今年夏、親父殿が胆管癌で余命1年の宣告を受けた。
手術するにも可能か不可能かは一旦開腹し目視で癌の浸潤具合で判断するというものだった。
事前の検査では肝臓4分の3、膵臓半分、胆管全部、浸潤具合によっては十二指腸まで切除するという。
そしてこの手術をするかしないかは家族で話し合って決めてくれという。
医師も手術した方が良いとは言わなかった。
というのも手術が大成功したとしても寝たきりになる可能性が大きかったからだ。
いや、ほぼ寝たきりになるという。
そして手術中に亡くなる可能性も高い。
年齢を考慮すると危険が伴うものだった。
東北大学病院でも過去に1例しかなかった大手術らしい…。
なんでよりによってそんな病気に…放っておけば1年の命。手術しても寝たきり…究極の選択だった。
あれから数ヶ月…。
親父殿は手術に成功し、今は以前と変わらずピンピンとしてる。
手術は胆管全部と肝臓半分だけで済んだ。
これは奇跡と言える。
その奇跡の一端となったのが群馬県みなかみ町にある『釈迦の霊泉』という温泉。
実は手術をする3週間前に連れて行ったのだ。
なんでもそこは万病を癒す奇跡の湯らしくて末期癌患者も訪れる非常に怪しい温泉である。
温泉で癌が治ったら日本全国からがん患者が訪れるだろう!?と私も眉唾だったのだ。
そこは温泉に入りながら温泉水を飲泉することによって効果があるらしい。

温泉旅館というよりは診療所といった雰囲気だ。
手前の看板には温泉の効能が書かれているが末期癌だのいろいろな癌だの薬事法に抵触するのでは?と思うような気もしないでもない。
ここは宗教団体が運営してることもあり、怪しさ満点だ。
はっきり言って癌というどうしようもない病気にかからなかったら一生来ないかもしれない…。
てっきり勧誘でもされるかと思いきやそんな事は全然なく、むしろ手厚い接客で癒された。

旅館というよりは下宿のような雰囲気…昭和やん!

温泉は温い不感の湯となっている。何時間でも入っていられるような温度。
そして入った瞬間に不思議な肌触りと感じた。
なんだろう?
やたら浮力がある。腕が勝手に浮き上がっていくのだ。
おやおや?何の変哲もない湯のような気がするが不思議なものだ。

温泉水はこの蛇口から出る。
てっきり御神水というから龍の口からチョロチョロとありがたく出てるのかと思いきや、蛇口をひねるとジャーっ!と出た。
それをペットボトルに入れて温泉に浸かりながら飲むのだが、とても美味しい水でスルスルと入っていく。
30分くらいで3リッターくらい飲んだ。
ビールでもこんなに飲めんぞ?
糖尿病などにも効果があるようなのでガブガブ飲んだ。
するとその夜!尋常ではない尿意で何度も起きた。
とにかく出しても出しても三十分もすると尿意が止まらない。
明らかに飲んだ量よりも出てるのだが?
帰りには温泉水10リッターを3箱を買い、手術までの間親父殿にせっせっと飲んでもらった。
1日2リッターだ。
そして手術を迎えたのだが奇跡は起きていた。
当初は肝臓3分の2、膵臓半分、胆管全部、十二指腸少しとなるはずだったが肝臓半分、胆管全部で済んで膵臓は丸々残った。
膵臓まで浸潤していた癌が剥がれていたのだ。肝臓にも広がっていたのも縮小していた。
全てが温泉水のおかげ…とも、断言できないが確かに癌が縮小していたのだ。
むむ…これは…!効果があったのか!?
水の成分としてはアルカリ性でメタケイ酸を含み、微量のゲルマニウムは確認されている。
体の半分以上は水でできている。つまり体に取り入れる水を入れ替えれば体の不調が良くなるというわけか?
当初眉唾だった私も温泉水の効果に驚いた。
だが群馬県みなかみ町という宮城県から410キロも離れている。
そこで活躍したのがスイフトRS。
ほぼ高速道路を走ったのだが燃費が驚異的だった。
平均26.2km!!
ハイブリッド並みやん!!
10年前の車なのにこの燃費とは!!
これミッションがCVTだったらもっと伸びるのか…
スイフト…恐ろしい子ッッッ!!
Posted at 2024/12/30 20:43:30 | |
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なんでもない普通の日常 | 日記