
少し遅くなりましたが年が明けて2018年のスタートですね、昨年は青コスモのダッシュ割れから始まるという幸先の良くないスタートでした^_^;9月の広島のイベントも台風で中止になったりと、散々ではありましたが青コスモの気になる箇所を直すいい機会にはなりました。
そして昨年末・・足車マークⅡの整備を行いました、足車なので普段はなかなか整備に時間が取れないのですが昨年の秋頃から加速時にエンジンが失火するようになり、プラグを交換しました。
プラグは前オーナーさんの時に交換していますが私が乗り出してからは一度も交換していませんからプラグの寿命はとうに過ぎている事は分かっていたんですが、失火の症状を確認した頃は丁度広島に行くための準備で大忙しだったのでマークⅡのプラグを交換する時間がなかったのです、結局台風で広島には行けなかったのですが、そのせいか力が抜けてしまいプラグ交換をする気にもなれず・・^_^;それでもプラグ交換のついでだからと、イグニッションコイルは走行距離の少ない(私の車に比べて)中古品を用意してありました、何せ過走行の車なので・・。
足車マークⅡはイグニッションコイルがプラグに直接装着されるんですが6気筒の内の3気筒にイグニッションコイルが付いていてイグニッションコイルに付いているプラグコードで残りの3気筒を点火するというセミダイレクトイグニッションの点火になっています、私のマークⅡは直列6気筒なので具体的にいえば1番と6番、2番と5番、3番と4番のピストンがそれぞれ同じ動きをします。
つまり1番のピストンが上死点なら6番も上死点、2番が上死点なら5番も上死点、3番が上死点なら4番も上死点という事です、すると1番が圧縮上死点なら6番は排気上死点(オーバーラップ)となり、1番が排気上死点なら6番が圧縮上死点となります、2番と5番、3番と4番も同じです。
プラグに火が飛ぶのは圧縮上死点ですが、このエンジンは先述のように3気筒分がイグニッションコイルの直接点火で残りの3気筒分を点火コイルに付いているプラグコードで点火しています、実際には6番、4番、2番のプラグにイグニッションコイルがそれぞれ直接付いていて、6番コイルのプラグコードが1番、4番コイルのプラグコードが3番、2番コイルのプラグコードが5番に付いています。
イグニッショインコイルでプラグに点火されるとコイルからプラグコードが繋がっている気筒も点火されるので例えば1番が圧縮上死点で点火されると排気上死点の6番も点火される事になります、なのでこのエンジンは圧縮上死点と排気上死点の2回プラグが点火するわけですね、なのでプラグの消耗も早くなるのですが全然交換していなかった点は反省ですね。

そして年末の30日が仕事納めだったので帰宅してからプラグの交換を始めました、足車マークⅡはプラグを交換するにはスロットルボディやインテークマニホールドといった吸気系を外さなければなりません、難しい作業ではありませんがプラグを交換するだけで吸気系を外すのはちょっとメンドくさい・・しかも屋外で気温は氷点下・・^_^;吸気系を外し、タイミングベルトのカバーの上部を外すとイグニッションコイルとプラグコードがあり、これらを外してようやくプラグと対面です。
早速プラグを外しにかかります、レンチをかけて緩めると・・ギギッ!ギギッ!と乾いた音・・全然プラグを交換していませんでしたから固い!まぁそれでも順番に外していって5番目のプラグ・・これが全然緩まない!こりゃ参ったな~無理してヘッドをダメにしたら大変です、どうしてもダメなら無理に外すのは諦めますが、これ以上やったらプラグが折れるんじゃないかという位まで思い切って力を入れるとカキン!と、ほんの僅かですが動きました!あとは潤滑剤をかけながら少しずつ締めたり緩めたりを繰り返します、それでも固くて、なかなか外れませんでしたが悪戦苦闘の末に無事にプラグを外す事が出来ました、ふぅ~。

外したプラグを見てビックリ!中心電極が磨耗して無くなっています(汗)これでもエンジンは一発で始動していましたし、加速時以外は失火もなく普通に動いていました、よくこれで火が飛んでいたものです、普段の手入れの悪さですね、恥ずかしい限りです・・。

