発売されてから32年以上が過ぎ、最終年式でも初年度登録から24年に達するサンバーKV/KS系でございます。
2010年代に入り乗用々途にも使えるバンのトライ/ディアス系が相次いで海外へ輸出されましたが、最近ではトラックなど商用系についても海外への輸出が相次ぎ、疲弊した個体も輸出される事が増えている状況ですので、益々日本では見掛ける機会が減少しました。
今回も例に拠って拾い物の動画ではございますが、各々海外へ渡ったサンバーKV系の動画を御紹介して参ります。
何れも型式はV-KV4で、トライ/ディアス系の4WD車です。
先ずはカリフォルニアへ渡った1991年式のディアスで、無過給エンジンのパートタイム4WDでマニュアル車、動画が公開されたのは2022年4月です。
シート地とドアトリム各々が標準と異なりますので、貼り直しでなければ厳密には特別仕様車のディアス+Sになりますでしょうか、+Sは1990年9月頃にスーパーチャージャー車のディアスⅡ+Sと共に追加され、専用カタログ(二つ折りか三つ折りだったと記憶)も存在しましたが、残念ながら手元に当該カタログが無い為、詳細は分かりません。
空調操作パネルの仕様と、グローブボックスの下にアンダートレイが装着されている事から、1990年2月から1991年8月迄発売されたA型に該当します。
リヤには何故かスーパーデラックスさわやか(商用グレードのエアコン付特別仕様車、後にカタロググレードに昇格)のグレードを示すステッカーが貼り付けられており、前後バンパーもB型以降(フロントは左右エアスルー廃止、リヤはプレスが1本→2本)のが装着されております。
検査標章の様式から、日本を離れたのは遅くとも2016年以前のようです。
前所有者の時代にカスタマイズされたのか否かは不明ですが、フロント側がリヤより目に見えて高くなっているのが気になります。
先述しましたリヤのステッカーがグレード通りでない事と、サスペンションを除けば全体的に程度は中よりやや上という処でしょうか。
*アップロードして頂きました方へ、有難うございます。
次はニューヨークへ渡ったC型のディアスⅡで、スーパーチャージャー付エンジンのフルタイム4WDでECVT車、動画が公開されたのは2022年6月です。
外観と室内共々、年式相応に疲弊した状態です。
塗装は全般に草臥れており、スライドドアのECVT諸々を含めたステッカー類も最終段階となっているのが判ります。
検査標章は令和3年(2021年)10月を指しており、此方も車検切れから差程の時間を置かずに日本を離れたと思われます。
室内はリヤシートが丸々外され2人乗りにされておりますが、前所有者に拠るものでしょうか。特に荷室のフロアカーペットの状態からして、長らく積載用途に使用され続けて来たのが窺えます。
経年劣化しやすいサンサンルーフ用天井は、現在兄が所有しているトライXVの修繕前と同等で、サンサンルーフも恐らくは開閉しないと思われます。
元々はフロント回転対座シート(オプション)装着車だったのを、助手席が他車種のヘッドレスト一体型モケット地シートに取り替えられておりますが、運転席が経年劣化し助手席と入れ替えたように見えます。
前所有者の手に拠るものと思われますが詳細は分かりません。
エンジン自体は元気そうで、走行も問題なさそうです。
サンバーの使用々途からして年式相応という処ですので、シート関係以外はどうにか割り切れる状態ではございますが、動画撮影の仕方が全般に雑で、あちこちではなくもう少し要所要所を写して欲しい事と(観ていて酔い気味になりました)せめて年式を明記して欲しい事が私からの注文です。
※くれぐれも安全運転にてお願いします。
*アップロードして頂きました方へ、有難うございます。
Posted at 2022/06/24 11:56:45 | |
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