
国産で、いち早く低公害車として認定されたロータリーのAP車・・四角のマフラーディフューザーとタイコの横には謎のパイプ・・この非常に特徴的な見た目が私は大好きです(笑)
弁当箱と箸入れという面白い表現もありました、初めて見たら「何だコレ?」という感じでしょうね^_^;スタンドで給油した時に「マフラーの横のパイプは何ですか?」と質問された事が何度かありました。
ロータリーAP車はサーマルリアクター内で排気ガスを再燃焼させてCOとHCを浄化しますが、その再燃焼に必要なエアを供給するのがエアポンプでエアポンプからのエアはACV(エアコントロールバルブ)により運転状態に応じてサーマルリアクター内での再燃焼をするのに適正な量のエアを供給し余剰なエアはエアクリーナーに戻し、高回転時はエアの通路を切り替えてサーマルリアクターの冷却室にエアが供給されます、この辺は前回のブログの内容にちょっと被りますね。
マフラー横のパイプはサーマルリアクターを冷却したエアが排出されるパイプなんですが私はサーマルリアクターの排熱パイプと呼んでいます。
エンジンの回転数が4000回転以上になるとACVのエア通路が切り替わってサーマルリアクターの冷却室にエアが供給されてサーマルリアクターを冷却したエアが排熱パイプから排出されるわけですが私は勘違いをしていて4000回転以下ではサーマルリアクターの冷却室にはエアが供給されず排熱パイプからはエアが出ないと思っていましたが4000回転以下でもACVからはサーマルリアクターの冷却室にエアが供給されているので排熱パイプからは2000回転程度から徐々にエアが吐出され、4000回転以上で大量にエアが吐出されるのが正常です、前回のブログでACVの事を書いたので改めて勉強していて勘違いに気が付きました、過去のブログでこの勘違いに気付かずに書いた箇所(覚えている範囲で)には訂正文を入れました、まだまだREAPSの勉強をしないといけませんね私は・・(汗)
この排熱パイプも含めてコスモの排気系は二次エアのパイプの取りまわしが非常に複雑です、先月に白コスモの車検で陸事に行った時の事・・事前に点検しているので検査は心配していませんでした、お盆の時期だったので検査ラインは空いていて検査官と世間話をしながら余裕で?検査に臨みました。
サイドスリップ、スピードメーター、ブレーキ等・・全て一発OKで下廻りの検査へ・・と、検査官がやたらにじっくりと下廻りを見ています、いくら自信があってもこれだけ執拗に見られると「何かダメだったのか」とちょっと心配になってきます。
でも無事に合格しました、検査官に「何か怪しい部分でも?」と聞いてみると、排気系が変った取りまわしで何がどうなっているんだろうと不思議で見ていたのだそうで・・^_^;確かに得体の知れない?パイプが変なとこから出ていたりしますから検査官が分からないのも当然ですね。
この排熱パイプ・・子供の頃にコスモAPを見た記憶の中で四角いマフラーエンドは非常に印象的で良く覚えていましたが排熱パイプは全く記憶になく、大人になってコスモAPと再会した時は「このパイプは何だろう?」と不思議でした。
見た目の好みは分かれるかも知れませんが私は四角いマフラーと排熱パイプの組み合わせの謎めいた感じとメカニカルな?見た目が大好きです(笑)
Posted at 2018/09/29 00:47:16 | |
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