
昔の火サスその2とは・・随分前ですが2012年に昔の火サスというタイトルで昭和57年放送の火曜サスペンス劇場に登場したコスモAPの事を書きました、今回はそれとは別の昭和58年放送の火曜サスペンス劇場に登場したコスモAPについて、その2として書いてみます、コスモAPオーナーさんかコスモAPヲタク(私の事・・ですね)しか分からない内容だと思うので恐縮ですが・・。
以前に書いた「昔の火サス」は昭和57年放送作品で赤いコスモAPが登場しましたが今回も赤いコスモAPが登場します。
かつてコスモAPが登場したドラマで自分が当時見たものは全て覚えているつもりですが、もちろんコスモAPが登場する全てのドラマを見ているわけではないので私が知らないコスモAP登場作品も当然あるわけでして、今回の作品は初めて見るものでしたので興味深く観察しました。
ドラマの紹介ブログではないのでドラマの詳細には触れずにコスモAPを中心に書いていきます。

劇中では主役の十朱幸代さんの愛車という設定になっています、女性に赤いコスモは良く似合います(^o^)

ちなみにグレードはスーパーカスタムですね、外観を見るとリミテッドではない事はすぐに分ります。

ニット生地のシートが見えます、スーパーカスタムとカスタムに採用されているシートです、ウッドのステアリングとウッドのメーターパネルはカスタムには採用されていないのでグレードはスーパーカスタムだとすぐに分ります。

コスモのオーナーであれば「コスモの時計だ!」とすぐに分りますね(^-^)

年式を特定してみます、車幅灯のレンズが白色なので昭和52年7月以前と分かります、それ以降のコスモはレンズがアンバー色になります。

更に観察すると・・画像が悪くて恐縮ですがナンバー灯が2個付いています、昭和52年3月以前のコスモはナンバー灯が2個ですがそれ以降はナンバー灯が1個になります、なのでこのコスモは昭和52年3月以前の車両だと思われます、コスモは昭和51年式が最も販売台数が多いので、このコスモもまぁ昭和51年式あたりではないかと・・。

純正のスチールホイールにリングの組み合わせがいいですね~。

これまた画像が悪くて恐縮ですがよく見るとドアの下端に後付けのモール?のようなものが付いています、そしてフロントフェンダーの下部は塗装が浮いているように見えます、もしかすると腐食があるのかも知れませんね、ドア下端も錆のボロ隠しでモールを付けているとか?ところでこのコスモ、右のフェンダーにもコスモのエンブレムを付けてますね(国内仕様のコスモAPは左フェンダーだけコスモのエンブレムが付いてます)

あとはロータリーかレシプロか・・これがハッキリ特定出来ないんですよね、ロータリーAP車のマフラー出口は長方形ですが、これはサーマルリアクターの酸化反応で高温になった排気ガスの温度を下げるディフューザーで、外観でロータリー車を見分ける特徴的なポイントでもあります。
ところが昭和52年3月以前のコスモAPのレシプロエンジン(VC型1800cc)もCEAPS-2というサーマルリアクター式の排気ガス対策をしているのでやはりロータリー車のようにマフラー出口に長方形のディフューザーが付いています、近くで見ればロータリー車のディフューザーより小さいので分かりますが、この画像だと特定出来ません、でも多分この感じだとロータリーかな~とも思うんですが・・。

ドラマのラストシーン・・十朱幸代さんの夫の愛人役の石田えりさんが十朱幸代さんを轢き殺そうとコスモに乗り込み・・。

ホイールスピンしながら・・

突進するコスモ!しかし十朱幸代さんをかばった夫を跳ね飛ばしてしまい・・。

勢い余ったコスモは・・。

崖からダイブ!

大破してしまいました(T_T)コスモが破壊されてしまうのは何とも悲しいですが、しっかりと見届けてコスモに関する資料の一つとして記憶に留めておく事が、破壊されたコスモのせめてもの供養になるかと・・。
それにしてもコスモが出てくるドラマって大抵はコスモが破壊されるんですよね・・。
Posted at 2020/02/18 23:18:57 | |
トラックバック(0) | 日記