私の手元にあるトミカの中から、今回はトヨタプリウスαを御覧に入れます。
2009年5月に発売されたプリウス3代目モデルを母体に、ハイブリッド専用ステーションワゴンとして2011年5月に発売されたプリウスαは、母体となったプリウスが2015年12月に4代目へ移行した後も、改良を重ねながら現在も販売されている長寿モデルです。
トミカとして発売されたのは2012年2月でした。
プリウス3代目モデルも2009年12月から2016年5月迄ラインナップされており、トミカでも両車を揃える事が出来ましたが、プリウス3代目モデルが1/60スケールだったのに対し、プリウスαは1/71スケールとかなり小振りなサイズにて発売されました。
このプリウスαのトミカは、2011年10月に発売されたトヨタヴィッツ3代目モデル(2013年12月廃番)辺りから2014年2月にトミカの価格が改定(360円から450円へ値上げ)される迄の間に立て続けに発売された、従来より目に見えて小振りになったトミカの1台です。
此等の小振りになったトミカは、ファンからは現在も
「縮みトミカ」
と揶揄されており、縮みトミカの最高峰として現在でも伝説になっているトヨタアベンシス(1/75スケール、2012年4月に発売されるも僅か7ヶ月の短命にて廃番)と共に、今回のプリウスαも発売されるやファンから大々的に酷評されました。
プリウスαのトミカも、発売から約2年9ヶ月後の2014年11月には廃番となりましたが、歴代トミカで2番目の短命にて廃番となったアベンシスと比べましたら、そこそこ奮闘したと言えるかも知れません。
私が購入したのは2014年1月頃だったでしょうか、正確な日にちは失念しました。
プリウス3代目モデルと一緒に購入した事は間違いなく、開封するや大いにガッカリさせられた事だけは覚えております。
製造国はベトナムです。
ギミックはサスペンションのみでドア開閉の類は一切なし、小振りになったサイズと併せ此処迄でもトミカファンを落胆させるに十分過ぎるのですが、前後にてトヨタのエンブレムが再現されているのみでヘッドランプやテールランプも色差しすらされておらず(車体色がレッドだった初回版は各々色差しされていた)このクオリティの低さも酷評された一因となっております。
下回りにつきましては現在のトミカよりも再現度が高く、これだけが救いでしょうか。
他所のブログでも、縮みトミカの小振りさを示す為に標準的な大きさのトミカと並べた画像を公開している方が多々おられますが、私からも、同じように並べてみた画像を以下に掲げて参ります。
プリウス3代目モデルと並べてみれば、その縮み具合が判ります。
ただプリウス3代目モデルのトミカも、何故かオフロード車みたいな地上高でバランスが悪かったのですが。
トヨタカローラツーリングと並べた画像。
現行のカローラも3ナンバーとなりましたが、其でも実際はプリウスαの方が一回り大きいです。
ホンダN-BOX2代目モデルや
スズキジムニーJB64Wと並べてみても、やはり違和感が増すばかり…
最後は
トヨタジャパンタクシーと。
ファンを大いに落胆させた縮みトミカでしたが、2014年2月に価格が改定されてからはスケールも是正され、クオリティもだいぶ向上して来ました。
しかし、ドア開閉の類が一切なしというトミカは、寧ろ縮みだった頃よりも増えたような気がします。

Posted at 2020/07/16 01:38:57 | |
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