トミカ 1/73スケール　日産NV400 EV救急車

7月5日に購入したトミカの中から、今回は日産NV400 EV救急車を御覧に入れます。


このNV400 EV救急車は、元々はヨーロッパ諸国を中心発売されている日本未発売のルートバンNV400をベースに、日産車体の子会社であるオートワークス京都がEV救急車として架装し東京消防庁池袋署に納入したという生い立ちの車輌で、何でも救急車としては世界で1台だけなのだそうです。

オペルやルノーにも兄弟車を持つNV400、日本では他に横浜市の特殊架装メーカーであるトノックスが輸入販売した、4気筒2300ディーゼルターボエンジンに6速マニュアルミッションを組み合わせたバンが実在するとの事です。
実車は全長5550×全幅2070×全高2480mm・ホイールベース3682mmというディメンションで、全幅だけならマイクロバス又は2トンワイドのトラック並かやや上回るかという堂々たる体躯になります。

私も流石に画像でしか見た事のない車種でございますが、室内は徹底的に商用々途に特化された内容で、インパネは日本の商用車以上にビジネスライクなデザインという印象でした。

NV400 EV救急車のトミカがラインナップに加わったのは2021年5月15日で、スバルWRX S4 STI Sport #と同時に発売されました。
私は発売より1ヶ月半以上が経過してから漸く購入したという有様です。












救急車というトミカでは人気の高い
「働く車シリーズ」
の1つでありながら、ギミックは最近のトミカらしく例に拠ってサスペンションのみであり、ドア開閉の類いは一切ございません。
スタイリングの整合上の都合もあったからと思われますが、嘗て開閉式バックドア又は観音扉の救急車トミカが存在した事を知っている者としては、些か物足りない印象です。

室内は取り敢えず再現したから納得せいという処でしょうか、ディスプレイモデルとして割り切るならどうにかという仕上がりですが、私はディスプレイに特化するという事でしたら、京商などの1/43スケールモデルから探します。

久し振りのドア開閉ギミック（バックドア）を持つトミカである、トヨタライズがいよいよ7月17日に発売されますので、そちらに期待するとしましょう。