何シテルでもチラっとお見せしました、ひっさびさに艦船模型、ほんっとうにひっさびさの空母です。
前回はいつだよ!と検索してみると、2021年12月19日の
HMSイラストリアスでした。約2年半ぶり?
今やアズールレーンはとっくに引退してますが。というか、艦船ゲーム自体もうほとんどやってません。というのも、ゲームやるより艦船模型作る方が楽しいので。
でもって、今回は何を作ったのかというと、大東亜戦争を戦った大日本帝国海軍空母の中で数少ない生き残りである、
空母 隼鷹(じゅんよう)
(戦艦少女Rより 軽空母隼鷹)
です。戦艦少女Rでは積極的に使い、艦隊これくしょんではほとんど使わなかった艦です。単に艦隊これくしょんでのキャラ付けが気に入らなかったため。どうしてこうなった?
戦艦少女Rでは、元々日本郵船の貨客船
橿原丸(かしはらまる)として建造されたため、郵便屋さんっぽい容姿となっています。
艦隊これくしょん、戦艦少女Rなど、艦船ゲームではカテゴリ上は「軽空母」ですが、史実では「正規空母」です。
そもそも、
「その程度の改装で俺をだませるとでも思ったのか」
隼鷹「はじめから、分かっていたのか!」
「当たり前だ、お前のような軽空母がいるか!」
全長219m、公試排水量27500t、搭載艦載機数53機と、同じく軽空母にカテゴライズされる瑞鳳(30機)の倍近くの艦載機搭載数
空母飛龍より大きい排水量(それどころか
USSエンタープライズの竣工時よりも大きい)のどこが軽空母なのか、でっかいババアならぬでっかい軽空母ですよwww
大東亜戦争では、アリューシャン方面作戦をはじめ、数多くの戦火を潜り抜けて生き残りましたが、レイテ沖海戦後佐世保に帰投中、米潜水艦隊の群狼雷撃の餌食になり、13本撃たれたうちの3本を被雷して損傷するも致命傷に至らず、8本は外れてもう1本は僚艦の
駆逐艦槇(こちらも以前制作しているので興味があればどうぞ)が隼鷹を庇って被雷したことで轟沈を免れました。
流石にこれで槇が沈没となれば後味が悪いですが、槇も致命傷は免れて隼鷹共々ちゃんと終戦を迎えました。
終戦後の隼鷹は損傷も大きかったためか、商船に戻されることなく解体され、本来の生まれてきた目的を果たせず生涯を閉じました。ま、人生ってのも案外こういうもんかもしれませんね。
今回は、フジミの1/700の帝国海軍シリーズ、フルハルモデルです。
艦首側から
帝国海軍軽空母(注:書類上は全て正規空母です)の中では飛鷹との2隻だけしかない立派な島型艦橋を備え、その大きさ、堂々とした佇まいからどう見ても正規空母です。軽空母とは?
艦尾側から
識別文字は「じゅ」ですが、そもそも「じ」が頭文字の空母って他にいましたっけ?
艦載機は付属のもので前から2機ずつ、艦上攻撃機 天山、艦上爆撃機 彗星、零式艦上戦闘機五二型、零式艦上戦闘機二一型です。
右舷側から
貨客船がベースのためか、空母としては乾舷が高く、軍艦としては幅広く安定感のあるルックスです。凌波性や居住性に至っては
翔鶴などより優れていたそうです。
比較のため、飛龍の改良型である、雲竜型空母 葛城と並べてみました。
手前が葛城、奥が隼鷹。
葛城より少々短い以外、どう見てもただの空母です。軽空母を名乗っていい大きさではありませんwww
運が良かったというより、この史実を鑑みても、みんな今こうして生きているってのは、実は誰かが自分を生かせてくれているってことを自覚し感謝しなきゃいけないってことです。
プライドを持って生きよう、だが驕るな!です。
Posted at 2024/04/14 10:46:04 | |
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