ソラノムコウのブログ一覧

う～ん、素晴らしい…。

テナ『どうしたんですか？神妙な顔をして』

おお！テナさん！丁度いい所に！

テナ『？』

実はだね、君の写真集を出そうと思ってるんだよ。

テナ『え？私のですか？誰が買うんですか？』

もちろん私だが？

テナ『え？』

え？

いや、あのね、なかなか君は露出がないじゃないか？YouTubeでもニコニコ動画でもほぼ出てないし、Twitterなんて私ばっかりあげてる始末。
もちろん隠れファンはいると思うんだ。

テナ『私はテトのサポートなのでテトを全面に押し出せばもっと売れますよ。私はただのバックダンサーみたいなものですし』

いやいや、今は裏方にスポットライトを浴びせる風潮があるじゃない？

テナ『そうですか？』

そうだよ！君はすっごく可愛いし世間に認知されてないだけなんだよ。

テナ『う～んてんでも私だけの写真集だなんて少し恥ずかしいかな』

大丈夫大丈夫！元々売れ行きなんて期待してないし個人的に私が欲しいだけだから。

テナ『でもそれだと結構お金がかかるんじゃないですか？』

正式な書籍化ではなく同人誌だからといって程でもないよ。それに刷るのは10冊程度だし。

テナ『10冊！？コストかかりますよ！？』

大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫！！低コスパなフォトブックでも作れるから。任せておいてよ！



こういうプライベートな写真も掲載しますよっと。

重音テナ写真集は鋭意製作中です！！

発売は来年…いや再来年…えっと…2年後…さ、3年後かな！？

ざっと降った雨は一気に世界を水で包んだ
君は子供のようにはしゃぎ水溜まりを飛び跳ねた

無邪気な笑顔が僕は好きだ

仄かに熱を帯びたアスファルトが雨の雫を吸うと
幾多の染みが広がり鏡のように空を映し出す

『夏も終わりだね』

そう呟いた君は少し哀しそうで
儚く消えてしまいそうな虹のようだ



『手…繋ごっか』

差し出された手を繋ぐとその瞬間に僕らは永遠になった

この瞬間は二度と訪れない


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もう最近お気に入りの重音テナ01を使ったフォトジェミックです。
もう本当に可愛くてPCを起動するのが楽しみになってます。

全体的な雰囲気はよく出来たかなぁって思います。

ちなみにフォトジェミックとは言ったものの背景は存在してません…。

～前回からのあらすじ～

蓬莱島へ向かう途中に過去の思い出に浸る私。
その記憶の中で蘇った居酒屋の女将との関係。
その全容を思い出すために島へ近付いていた。

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『おい』

　テトの声に我に返る。
　ほんの僅かな間だったが遠い過去の記憶が鮮明に蘇っていたのだ。


　ただ、女将の顔だけは思い出せなかった。

「昔のことを思い出していたよ」

テト『頼むからきちんと前を見て運転してほしいな。頼むぞ本当に！』

　市街地を抜け出し山間部へ差し掛かる。確かにここは通った覚えがある。

「この道はいつか来た道だね」
　私がそう呟くとテトは私の顔を覗き込む。

テト『この旅は君のルーツを辿る旅だ。君が今まで生きてきて忘れてきたものを取り戻すんだお』

「忘れてきたもの？」

テト『ああ、人って大切なことから忘れていくんだお。それはとても残念なようだけど便利なものなんだ』

「どういうことだい？」

テト『大切にしていればいるほど記憶の奥底にしまってしまうんだ。その代わりふとした事でいつでも引き出しから出せるんだ。無くさないように。それは時に重荷にならないようにでもあるんだ』

　そうだ。
　大切な想いであれば忘却の彼方へと追いやられるのだ。
　どんな大切なものでもずっと抱え込んでいたら重荷になってしまう。新しいことを受け入れなくなってしまう。
　そうしたら人は前に進めなくなるのだ。

テト『君が完全に記憶から失われたと思っていたものはきっとそこに行けば必ずあるお！』

　蓬莱島へ近付けば近付くほど記憶が徐々に鮮明になっていく。もう少しだ！


テト『あった！あれだお！？』
　テトが指差した先に蓬莱島が見えた。その姿を見た時…落ちそうで落ちなかった雫が落ちて鏡のように張り詰めた静かな水面を叩くような音が聞こえた気がした。
　それと同時に波紋のように記憶の波が広がり胸の中一杯に広がった。

　港に車を駐車場し、蓬莱島へと続く岸壁に降り立った。

テト『今から遠い昔にここに来たんだろ？誰かと…』


「ああ…来たよ」
　私は笑っていたかもしれない、それとも泣いていたかもしれない。とにかく今の自分がどんな顔をしているかわからないぐらいに心が打ち震えた。


テト『行こう！あの島へ！』
　テトが意気揚々と歩き出す。このシチュエーションはあの頃と同じだった。


テト『左右で波が違うんだな！面白いな！』
　そう、この景色に感動したんだよ。そして、あの人はこう言ったんだ。


『諦めちゃダメよ。もっと自分から行動していろんな所に行かなきゃ』


「女将さん…いや…」
　何度も胸の中の壁を叩いていた。それが不意に扉が開いて飛び出した。
　その言葉はとても愛おしいと思った。その言葉を呟いただけで幸せな気持ちになれたんだ。

「そうだね…有子さん」
　それは女将の名前だった。

うむ…そうか…やはり気になるよなぁ…。


テナ『どうしたんですか？』

おお！テナさん！ちょうどいい所に！

テナ『？？』

実はだね、君がすごく可愛いと好評なんだよ！

テナ『それは光栄です。テトは気まぐれだから写真撮影に気が乗らない時がありますからね』

そうなんだよ。「ボクはUTAUだぞ！なんでグラビアさつえいまでしなきゃならないんだ！」って怒る時あるよ。

テナ『ふふ、テトは昔から外見気にし過ぎてる時あるから…変にUTAUとしての使命感も強かったり』

そうだね。でね、我があぴスタジオはそれなりにユーザーの声を聞いていこうと思ってるんだ。

テナ『はぁ』

つまりだね、君はとてつもなく可愛い。ミクに匹敵するくらい可愛いんだよね。

テナ『少し褒めすぎですね。ミクさんに並ぶだなんて…原点回帰してニードルテールに戻してるんですよ』

うむうむ。でね、ユーザーの声とはね…君のスカートの中を見たいと…

テナ『え…？それ…ダメな案件じゃないでしょうか？』

う、うん。わかってはいるんだよ。もしこの事がテトさんにバレたら恐らくはフルボッコで済まないと思うのだ。

テナ『…別にいいですよ。見せても』

マ！？マジで！？
すごくびっくりなんだけど！！

テナ『でも少し恥ずかしいです』

いや、でもその恥じらいの表情がとてもいいよ！！
なんかすごくえっちぃなぁ！！

どれ！早速拝見…ん！？



テナ『激しいダンス対策でスパッツ穿いてます』

ダハァ！そういう事か！！

テナ『ご期待に添えられず申し訳ありません…』

まぁ、でもすごくよかったよ！とてつもなくよかったよ！！

テト『そうだな！もう思い残すことは無いだろう？』

我が生涯に一片の悔い無し!!って…おわっ！？



なんと恐ろしいお顔…！

テト『君ってやつは！！』

サタデーナイトに走るテトさん。
車種は『アグレシオン 』です。

なんと！これ！高校生が作った車なんですよ！
凄いですね！！

ちなみにこのテトさんはいつも使用しているハイブリッドモデルのxx3ではなく01を使いました。髪飾りをテナ01に合わせた感じです。猫ピンもオシャレかな！！