ちなみに、これが新品の状態。
新品プラグを付け、用意しておいた中古イグニッションコイルに交換し、外した吸気系を組み付けてセルを回すと・・エンジンがかからない!(爆)何度セルを回しても一瞬初爆はあるものの全くかかる気配がない・・プラグを交換しただけで何で?でもかからない以上、もう一度バラすしかありません(泣)夜で気温も下がってきたので作業は翌日に持ち越しです。
そして翌日の大晦日、再びバラしてプラグを外してみると・・2番と5番のプラグが点火した形跡がありません、これは交換した中古イグニッションコイルの2番のコイルが不良ですね、2番のコイルが点火しなければプラグコードが繋がっている5番も点火しませんから・・元のコイルに戻すとエンジンは無事に始動しました、余計な手間が掛かってしまいましたが、まぁ良しとしましょう。

不良だったイグニッションコイル・・私の車よりは距離の少ない解体車から外したものですが所詮は中古品ですから仕方ないですね、外した車も、もしかするとこのせいで不調になって廃車になったのかも?
ところで最近、ネットサーフィンをしていてワサビクラシックスなるサイトを見付けました、どうもロシアの車屋さん??のようなんですが古い日本車をレストアして販売しているようです。
それでマツダの古いロータリー車をコレクションしているようなんですが、その割りに3台のロータリー車を売りに出しています。
それはRX-2(カペラ4ドアセダン)とSA22CのRX-7、そしてRX-5!

ただ、文面を読むとこの車はアメリカから輸出されたとあります、RX-5は欧州の輸出名で、アメリカは輸出仕様でもコスモの名で販売されていたのでアメリカだったらRX-5ではなくコスモでは?

画像を拡大してみると・・ちょっと分かりにくいですがフロントフェンダーのエンブレムはRX-5ではなくCosmoに見えるような気がするんですが・・ま、それはともかく見た感じではなかなかコンディションは良さそうですね、10年以上前に再塗装されていると書いてあります、錆はないとの事、ほほぅ~。
価格がユーロになっていますが調べると日本円で何と約299万円!いいお値段しますね~^_^;国内でもコスモAPの価格は随分と上がりましたが海外でも・・う~ん。

カッコイイですね(^^)アルメックスのアルミも似合ってます。

ライトベゼルがメッキ?

エアクリーナーの蓋のホースが2本なのと吸気ダクトの形状からすると日本でいうところの外部エアベント式キャブレターになった1977年の排ガスシステムREAPS-5Eのエアクリーナーケースですね、でも年式は1976年となっている・・ただ、国内仕様で1976年式でもREAPS-5Eの外部エアベント式キャブレターのコスモもありますし・・でも輸出仕様でこの外部エアベント式キャブレターの2本ホースのエアクリーナーケースって見た事ないな~ちょっと不思議な感じ・・^_^;

この車屋さん?は自社でレストアもやるみたいで、コスモのレストアもしています、ところでここでもRX-5となっていますが、このコスモはカナダからの輸出と書いてあります、カナダもコスモの名で販売されてるんですが・・しかもこれはフロントフェンダーにはっきりとCosmoのエンブレムが確認出来ます^_^;

でもレストアは本格的です、クォーターパネルまで外して錆処理をしてますね。

何と!スペアタイヤハウスのパネルまでしっかりと製作しています、しかもリブの形状も正確に再現してる・・レストアは結構な腕前のようですね(^^)
昨日は青コスモのエンジン始動をしました、今年の初始動ですね、エンジンの調子も良く今年は幸先が良さそうです(笑)昨年の丁度今頃に青コスモのダッシュが割れたんですが1年経って改めて割れた箇所を見ると、ほんの僅かですが亀裂の隙間が開いてますね、それとダッシュの上面に少しウネリがあるのを発見しました、きっと収縮しているんですね^_^;
とまぁ色々と書きましたが皆様、今年もどうぞ宜しくお願い致します、最後に今年初のエンジン始動の動画を貼っておきます。
Posted at 2018/01/07 01:41:06 | |
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