
昨日降ろした赤コスモのエンジンですが今日は補機類の取り外しを行いました、キャブやインマニはエンジンを降ろす際になるべく邪魔なものがない方がいいと思い(一人で作業してますので)外しておこうと降ろす前に外しておいたので補機類を外すといってもサーマルリアクター、トルクグライド、ウォーターポンプくらいです。
トップ画像は「燃える湯タンポ」サーマルリアクターです、結構重たいですね(^^;)非常に高温になるので高い耐久性が求められますから肉厚でガッシリした作りです。

クラッチを外します。

果たして状態は・・。

ディスクは全然大丈夫です、これならまだ十分に再使用出来ますが部品は持っているし、外したついでなのでケチらず交換するべきかな、もちろんまだ使えるので交換しても保管しておきますが。

クラッチカバーを裏返してプレッシャープレートの状態を確認。

こちらも全然大丈夫です。

次にトルクグライドを外します、サービスホールのフタを外してレンチを入れ固定ボルトを外します。

こちらはクラッチが付いている側です、内部に流体継手のカップリングがあってエンジン側と機械的に接続されていないため手で回すと簡単にクルクル回ります、これがMTなのに機械的にロックするPポジションが付いている理由です。

トルクグライドを外すのは初めてなのでケースを慎重に手前に引くと思いのほかスンナリと外れました。

なるほど、このスプライン部分が単にカップリングに挿さっているだけなんですね、ATのトルクコンバーターと同じですね。

こちらがエンジンオイルで動力を伝達する流体継手のカップリングですね。

このカップリングの中心が・・。

エキセントリックシャフトの穴に挿さります、この穴からエンジンオイルがカップリングに供給されるんですね。
トルクグライドのカップリングはATのトルクコンバーターと同じで中心は単に挿さっているだけなので、取り付けボルトを外したらカップリングごと引き抜けばトルクグライドASSYでゴッソリ外れるんですね、私は初めてだったので要領が分からずケースだけを引いたのでカップリングが残って、スプラインが抜けた穴からオイルが流れて床を汚してしまいました(^^;)

トルクグライドが外れたらこちらの鉄板を外せば・・。

カウンターウエイトと固定ロックナットが出現します。

ウォーターポンプも外して・・。

補機類が全て外れてエンジン単体になりました。

ここから先は分解に専用工具が必要なので、それを用意するまで作業は一旦ストップしてエンジンを保管しておきます(^-^)
Posted at 2020/05/05 23:13:25 | |
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