
先日の初乗りでタコメーターの指針が踊るという不具合が出た白コスモ・・原因を探ってみました。
エンジンを始動させてみると、やはりタコメーターの指針が時々踊ります・・。
タコメーターの不調となればメーター本体の不具合を考えがち・・私もメーターを中古に交換するか分解して点検するか・・メーター外すのメンドクサイな~なんて思っていましたが・・。
先日の初乗りの時、極軽微ですがエンジン回転の上昇時にちょっと引っ掛かりを感じた事を思い出しました。
息つきをする程ではなく(息つきするくらいなら完全に不調ですが)エンジンの調子が悪いわけでもないので気のせいかな?と思える程度のものでしたが、これがちょっと気になりました。
コスモのタコメーターは電気式ですが、点火コイルに流れる1次電流をデスビ内のポイントで断続される事で生じる電気のパルスをカウントする事で作動するもので昔の一般的な方式です。
もしポイント接点の荒れやギャップの大きな狂い等、点火系1次回路に問題があれば電気パルスにも乱れが出るのでタコメーターの誤作動の原因になります、タコメーターは点火系が正常に作動する事が前提での設計ですから点火系の異常がタコメーター不調となって現われる可能性もあります。
軽微とはいえエンジン回転の引っ掛かりがあったという事は、もしかすると点火系に原因があるのかも?確信はありませんがメーターを外す前に先に点火系を点検してみる事にしました。

ポイント関係を重点的にチェックしてみます、点火時期やドエルアングル・・昨年ポイントを新品に交換した際に調整していますから特に異常はありません、次にデスビキャップを外した状態でエンジンを始動してみます。

画像はエンジンを止めていますが、この状態でエンジンを始動させてみるとT側のポイント接点間が激しくスパークしています、暗がりで点検しているので一目瞭然でした、T側ポイント接点を見るとL側のポイント接点と比べて明らかに焼けていました、コスモのタコメーターの点火信号パルスはT側コイルから取り出しています、もしかするとこれが原因で点火信号パルスに乱れが出てタコメーターが不調になる可能性もあるのかも?
いずれにせよT側ポイントの接点間があんなにスパークするのはおかしい・・これはコンデンサーが劣化している可能性が大です。
ただ新品の手持ちがありません、そこで予備の中古のデスビに付いているものと交換しました、新品ではありませんが見た目はこっちの方が綺麗だから大丈夫だろう(笑)新品を持っていない以上は仕方ない・・^_^;
コンデンサーはデスビに付いているのですがデスビのすぐ横にオルタネーターがあるので交換するにはオルタネーターが邪魔です、オルタネーターを外してもいいんですがデスビを抜くほうが楽なので?私はデスビを抜いて交換しました、ただ、デスビは不用意に抜くと大変な事になります、経験がある方は分かると思いますが装着時に位置を間違えるとエンジンが始動しなくなったり絶不調になったり・・エライ事になりますね(笑)
それで・・コンデンサーを交換してエンジンを始動してみます、今度は激しくスパークする事もなく正常になりました、点火時期やドエルアングルも再チェック、もちろんエンジンの調子も良好です。
ところでエンジンを点検していると何やらクーラントの匂いがしました、お!これは漏れている個所を突き止めるチャンス!匂いを辿ると漏れている個所はすぐに分かりました、初乗りの時に簡単にエンジンルームを点検したんですが、その時はクーラントの匂いもしなかったので分からなかったんですが初乗りで300km走ったので?少しずつ漏れ出してきたようです、まぁ場所が分かって良かった(笑)

ラジエターのアッパーホースからでした^_^;簡単な場所で良かった・・ところでこのアッパーホース、以前にヒーターコアを交換した時にクーラントを抜いたついでに交換したので新品なんですが、挿し込み部分と言うより何かホース自体から滲んでいるように見えるんですがどうなんでしょうね?

エンジンを始動してタコメーターの動きをチェックしてみます、症状は出なくなりました、一応30分近く車内にこもって軽く空吹かしをしたりアイドリングをしたりと、色々やりながらタコメーターとニラメッコをしていましたが症状は出ませんでした、走行テストをしてみたかったんですが雨が降っていたので次回に・・^_^;
先日の初乗り時はアイドリングでも指針が踊っていましたが今回は全然大丈夫でした、あとは走行テストですね、これで直ってくれるといいんですが・・これでダメならメーター本体を外して点検してみます^_^;
Posted at 2013/04/26 00:19:51 | |
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