
3月も下旬になり、雪も大分溶けてきてようやく春が近くなったと思ったら雪が降ってまた冬に逆戻り・・まぁこの時期の雪はすぐに溶けますが、いい加減雪はもう見たくないですね^_^;
さて今回は赤コスモのオイルレベル警告灯を移設しました、どういう事かといいますと・・。
コスモのメーターにはOILという表記の赤い警告灯があります、一般的にはエンジンの油圧の警告灯でコスモも例外ではありません、ただしそれは排気ガス浄化システムがREAPS-5までのコスモです。
昭和52年3月に排気ガス浄化システムがREAPS-5Eに変更になったコスモからは従来のエンジンの油圧警告灯はエンジンオイルの量、つまりオイルレベルの警告灯に変更されました、これはエンジンオイルの量を点検せずに乗り続けてエンジンを焼き付かせる海外のユーザーへの対策のようです。
確かにエンジンオイルが入っていれば本来は焼き付く事はない筈ですが油圧の警告灯がないというのは個人的にちょっと心許ないんですよね・・^_^;
REAPS-5のコスモはインパネのメーター下部の四角い3個の警告灯の右側がメクラになっているんですが昭和52年7月からのREAPS-5Eのコスモはメクラの部分に冷却水の量を警告するクーラントレベル警告灯が装着されました、でも私の赤コスモは初年度登録が昭和52年5月なのでREAPS-5Eなのにクーラントレベル警告灯が付いていません。
そこでオイルレベル警告灯をメクラのところに移設して今までのオイルレベル警告灯を一般的な油圧警告灯にしようと思い立ちました、こうすればエンジンオイルの量と油圧の両方の警告灯が備わるので安心度が高まります、もちろん警告灯に頼るわけではなく普段の点検はちゃんとしますけどね^_^;

では作業に入ります、これはオイルレベル警告灯の基本回路です。

ダイオードを外してますが実はこのダイオードは外さなくても警告灯の作動には関係ありません、ただ配線の接続を変更するので下の図のようにダイオードを新たに装着する必要はありますが元のダイオードはそのままでも問題はありません。
ただ元のダイオードがそのままだと万が一オイルプレッシャースイッチの故障で電球が切れていないのに油圧警告灯が点灯しない状態になった場合でもエンジン始動前IGキーON時のランプテストモードでは油圧警告灯が点灯するためオイルプレッシャースイッチが故障していても分からないので肝心のエンジン運転時に油圧が低下した場合に警告灯が点灯せず、せっかくの警告灯の意味がなくなってしまいます、元のダイオードを外してあればこういう場合にランプテストモードで油圧警告灯が点灯しませんから警告灯の異常を発見出来ます。

最終的にこのように配線します、REAPS-5Eは従来付いていたオイルプレッシャースイッチの穴にメクラ栓がしてあるのでそれを外してオイルプレッシャースイッチを取付けてこの図のように配線をする事で今までのオイルレベル警告灯が油圧警告灯になります。

表示部分は白コスモと青コスモの新設警告灯を作成した時と同じ方法で作成しました、光る部分のプラスチックの土台はメクラ部分はオレンジ色のものが入っていて、白コスモと青コスモの時は中古メーターの排気温度警告表示の赤いプラスチックの土台を使いましたが、もう赤の手持ちはないので今回はオレンジ色でいきます。
では作動テストです、IGキーONで警告灯が点灯しエンジンが始動すると消灯します、そして油圧警告灯のオイルプレッシャースイッチとオイルレベル警告灯のセンサーに繋がる配線をそれぞれアースさせると警告灯が点灯しました、バッチリ正常に作動します(^_^)
Posted at 2019/03/24 23:53:11 | |
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