儚い恋と知りつつも

それはとても儚い恋かもしれない

そうと知りつつも空に向かって
できる限りの
思いつく限りの
言葉と語彙を尽くして
少しでも近付こうと努力した




君を笑わせたくて
笑った顔を見たくて
その顔を見て一緒に笑いたくて

泣いていたら
同じように泣くだろう

その悲しみが半分になりますように



何気ない１日かもしれない
離れている1日はとても長く辛いものだ

何気ない繰り返しの１日でも
気が付けば何年も過ぎている

過ぎた時間は心の片隅へ追いやられ
埃を被って色褪せていくのだろう

だから

いつかまた
その埃を被った色褪せたアルバムを
2人で手に取り笑いあいたくて
今を積み重ねていく



時間が止まればいいのにと何度も思った
あの頃からどれだけの時が過ぎたのだろう

そして
どれだけの言葉をかけてきたのだろう

二人で語り合おう
あの頃のように

手を繋ぎ
目を見つめ合おう

空に向かって
放っていた言葉は長い長い時間をかけて
ゆっくりと落ちてきた

儚い恋だったのかもしれない

でもこれからも愛していくよ
僕は泣かないよ

最期に君は笑っていたから


空に向かって
できる限りの言葉と語彙を使って
君に届けようと思った



届いてますか？