチェックランプの点滅回数や点滅間隔を変える事で何の異常かを判断出来るようになっています、今回は特に何かを調べるワケではなく、単に点検しただけなのですが異常コードが入っていました^_^;

調べるとO2センサーに関連する異常コードです、この車はO2センサー関連の異常はチェックランプが点灯せず、エンジンの調子も特に悪くはないので普通に乗っていたらまず気が付かなかったと思います^_^;

O2センサーとは何か?


画像中央の配線の付いたモノがO2センサーです^_^;付いている場所はエキゾーストマニホールドです。

O2センサーは排気ガスに含まれる酸素の量を測定してコンピューターに信号を送り空燃比を理論空燃比付近に保つための役割があります。
混合気がリーン(薄い)なら排気ガス中の酸素の量が多くなり、リッチ(濃い)ならその逆になります。

O2センサーは排気ガス中の酸素濃度によって起電力を発生するのですが(といっても1V以下の微小なもの)これを信号としてコンピューターに送り、コンピューターが混合気の濃い薄いを判断して燃料の噴射量を増減し、混合気を理論空燃比付近に保つようになっています(フィードバック制御)

排気ガスの浄化に三元触媒を使用している今の車にはこのフィードバック制御が不可欠です。

三元触媒が実用化される前は酸化触媒が使われていましたが酸化触媒は名前の通り酸化反応しか出来ませんからCOとHCしか浄化出来ませんでした、そして酸化反応には十分な酸素が必要なのでエアポンプで触媒に二次エアを送ってCOとHCを浄化させ、Nox対策はEGRというのが大昔の排気ガス規制の常套手段でした。

三元触媒はNoxから酸素を除去する還元作用と、その除去した酸素をCOとHCに結合させる酸化作用の両方を行う高性能な触媒なのですが、そのためにはCOとHCの発生量が少なくNoxの発生量が多い理論空燃比付近が最も効率良くCO、HC、Noxを浄化出来るのです、そのためにO2センサーによるフィードバック制御は三元触媒に欠かせないのです。

フィードバック制御が正しく行われないと車検に通らないほど排気ガス濃度が高くなる事もあります、当然燃費にも影響します。


O2センサーは300℃以上の高温でなければ起電力を発生しないのでアイドリングのように排気温度が低い時でも正常に機能するようにヒーターが付いています、このヒーターが断線していないか導通を調べてみます。


               ヒーターが断線しています(汗)


用意していた新品センサーと外したセンサーです、ちなみにO2センサーは純正新品だと3~4万円と非常に高価なので今回は安い社外品にしました^_^;


O2センサーを交換するにはこのような専用のソケットが必要になります、配線を逃がすための切込みがあるソケットです。


センサーを交換しました、制御システムのヒューズを抜いて異常コードを消去し、自己診断機能で正常コードが表示されるかを確認して終了です。

私は年齢的にはインジェクション世代ではありますがキャブレター車のほうが何故か安心感があります(^^)
電子制御は私の頭では難しいです(と言ってもキャブも私の頭では難しいですが・・^_^;)

Posted at 2012/06/08 23:07:49 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   04/20 16:59
はじめまして、CD23Cと申します。 子供の頃から車が大好きで現在はコスモAPを所有しております。 車バカな私ですが宜しくお願いします。
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