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2021年01月31日 イイね!

You Never Give Your Money

You Never Give Your MoneyCOVID-19第三波がなければ、現在東京で開催中のダブル・ファンタージー展をポンギまで勇んで行くところなんだが、来月まで会期延長したといっても流石になあ・・

その鬱憤を晴らすべく?図書館で表題の本を借りて先週読んでいたんよ。
ちょうど、読んでいる最中にフィル・スペクターの訃報があったりしてね。

偶然にも前回紹介した『アメトラ』と同じ翻訳者の方で、TRAD好きって年代的にビートルズも好きな方が多いので、この訳者もそういう系譜の方なのだろうか。

邦題は『ザ・ビートルズ解散の真実』となってるが、原題の”You Never Give Your Money”が示す通り、メンバーとアップル・コア社のお金と訴訟にまつわる話を中心にまとめられている。


件のジョン&ヨーコの展示会も、昨年はジョンの没後40年ということで開催された訳だが、本来であれば昨年秋に公開予定だった『The Beatles: Get Back』も
ようやく今年の8月に公開!(監督はピーター・ジャクソン)

Get Backセッションの未公開映像などを編集した本作であるが、先行公開された特別映像にはフィル・スペクターも、本著のもう一人の主役であるアラン・クレインも映ってるね。


本の話に戻すと、解散に至る経緯はこれまでに語られてきたことが大半で目新しい真相みたいなものはなかった。むしろ解散後から2000年代初頭までメンバー四人の軌跡を時系列かつ並列でまとめられているので、どちらかというと断片的に聞き齧ってきた情報を補完してくれる意味では参考にはなったかな。

オノ・ヨーコに対する記述は根底に人種差別的な偏見を感じたりもするが、60年代であれば第二次大戦で日本軍が英国人捕虜に対して行ったことを考えるとある意味当時の一般的な英国人の心情を映していたのかな?

この”Abbey Road”の9曲目に収められているポールの曲はTRAD SUNNY後期型のCMにも使われとったね。

アルバムのジャケットに偶然映っていたTYPE1ビートルは世界一有名なビートルとしてサザビーズのオークションで高額落札されたし、車のナンバー(今だったら考えられない)”281F”が当時流布していたポール死亡説の根拠の一つとして挙げられたり。

本書で初めて知ったのだが、98年にVWがビートルズブランドのビートルを造ろうとして業務提携をアップルに持ち掛けたり、過去には”ホワイト・アルバム”カーを画策してたりとかで、車好きとしてはもし出ていたらどんな車になっていたか非常に興味をそそるところ。

企業絡みでいえば、一番有名なのはAppleコンピューターとの3度に亘る訴訟で、本書でもこの辺の経緯は詳細に記されている。

最終的には和解して、2010年にiTunesで配信が始まった際にオンエアされたTV CMはとってもクールだったよね。
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で、本書を読んでいたら無性にジョージの”My Sweet Lord”が聞きたくなったんで(本を読めば分かる)You Tubeのリンク動画を貼ろうと思ったんだけど、こっちの方が今の気分だったので別の曲をば。




えー、おそらく次もビートルズネタ
Posted at 2021/01/31 09:58:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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