
このタイトル、何かと言いますと車に使用されているパーツにスポットを当てて、そのパーツが初めて採用された国産車を探るというもので、まぁ・・私の気まぐれというか思いつきというか・・^_^;
で・・どんなパーツにスポットを当てるか・・まぁ普通ならDOHCエンジンが初めて搭載されのは?とか初めて4輪ディスクブレーキを採用したのは?といったメジャーなところにスポットを当てるものなのでしょうけれど・・ヘソ曲がりな私が今回スポットを当てたパーツは・・パンタグラフ式のボンネットヒンジです( ̄∀ ̄)
なんだそれ?となるのは当然ですね(爆)以前にもブログに書いた事があるんですが私はパンタグラフ式のボンネットヒンジが大好きなのです(笑)キッカケは・・昭和56年に私の家の車がそれまでの48年式20系カローラから新車の60系マークⅡに替わったんですがそのマークⅡのボンネットを開けた時、軽く開いてしかも手を離した位置で保持される・・ステーを立てる必要がなくとても感激(大げさかな)したものでした。
パンタグラフ式のマークⅡのボンネットヒンジのメカニカルな見た目が私的にとてもカッコ良くてすっかり気に入ってしまいしました、車の性能には全く関係ないんですけどね(笑)
トップ画像は5代目80系クラウンのエンジンルームなんですが昔の高級車はこのようにパンタグラフ式のヒンジを採用していたのである意味高級車の証のような感じがしたものでした、それにしてもこのエンジンルームの眺めがいいですねぇ~樹脂製の部品がなく金属製の部品ばかりのメカニカルな見た目に鉄製の丸いエアクリーナーケース・・いかにも車のエンジンという感じがします、今の車のエンジンは樹脂カバーで覆われてエンジン本体が見えないですからね・・。
この4M型2600cc6気筒エンジンは当時のクラウンやマークⅡの最上級グレードに搭載されたエンジンなんですが、このエンジンのエアクリーナーケースのデザインがいいですねぇ~ロータリー車のブルーのエアクリーナーケースも大好きですが4Mエンジンのエアクリーナーケースもいいなぁ(爆)私は丸型エアクリーナーケースフェチでして・・変態だと思われそうなのでそろそろ本題に入ります。
パンタグラフ式ヒンジはアメリカ車では1950年代に既に採用されていて歴史が長いですが国産車ではどうでしょうか。

昭和37年に発売された2代目40系クラウンです。

パンタグラフ式ヒンジが採用されています、さすが高級車ですね。

同じく昭和37年に発売されたプリンスグロリアです。

こちらもパンラグラフ式のヒンジを採用していますね。

まだあります、いすずのベレルです、ベレルも昭和37年の発売ですね。

パンタグラフ式ヒンジですね、ベレルは同じ昭和37年発売のクラウンやグロリアより数ヶ月早い発売なので一番乗りはベレル?

ちなみに、いすずのヒルマンミンクスもパンタグラフ式のヒンジですが今回は純国産車での採用例を調べるのが目的でヒルマンは元は外車なのでカウントしない事にします。
さて、ベレルがパンタグラフ式のヒンジ装備の最初の発売車だったのでしょうか・・。

いやいや、まだありましたね~昭和34年発売の初代プリンスグロリアです(画像は後期4灯式の昭和37年型)

パンタグラフ式ヒンジですね!

さすがにこれが最古かと思いきや・・まだあるんです!昭和32年発売の初代プリンススカイラインです。

パンタグラフ式ヒンジです、素晴らしい!昭和32年ですからね~その当時の国産車でアメリカ車並の作りですね!ところで初代グロリアは初代スカイラインのシャシーやボディーを共用しているので初代グロリアも当然パンタグラフ式ヒンジになるというわけですね。
さすがにこれ以前の国産車ではパンタグラフ式ヒンジは見当たりません、プリンスは凄いですね、パンタグラフ式ヒンジだけではなくリヤサスペンションにドディオンアクスルを採用するなど凝ったメカニズムでした。
というわけで国産車でパンタグラフ式ヒンジを最初に採用したのは昭和32年の初代スカイラインでした(多分)。

ところで最近の車は歩行者を跳ね上げた時にボンネット後端が持ち上がって歩行者がボンネットにぶつかる時の衝撃を吸収するようにボンネットヒンジがボンネットをポップアップさせるようになっている車もあります、パンタグラフ式ヒンジの初採用から60年以上・・ヒンジも進化しているんですね!
Posted at 2019/11/06 22:26:55 | |
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