年末年始も自宅に帰らず、この三連休も部屋に籠ってまんがな。
正月に帰省しなかったのはコロナもあるが、基本寒いの嫌いやねん。
寒いとコタツから出たくないねん。
この連休期間も図書館で借りた本でひたすら読書していたんだけど、表題の本はワシが定期的に訪問しているファッションブログサイトにて絶賛されていたので以前から興味あったんよね。
著者のデーヴィッド・マークス氏は本書でも度々登場するIVYルックの源流であるハーバード大から慶應の大学院卒のライターで、ユニクロのモデルにも登用された生粋のアイビー・リーガーなんだわ。
国民服と学生服程度しか存在しなかった戦後の日本で、メンズモードの黎明期を克明に記し、高度成長期~バブル期を経て失われた20年(最早30年か)、そして今やグローバル企業となったユニクロに至るまでのメンズモードの変遷を年代順に10章で綴った本なんだけど、いやあファッショニスタには必読の本ですよこれ!
日本でメンズファッションの概念を導入したグル石津謙介氏の生い立ちから、パダワンくろすとしゆき氏や穂積和夫氏達とメンクラがいかにこの国にIVYとアメトラ文化を根付かせていったのか、ピンク・ドラゴンの創業者である山崎眞行氏の50thファッションが所謂”ヤンキー”ファッションへと変遷していく過程とか、80年代初頭のDCブランドブームや重松理氏や栗野宏文氏のセレクトショップ系のお話や、藤原ヒロシとNIGOの裏原ストリート系とか350頁以上に亘って詳細に語られている重厚な書籍なのである。
ワシも第5章や7章で取り上げている流行をリアルタイムで追っかけ、まさにポパイやHot-Dog PRESSやCheckmateやメンクラに踊らせれていた輩さ~(Boat Houseの正ちゃん帽も被ってましたわ^^;)
因みに”街アイ”には一度も掲載されなかったが、Checkmateには載ったのが唯一の俺の自慢?!
昨年はCOVID-19で青春時代の憧れであったブルックス・ブラザーズが本国で破綻したり、90年代にビジネスで協業したJ.Crewとレナウンが共に倒産したりとアパレル企業は従来以上に厳しい経営環境に晒されとるけど、やっぱりワシはラギッドなアメトラが好きやねん!
※Pコートもスタジャンもワシの私物
因みに高校~大学生の時に愛用していたBassのペニー・ローファーが超気になる今日この頃。
Posted at 2021/01/11 19:20:56 | |
トラックバック(0) | 日記